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SaaS の調査:Salesforce などの大手から、スタートアップによる業務アプリへと、マーケットの趨勢が変化している

Posted in .Selected, IBM, Microsoft, On Monday, Research, SaaS, Salesforce by agilecat.cloud on August 22, 2016
SaaS: Vertical-Specific Software is Largest SaaS Segment
By Dick Weisinger – August 15th, 2016
http://formtek.com/blog/saas-vertical-specific-software-is-largest-saas-segment/
_ formtek
Global Software as a Service market is expected to reach $55 billion by 2026 from $12 billion in 2016, according to a report by Better Buys. Currently about two-thirds of small and medium businesses have started to use SaaS services and that is expected to grow to 78 percent over the next three years.
 
グローバルにおける SaaS マーケットは、2016年の $12 billion から、2026年の $55 billion へ成長すると、Better Buys が予想している。また、現時点において、中小企業の約 2/3 が SaaSサービスを利用し始めているが、この領域は今後の 3年間で 78% で成長していくと予想される。
 
SaaS MarketFrom SaaS report
by Better Buys.
 
Small companies are particularly attracted to SaaS options that are very specific to their industry, rather than broader ‘platform’ offerings from vendors like Salesforce.  Vertical-specific software is now the largest segment of the SaaS market.
 
それらの中小企業は、たとえば Salesforce などのベンダーが提供する、広範におよぶプラットフォーム・プロダクツよりも、自身の業界に特化した SaaS の選択肢に惹かれている。つまり、SaaS マーッケトにおける最大のセグメントは、それらの業務用ソフトウェアに、つまり、バーチカル市場になっている。
 
Stacia Mullaney of Better Buys, said that “SaaS solutions offer significant benefits over on-premise products including cost, accessibility and scalability. SaaS contracts are frequently month-to-month so customers aren’t locked into long-term deals. This means vendors must continually deliver value to minimise flight risk.  The surge in startups has taken a large volume of market share from major competitors like Adobe, Cisco, IBM, and even Salesforce.
 
Better Buys の Stacia Mullaney は、「特定分野向け SaaS ソリューションは、コスト/アクセシビリティ/スケーラビリティの面で、オンプレミス製品を超えていく大きなメリットを提供している。また、SaaS に関する契約は月ごとに更新されるので、長期間の契約にロックインされることもない。つまり、ベンダーたちは、リスクを最小限に抑えた運用上の価値を、ベンダーたちは継続して提供していく必要がある。そして、Adobe/Cisco/IBM/Salesforce といった大手のプレイヤーたちから、急増するスタートアップたちが大きなシェアを奪い取っているのだ」と述べている
 
New SaaS offerings and startups are rising at a rate of more than 1,400 over the last five years among various sectors. Larger organisations like Salesforce will need to learn to pivot and execute faster to keep up. Companies are beginning to look for software that answers needs more specific to an industry rather than utilizing enterprise level SaaS that offer a more ‘platform’ approach, like Salesforce. With this shift, SaaS companies are seeing interesting changes in the marketplace.”
 
そして、彼は、「SaaS スタートアップが特定分野に提供するソリューションでは、この 5年間で 1,400 社以上も増えている。Salesforce のような大手は、この動きを学習し、素早く追いついてくために、学習する必要があるだろう。ユーザー企業が必要とするのは、自身の業界に特化したソフトウェアであり、Salesforce などが提供する、エンタープライズ向けのプラットフォームというアプローチではないのだ。このような移行に伴い、SaaS マーケットでは、とても興味深い変化が生じている」と説明している。
 
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On Mondayこの 6月にポストした、「SaaS 市場のシェア: IBM > SF > MS > OR > SAP で、全体の 40% を稼ぎだす!」という抄訳との対比が興味深いです。ただ、そちらの記事でも、Others の占める割合が 60% となっているので、やはり、特定の業務分野における SaaS スタートアップの勢いはスゴイのでしょう。IaaS と PaaS に代表される、クラウド・プラットフォームにおけるシェア争いが一段落し、これからは SaaS マーケットの動向に注目が集まりそうです。でも、こうした SaaS スタートアップが頼りにするのは、それらのプラットフォームであり、その意味でもクラウドの時代が本格化しているのです。_AC Stamp
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サイバー攻撃の 60% にインサイダーが絡んでいる: IBM のデータを1枚のチャートで!

Posted in IBM, Research, Security by agilecat.cloud on July 15, 2016
Most Cyber Attacks Are An Inside Job
Martin Armstrong – Jun 9, 2016
https://www.statista.com/chart/4994/most-cyber-attacks-are-an-inside-job/
 
_ Statista
 
Cyber attacks are a constant threat to businesses around the world with vast sums of money being spent to protect against them. The image of some nefarious character plotting in his or her bedroom is one most of us have when thinking about hackers and cyber criminals. While in 2015, 40 percent of attacks stemmed from ‘outsiders’, a surprising 60 percent were actually perpetrated by company insiders.
 
サイバー攻撃は、世界中の企業に対して継続的な脅威をもたらし、また、防御においては巨額の対価を費やさせている。また、ハッカーやサイバー犯罪者について考えるなら、人々の寝室に忍びこむような極悪非道な存在に、すべての人々が付きまとわれていることになる。そして、2015年においては、攻撃の 40% が部外者により引き起こされているが、残りの 60% はインサイダーにより引き起こされているという、驚くべき調査結果が明らかになった。
 
most_cyber_attacks_are_an_inside_jobClick to Large >>>
 
This chart shows the type of people that committed cyber attacks in 2015.
 
IBM, who produced the figures based on information from over 8,000 of their clients devices, revealed that although 15.5 percent of such ‘attacks’ were caused inadvertently, 44.5 percent were deemed to have been malicious.
 
IBM が、同社における 8,000 台以上のクライアント・デバイスを調査し、そこから統計値を算出した。そこで明らかになったのは、インサーダー攻撃と疑われる中の、15.5% は不注意に起因するものであり、44.5% は悪意を伴うものであったという事実だ。
 
An insider is defined as anyone who has physical or remote access to a company’s assets. IBM note that although this would often be an employee, it can also mean business partners or maintenance contractors – people you trust enough to grant system access to. Insiders not only have this access, they may also be aware of your weaknesses and thus exploit them more effectively than an outside agent might be able to.
 
ここで言うインサイダーの定義とは、同社のアセットに対して、物理的なアクセスもしくは、リモートによるアクセスが可能な人々となる。そして IBM は、その多くが従業員であるが、ビジネス・パートナーやメンテナンス契約者も含まれる点に、注意して欲しいと述べている。つまり、システムへのアクセス権を付与するほどの、十分に信頼されている社外のインサイダーが、このデータには含まれていることなる。こうした、社外のインサイダーたちは、アクセス権を有しているだけではなく、セキュリティ上の弱点も把握していると捉えるべきだ。したがって、社外の悪質な組織よりも、狡猾に振る舞うことが可能だと理解すべきなのだろう。
 
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research_552014年の末にハッカーたちが Sony Pictures に侵入し、大きな騒ぎに発展したことがありましたが、このときは同社内に物資的に忍び込んだことが事件の発端でした。しかし、最初のセキュリティが突破されても、セキュリティの階層を用いていれば、大量の情報流出は防げたと指摘されていたように、その後の対応策にも不備があっようです。本文で紹介されているデータですが、このような貴重なものを公開してくれた IBM に感謝です。そして、社外のインサイダーに注意すべきという、とても有益な情報を提示してくれたことにも感謝ですね。_AC Stamp
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IBM Watson IoT と Cisco Fog が連携: 新たな IoT の形態が生まれるのか?

Posted in .Selected, Cisco, IBM, IoT by agilecat.cloud on June 15, 2016
IBM and Cisco continue their love affair with big partnerships by partnering with each other
Julie Bort – Jun. 2, 2016
http://www.businessinsider.com/ibm-cisco-launch-fog-computing-partnership-2016-6
 
_ Business Insider
 
IBM and Cisco announced a new partnership that will combine IBM Watson’s Internet of Things analysis cloud software with Cisco’s new “fog computing.” The Internet of Things (IoT) is when sensors are installed in all kinds of objects to collect data on them.
 
IBM と Cisco が公表した新しいパートナーシップとは、クラウド上に展開される Watson の IoT 分析と、Fog Computing を連携させるというものだ。言うまでもなく、IoT とはセンサーがインストールされた各種のオブジェクトから、データを集めるものである。
 
IBM WatsonIBM CEO Ginni Rometty
 
Large companies are installing such sensors on equipment which helps them see how much the equipment is working and when it is about to fail. The problem is, in remote areas, all that data being generated by sensors isn’t being collected and analyzed.
 
エンタープライズたちは、センサーなどを機器にインストールし、どれだけの正常に機能しているのか、もしくは、異常を引き起こしているのかを参照しようとする。この種のリモート・アクセスにおける問題点は、センサーにから生成された全データが、収集されない場合もあり、また、分析されない場合もあることだ。
 
That’s what Cisco’s fog computing is all about. It uses the network to grab and analyze data from remote locations.
 
そこが、Cisco の Fog Computing が活躍する場である。そこでは、リモートのデータを収集/分析するための、ネットワークが活用されることになる。
 
Put them together: IBM’s super smart Watson analytics service and Cisco’s ability to grab and analyze sensor data even in far-flung locations, and you get the gist of this partnership.
 
IBM Watson のスマートな分析サービスと、遠隔地のセンサー・データを取得/分析する Cisco の能力を、組み合わせるというパートナーシップであれば、誰もがその意味を理解するだろう。
 
IBM-CiscoClick to Large >>>
 
Here’s a graphic that explains what this new IoT partnership is all about.
 
このインフォグラフィクスは、両社の IoT パートナーシップの全容を示すものである。
 
Their first customer is Bell Canada, who is is partnering with this team to offer IoT services over its 4G network. In other words, a Canadian company that has lots of remote locations in the middle of nowhere can use Bell Canada’s 4G network and IoT services to collect and analyze that data. And the service is powered by the IBM/Cisco partnership.
 
両社の最初の顧客は Bell Canada であり、このチームが提供する IoT サービスを、その 4Gネットワーク上で運用する。言い換えるなら、この Canada 企業は、たくさんのリモート・ロケーションを抱えているだけであり、自身の 4Gネットワークと IoT サービスを活用すれば、データの収集/分析を達成できるのだ。もちろん、それらのサービスは、IBM/Cisco のパートナーシップが提供する。
 
The CEOs of both of these companies have been going full-steam ahead with big, powerful joint product/sales partnerships in recently. Under IBM CEO Ginni Rometty, IBM has launched groundbreaking partnerships with Apple, as well as with Twitter, Tencent, amd others. Cisco also announced a huge partnership with Apple, as well as one one of its old big rivals Ericsson.
 
最近の両社の CEO は、製品と販売に関するパワフルで大掛かりな提携を、全力で推し進めている。IBM は CEO である Ginni Rometty の下で、Apple だけではなく Twitter と Tencent とも大掛かりな提携を開始している。Cisco も Apple との提携をアナウンスしているが、昔からのライバルである Ericsson ともパートーナシップを結んでいる。
 
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IoTIBM の IoT ですが、その他のベンダーと比べると、情報が少ないように思えます。というわけで、同社の Web を参照してみたところ、Watson IoT 事業部を、この 3月1日から新設と説明されていました。Watson の API およびサービスを IBM のクラウド上で提供し、コグニティブ IoT のソリューションとサービスの開発を加速させると述べています。数十億にのぼるデバイス、センサー、システムなどが相互に接続し、連携する IoT の世界では、複雑で膨大なデータの理解を実現する、コグニティブ・コンピューティングが不可欠とも発言していますが、なんとなく言いたいことが分かります。その一方では、Cisco のフォグと連携することで、データの収集に関しては、そちらに任せてしまおうという戦略なのでしょう。これからが、楽しみですね。_AC Stamp
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AI の調査: すべてのメジャー・クラウドが、人工知能をプッシュする時代になってきた!

Posted in AI ML, On Monday by agilecat.cloud on June 13, 2016
Machine Learning: Major Push by All Major Tech Companies to Advance Artificial Intelligence
By Dick Weisinger – June 10th, 2016
http://formtek.com/blog/machine-learning-major-push-by-all-major-tech-companies-to-advance-artificial-intelligence/
_ formtek
Machine Learning algorithms are becoming widely used.  Microsoft, Google, IBM and Amazon, for example, have all added machine learning options to their cloud offerings.  Facebook has open-sourced its hardware design. Yahoo has also released an open-source AI tool called CaffeOnSpark. Chinese giant Baidu has also released open-source AI software.
 
機械学習のアルゴリズムが、広く利用されるようになってきた。たとえば、 Microsoft,/Google/IBMAmazonなどは、クラウドとして提供しているサービスに、機械学習のオプションを追加している。Facebook は、AI に関連するハードウェア・デザインをオープンソース化している。Yahoo は、CaffeOnSpark という AI ツールを、オープンソースとしてリリースした。そして、China の Baidu も、オープンソースのAIソフトウェアをリリースしている。
 
Gauguin_1Mark Zuckerburg, Facebook CEO, said that “the biggest thing that we’re focused on with artificial intelligence is building computer services that have better perception than people.  I think it’s possible to get to that point in the next five to 10 years.”   Both Google’s Sundar Pichai’s and Alphabet Chairman Eric Schmidt say that AI will have a major impact of future work with Alphabet/Google.  At the recent Microsoft Build 2016 event, Microsoft’s Satya Nadella said that Microsoft is targeting AI as a major focus for their business.
 
Facebook の CEO である Mark Zuckerburg は、「人工知能において、私たちが最も注目しているのは、人間寄りも優れた知覚能力を持つコンピュータ・サービスを構築していくことである。私は、これから 5年〜10年のうちに、それが達成できると考えている」と述べている。Google の Sundar Pichai と Alphabet の Eric Schmidt は、両社の機能にとって、人工知能が大きな影響を与えることになると述べている。Microsoft の Padella は Build 2016 で、同社のビジネスにおける人工知能が、主要なターゲットになってきたと述べている。
 
In December, 2015, Elon Musk became co-chair of OpenAI, a $1 billion organization that focuses on advancing artificial intelligence that will benefit humanity.
 
2015年12月に Elon Musk は、$1 billion の資金を有する OpenAI の co-chair に就任し、人類に利益をもたらす人工知能を推進していくと述べている。
 
Vinod Iyengar, Director at H2O.ai, said that “in the last five years the cost of storage has come down dramatically, as has the cost of memory. Additionally, anyone can leverage an advanced computing cluster on, say, Amazon Web services, for a few hundred dollars. All of this means that organizations or individuals can take a whole lot of data and produce powerful predictions and insights from the large data sets without facing huge costs.”
 
H2O.ai の Director である Vinod Iyengar は、「この 5年間におけるストレージのコストは、メモリのコストと同じレベルにまで、劇的に低下していきた。Amazon Web Services が提供するサービスを利用する人々は、数百ドルで先進的なコンピューティング・クラスタも活用している。つまり、すべての組織や個人が、膨大なデータの取得/パワフルな予測/洞察の生成を、巨大なコストを費やすことなく、達成できることを意味している」と述べている。
 
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On Mondayクラウドへの集約が進めば、これまでは高価とされてきたテクノロジーも、コモディティ価格で利用できるのですね。 人工知能や機械学習というと、なんらかの先進的なサービスを思い浮かべてしまいますが、これからはセキュリティにおいてもボットが活躍する時代になるのでしょう。 また、IoT を構成するデバイスの、精度や整合性を判断するためにも、機械学習は欠かせないものになるでしょう。そして、それらが、新たなクラウド・ネイティブを構成していく時代になるのだと思えてきます。_AC Stamp
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IoT and Security の調査: ウェアラブル/BYOD のポリシーが、企業のセキュリティ
AI の調査: この 2016年は、ボットの年になるだろう
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SaaS 市場のシェア: IBM > SF > MS > OR > SAP で、全体の 40% を稼ぎだす!

Posted in .Selected, Amazon, Equinix, Google, IBM, Microsoft, Oracle, Research, Salesforce by agilecat.cloud on June 1, 2016
IHS: IBM leads global SaaS cloud service market
Staff writer – May 04, 2016
http://www.telecomasia.net/content/ihs-ibm-leads-global-saas-cloud-service-market
 
_ Telecom-Asia
 
IBM currently leads the SaaS cloud service market, while Amazon leads the global cloud infrastructure market (IaaS, CaaS, PaaS) in 2015, according to a new report by research firm IHS.
 
調査会社である IHS の最新レポートによると、現時点の SaaS クラウド・サービスに関しては、IBM が 19% のシェアでマーケットをリードし、また、クラウド・インフラ・サービス (IaaS/CaaS/PaaS) では、Amazon がリードしている。
 
According to the report, Salesforce ranked the second in the SaaS cloud service market with 8% of market share, while Microsoft and Oracle had 6% and 3%. SAP had just 2% share in the global SaaS cloud service market.
 
このレポートによると、SaaS マーケットにおける二番手は Saleforce であり、そのシェアは 8% となり、その後には Microsoft (6%) と Oracle (3%) が続く。また、SAP に関しては、グローバル SaaS マーケットでみると、わずか 2% のシェアとなる。
 
AWS is the undisputed leader in the cloud infrastructure market with 17% share. Microsoft has 9% and Google has 5% share in the cloud infrastructure market last year, said IHS. Equinix and China Telecom had 4% each.
 
クラウド・インフラ・マーケットで 17% のシェアをほこる AWS は、誰もが認めるリーダーである。そして、二番手と三番手は Microsoft (9%) と Google (5%) であり、そこにEquinox (4%) と China Telecom (4%) が続くと、IHS は述べている。
 
SaaS_IaaSClick to Large >>> 
 
IHS says the infrastructure-as-a-service (IaaS) segment for on-demand servers and storage is maturing, with the big three players – Amazon, Microsoft and Google – possessing the scale and specialized knowledge to make it difficult for smaller players with undifferentiated services to compete.
 
IHS が言うには、オンデマンドでサーバーとストレージを提供する IaaS セグメントは成熟しており、Top-3 を形成する Amazon/Microsoft/Google がスケールと専門知識の面でリードしている。そのため、差別化に苦しむ中小のサービス・プロバイダーは、厳しい戦いを強いられる。
 
However, there is room for innovation in IaaS. Rackspace has expanded its professional services to third-party clouds such as Amazon and Azure.
 
ただし、この IaaS においても、イノベーションの余地はある。たとえば Rackspace は、Amazon や Azure のサードパーティ・クラウドへむけて、そのプロフェッショナル・サービスの展開を拡大している。
 
NTT announced a self-serve OpenStack orchestrated bare metal server service. Internap is expanding its bare metal server service. And CenturyLink announced the availability of its government cloud, which meets specialized compliance requirements.
 
その一方で NTT は、OpenStack ベアメタル・サーバーのための、オーケストレーション・セルフ・サービスを発表した。また、Interap は、ベアメタル・サーバーのサービスを拡大している。さらに Century Link は、特殊なコンプライアンス要件を満たる、政府機関向けのクラウドを提供すると発表している。
 
Colocation or hosting, the earliest form of IaaS, is also growing. Equinix and Level 3 expanded their data center footprints.
 
IaaS の走りとも言える コロケーションとホスティングも、依然として成長している。そして Equinix と Level 3  は、自社のデータセンターのフットプリントを拡大している。
 
Also set to bring more innovation are machine learning and analytics capabilities integrated with enterprise and mobile applications.
 
また、機械学習および分析機能を、エンタープライズやモバイル・アプリと統合するかたちの、さらなるイノベーションへの取り組みも始まっている。
 
Google released a machine learning service for developers, and IBM released three new Watson application programming interfaces (APIs) that provide developers with access to technology for sensing emotional and visual cues that deliver insights on the tone, emotional context and sentiments of voice, text and images.
 
Google は開発者のために機械学習サービスをリリースし、また、IBM は 3種類の Wataon API をリリースしている。後者に関しては、感情的および視覚的な手がかりを検知するテクノロジーへの、開発者からのアクセスを提供し、Voice/Text/Image における、感情的な文脈や言葉遣い、そして色調などに関する洞察を実現していく。
 
CSPs are making steps towards the “meta-cloud.” Google announced new dashboard and orchestration tools that can manage and migrate workloads in its own data centers as well as in Amazon’s and on-premises data centers. In addition, NTT enhanced its enterprise cloud services with the ability to connect to third-party CSP data centers.
 
CSP (Cloud Service Provider) が、メタ・クラウドへと向けた道筋を切り開いていく。Google がアナウンスした、新しいダッシュボードとオーケストレーションのツールにより、ワークロードの管理と移行が容易になる。その移行先としては、同社のデータセンターだけではなく、Amazon や オンプレミスのデータセンターも含まれる。また NTT は、そのエンタープライズ・クラウド・サービスを、サードパーティである CSP のデータセンターと接続する機能で強化している。
 
The off-premises cloud services market – including infrastructure as a service (IaaS), cloud as a service (CaaS), platform as a service (PaaS) and software as a service (SaaS) – reached $93 billion in 2015, growing 54% from 2014.
 
IaaS/CaaS/PssS/SaaS で構成される、オフプレミス・クラウド・サービス・マーケットは、2015年で $93 billion の規模にいたり、前年比での成長率は 54% となっている。
 
SaaS was the number-one off-premises cloud service in 2015, representing nearly half of all off-premises cloud revenue. IaaS was second with 39% of revenue.
 
SaaS は、2015年の No.1 オフプレミス・クラウド・サービスは SasS であり、すべてのオフプレミス・クラウド売上の約 50% を稼ぎ出している。そして、二番手は IaaS の 39% となっている。
 
The off-premises cloud service market is forecast to reach $278 billion worldwide in 2020, with a five-year compound annual growth rate (CAGR) of 25%.
 
オフプレミス・クラウド・サービス市場は、2020年のグローバル売上が $278 billion にいたり、また、5年間の複合年間成長率 (CAGR) は 25% に達すると予測されている。
 
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research_55SaaS のシェアに関する調査というのは、初めて見たような気がします。そして、Salesforce と Office 365 の相対的なポジションは、予想どおりという感じですが、その遥か先を走る IBM の強さには驚きです。以前にポストした、「Salesforce パートナーが懸念する、AWS 上の CRM ソリューションの台頭とは?」抄訳では、Jefferies の調査をベースにした、Salesforce のライバルたちのシェアが示されていました。徐々にではあっても、こうして SaaS の世界が可視化されてくるのは、とても興味深いことです。なお、右側のチャートは、IaaS/CaaS/PaaS の総合となっており、いつもとは異なる顔ぶれになっていますね。_AC Stamp
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SaaS and ECM の調査:クラウドは何も失わず、メリットだけを提供する
SaaS の調査:コラボレーションとモバイルが、その成長を加速させている
 

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Google が抱く、クラウドへの大いなる野望とは?

Posted in Amazon, Google, IBM, Microsoft, Research, Salesforce by agilecat.cloud on May 11, 2016
Google’s Cloud Ambitions
by Felix Richter, Mar 24, 2016
https://www.statista.com/chart/4546/cloud-infrastructure-market-share-2015/
 
_ Statista
 
Google is a company that is used to winning. So many of the company’s products and services are industry-leading (think Search, Android, Maps or Gmail), that you have to think twice to find an industry in which Google is running behind. The cloud industry is one of these exemptions. In the past year, Google’s cloud infrastructure market share amounted to just 4 percent, trailing industry leader Amazon Web Services by a long shot, as our chart, based on Synergy Research data, illustrates.
 
Google は、勝ち慣れている企業である。同社における数多くのプロダクトとサービス(Search/Android/Maps/Gmail など)が、この業界をリードしている。しかし、Google が遅れを取っているセグメントについても、再考する必要があるだろう。つまり、クラウド・ビジネスは、そこから除外される事例なのだ。昨年のクラウド・インフラ市場おいて、Google のシェアはわずか 4% であるが、リーダーである Amazon Web Services を追いかけるという賭けに出ている。そのような状況を、Synergy Research のデータからチャートにしてみた。
 
chart_cloud_infrastructure_market_share_2015_n Click to Large >>> 
This chart shows worldwide cloud infrastructure market share for the Top 5 providers in 2015.
 
John Dinsdale, an analyst at Synergy Research Group, attributed Google’s weak position in the cloud industry at least partly to the company’s insufficient network of data centers. An issue that will now be addressed: By the end of 2017, Google plans to build 12 new data centers around the world to increase the global footprint of its Cloud Platform services, the company announced on Tuesday. After the expansion, Google’s Cloud Platform will be available in 15 regions across the globe – market leader Amazon Web Services covers 12 regions with plans for 5 more.
 
Synergy Research Group の Analyst である John Hinsdale は、以下のように述べている。クラウド・ビジネスにおける Google の弱点には、データセンターのネットワークが不十分だという問題点が、少なくともあるだろう。ただし、この問題への取り組みは、現時点で推進されているとのことだ。Google は 2017年の終わりまでに、新しいデータセンターを世界の 12ヶ所に構築する。それにより、Cloud Platform サービスの足場を固めていくと、同社は火曜日(3/22)に発表している。この拡張が行われると、Google Cloud Platform の利用が、世界の 15リージョンに広がるという。ちなみに、マーケット・リーダーである Amazon Web Services は、世界で 12リージョンをカバーし、さらに 5リージョンを追加するという。
 
Diane Greene, the recently appointed leader of Google’s cloud business, went on record at a press conference yesterday saying that her company is “dead serious” about the cloud business and willing to back up those ambitions with huge investments. According to Greene, Google invested nearly $10 billion of capital expenditures to build its cloud business in the past year alone.
 
つい先日に、Google におけるクラウド・ビジネスのリーダーに任命された Diane Greene は、3月23日のプレス・カンファレンスで、Google はクラウド・ビジネスに対して渾身の力で取り組み、その野望をバックアップするために、莫大な投資を実施していくと、公言している。Google はクラウド・ビジネスを強化するために、昨年だけで $10 billion もの資本を投下したと、Green は述べているのだ。
 
It’ll be interesting to see how the below chart will look a few years from now. A lot of heavyweights have thrown their hat in the ring and no one shows signs of backing away from the billion-dollar feeding frenzy that is the cloud market.
 
いまから数年後には、それにより達成される成果が、上記のようなチャートに反映されるはずだ。これまで、数多くの Google 幹部が参戦を表明しており、この広大な市場から離脱するという兆しを見せていない。それが、莫大な資金を必要とする、クラウドのマーケットなのだ。
 
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google-55aこのところ、Google がクラウド・サービスで攻勢に出ているようです。冒頭に、勝ち慣れている Google と指摘されていますが、たとえばソーシャルでは、そのような結果を出しているとは思えません。もちろん、サービスの方向性が大きく異なりますが、Google+ などの二の舞いにならずに、同社のクラウド・サービスには成長して欲しいと思います。つい先日に、Apple と Spotify が AWS から移行してきましたが、そのような成功事例が増えてくると、勢いもついてくるでしょう。この分野でも頑張って欲しいですね。_AC Stamp
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ヨーロッパにおける Google の占有率: Search/Android/Chrome のシェア!
Android N の N は、Nutella の N : Chrome OS との統合は どうなる?
Alphabet と Google の傘下に収まる、すべての企業を、1枚の相関図にまとめてみた!
Google が OCP に参加した! ハードウェア産業におけるゲーム・チェンジが加速していく!
Google Docs の音声による操作/編集が可能になった! 日本語にも対応しているようだ!
 

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IoT の推進には Fog コンピューティングが不可欠だ: その理由を考えてみよう!

Posted in .Selected, Amazon, Cisco, Dell, Google, IBM, IoT, Microsoft, Oracle, Strategy by agilecat.cloud on May 10, 2016
Is Fog Computing The Next Big Thing In Internet of Things?
Janakiram MSV, Contributor – Apr 18, 2016
http://www.forbes.com/sites/janakirammsv/2016/04/18/is-fog-computing-the-next-big-thing-in-internet-of-things/#6e63e3d71be2
 
_ Forbes
 
One of the reasons why IoT has gained momentum in the recent past is the rise of cloud services. Though the concept of M2M existed for over a decade, organizations never tapped into the rich insights derived from the datasets generated by sensors and devices. Existing infrastructure was just not ready to deal with the massive scale demanded by the connected devices architecture. That’s where cloud becomes an invaluable resource for enterprises.
 
この数年において IoT はが勢いを得ているが、その要因としては、クラウド・サービスの台頭も挙げられる。M2M の概念は 10年以上も前から存在しているが、センサーやデバイスで生成されたデータセットから、リッチな洞察を取り出そうとする企業は存在しなかった。つまり、既存のインフラストラクチャは、コネクテッド・デバイス・アーキテクチャが要求するスケールに、対応するだけの準備を整えていなかったことになる。その一方で、クラウドが、エンタープライズのための貴重なリソースになり始めている。
 
Golden Gate BridgeFlickr
David Yu
 
With abundant storage and ample computing power, cloud became an affordable extension to the enterprise data center. The adoption of cloud resulted in increased usage of Big Data platforms and analytics. Organizations are channelizing every bit of data generated from a variety of sources and devices to the cloud where it is stored, processed, and analyzed for deriving valuable insights. The combination of cloud and Big Data is the key enabler of Internet of Things. IoT is all set to become the killer use case for distributed computing and analytics.
 
潤沢なストレージと充実したコンピューティング・パワーを提供することで、クラウドはエンタープライズのデータセンターを、手頃な価格で置き換える存在となった。そしてクラウドの採用により、Big Data のプラットフォームと分析システムが、とても使いやすいものになった。その結果、エンタープライズは貴重な洞察を導き出すために、さまざまなデバイスから生成された全データをクラウドへ向けて送り出し、そこで保存/処理/分析を行おうとしている。クラウドと Big Data の組み合わせは、IoT を実現するための重要な存在である。つまり IoT は、分散と分析のためのコンピューティングの、キラー・ユースケースになる準備を整えているのだ。
 
Cloud service providers such as Amazon, Google, IBM, Microsoft, Salesforce, and Oracle are offering managed IoT platforms that deliver the entire IoT stack as a service. Customers can on-board devices, ingest data, define data processing pipelines that analyze streams in real-time, and derive insights from the sensor data. Cloud-based IoT platforms are examples of verticalized PaaS offerings, which are designed for a specific use case.
 
Amazon, Google, IBM, Microsoft, Salesforce, and Oracle などのクラウド・サービス・プロバイダーたちは、IoT Stack as a Service を提供するための、マネージド IoT プラットフォームを提供している。顧客たちは、それらのサービスにデバイスを組入れ、データの取得と処理のためのパイプラインを定義し、センサー・データから洞察を得るための、リアルタイムなストリーム分析を実現していく。つまり、クラウド・ベースの IoT プラットフォームは、特定のユースケースのためにデザインされた、垂直型 PaaS の一例となる。
 
While cloud is a perfect match for the Internet of Things, not every IoT scenario can take advantage of it. Industrial IoT solutions demand low-latency ingestion and immediate processing of data. Organizations cannot afford the delay caused by the roundtrip between the devices layer and cloud-based IoT platforms. The solution demands instant processing of data streams with quick turnaround.
 
クラウドは IoT と完璧にマッチするが、すべての IoT シナリオが、必ずしも活用できるものではない。産業用の IoT ソリューションが要求するのは、低レイテンシによるデータの取得と、データの即時的な処理となる。そして、この種のソリューションでは、デバイスのレイヤと、クラウド・ベース IoT プラットフォームの間で生じる、ラウンドトリップによる遅延が許されない。つまり、迅速に機能するデータストリームの、即時的なプロセスが要求されるのだ。
 
For example, it may be too late before the IoT cloud shuts down an LPG refilling machine after detecting an unusual combination of pressure and temperature thresholds. Instead, the anomaly should be detected locally within milliseconds followed by an immediate action trigged by a rule. The other scenario that demands local processing is healthcare. Given the sensitivity of data, healthcare companies don’t want to stream critical data points generated by life-saving systems. That data needs to be processed locally not only for faster turnaround but also for anonymizing personally identifiable patient data.
 
たとえば、LP ガスのシステムにおいて、圧力と温度のしきい値に異変を検知した後に、IoT クラウドが再充填マシンをシャットダウンするのでは、遅いのだ。その代わりに、ローカルにおいてミリ秒内で異変が検出され、何らかのルールが迅速にアクションを起こす仕組みが必要になる。こうしたローカル処理が要求される、もう一方のシナリオはヘルスケアである。ヘルスケア企業におけるデータの機密性を考えると、救命システムから生成された重要なデータを、ストリーミングするという選択はあり得ない。それらのデータは、ローカルで処理される必要があるが、その理由としては、ラウンドトリップの排除だけではなく、患者を特定できるデータの匿名化というニーズもあるだろう。
 
Fog_Cloud
Source: Cisco
 
The demand for distributing the IoT workloads between the local data center and cloud has resulted in an architectural pattern called Fog computing. Large enterprises dealing with industrial automation will have to deploy infrastructure within the data center that’s specifically designed for IoT. This infrastructure is a cluster of compute, storage, and networking resources delivering sufficient horsepower to deal with the IoT data locally. The cluster that lives on the edge is called the Fog layer. Fog computing mimics cloud capabilities within the edge location, while still taking advantage of the cloud for heavy lifting. Fog computing is to IoT what hybrid cloud is to enterprise IT. Both the architectures deliver best of both worlds.
 
ローカル・データセンターとクラウドの間に IoT ワークロードを分配するという要求から、Fog コンピューティングと呼ばれるアーキテクチャ・パターンが生まれた。産業用のオートメーションを取り扱う大企業は、IoT のために特化されたデータセンター内に、自身のインフラストラクチャを展開する必要がある。このようなインフラストラクチャは、コンピューティング/ストレージ/ネットワークで構成されるリソースのクラスタであり、IoT データをローカルで処理するだけの、充分なパワーを必要とする。このような、エッジに展開されるクラスタを、Fog レイヤと呼ぶ。このエッジ・ロケーションにおいて、クラウドの機能を模倣する Fog コンピューティングが、重労働にも耐えうるクラウドという、新しいメリットを生み出す。つまり、Fog コンピューティングと IoT の関係は、Hybrid クラウドとエンタープライズ IT の関係に近いものとなる。いずれのアーキテクチャも、それぞれの世界に長所をもたらす。
 
Fog_Computing_Layers
Source: Cisco
 
Cisco is one of the early movers in the Fog computing market. The company is credited with coining the term even before IoT became a buzzword. Cisco positioned Fog as the layer to reduce the latency in hybrid cloud scenarios. With enterprises embracing converged infrastructure in data centers and cloud for distributed computing, Cisco had vested interest in pushing Fog to stay relevant in the data center. Almost after five years of evangelizing Fog computing with little success, Cisco finally found a legitimate use case in the form of IoT.
 
Cisco は、Fog コンピューティング市場へと向けて、最も早く動き出した一社である。同社は、IoT がバズ・ワードになる前から、この用語を広めてきた企業でもある。Cisco は、ハイブリッド・クラウド・シナリオのレイテンシを削るレイヤとして、Fog コンピューティングを位置付けている。Cisco は、コンバージド・データセンターのインフラおよび、分散コンピューティングのためのクラウドを採用する企業と協調しようとしている。そして、それらのデータセンターを構成するために、Fog をプッシュする存在だと認識されている。これから 5年の間に、Fog コンピューティングを広め、いくつかの成功を収めれば、Cisco は IoT を形作るための、理にかなったユースケースを見出していくだろう。
 
Fog_Architecture
Source: Cisco
 
In November 2015, leading vendors in the space of infrastructure and cloud formed an industry body called the OpenFog Consortium. According to the official website, the mission of the consortium is to drive industry and academic leadership in fog computing architecture, testbed development, and a variety of interoperability and composability deliverables that seamlessly leverage cloud and edge architectures to enable end-to-end IoT scenarios.
 
2015年11月のことだが、インフラストラクチャとクラウドを促進する大手ベンダーたちが、OpenFog Consortium という業界団体を結成した。そのオフィシャル・サイトによると、Fog コンピューティングにおけるアーキテクチャの作成や、テストベッドの開発、多様な相互運用と構成能力などについて、産業界と研究者たちをリードしていくことが、このコンソーシアムの使命となる。それにより、クラウドとエッジのアーキテクチャをシームレスに活用し、エンド-to-エンドの IoT シナリオを実現していくという。
 
ARM, Cisco, Dell , Intel, Microsoft, and Princeton University are the founding members of the OpenFog Consortium. Except Princeton University, which is chartered with the academic outreach, all other members of the consortium have a solid business interest in making Fog computing mainstream. ARM is making inroads into the data center and edge computing by offering affordable processing power. It is aiming to power IoT Gateways that are designed to manage local sensor networks. After acquiring WindRiver and McAfee, Intel has become a key contender in the IoT Gateway market. Dell is building purpose-built IoT Gateways powered by Intel processors. Of course, Cisco is trying to be in the forefront of the new paradigm. With the recent acquisition of Jasper, the company is hoping to capture significant market share.
 
ARM/Cisco/Dell/Intel/Microsoft/Princeton University が、OpenFog Consortium の創設メンバーである。アカデミックな世界へとリーチしていく Princeton University を除いたメンバーたちは、Fog コンピューティングを主流とするビジネスに、強い関心を持つ企業である。ARM は、手頃な処理能力を提供することで、データセンターとエッジ・コンピューティングへの進出を図っている。そして、IoT Gatewey にパワーを供給することで、ローカル・センサー・ネットワークを管理しようとしている。WindRiver と McAfee を買収した Intel は、IoT Gateway マーケットにおける本命である。Dell が構築した独自の IoT Gateway は、Intel のプロセッサを搭載している。もちろん Cisco も、この新しいパラダイムの最前線に立とうとしている。そして、先日に Jasper を買収したことで、大きなマーケット・シェアの獲得を目論んでいる。
 
Microsoft has more than one reason to be a part of the OpenFog Consortium. Windows 10 IoT Core is evolving fast to become the choice of embedded OS for IoT Gateways and high-end devices. With its support for ARM and Intel, Microsoft is aggressively pushing Windows 10 as the OS of IoT. Azure IoT is one of the leading enterprise IoT cloud platforms, which has all the essential building blocks for delivering a robust solution. With Windows 10 IoT Core in the Fog layer and Azure IoT in the cloud, Microsoft is hoping to dominate the market.
 
Microsoft が OpenFog Consortium に参加した背景には、複数の理由がある。Windows 10 IoT Core は、IoT Gateway と ハイエンド・デバイスのための、組み込み OS の候補になるべく、素早く進化している。Microsoft は ARM と Intel をサポートすることで、IoT 用の OS としての Windows 10 を積極的にプッシュしている。Azure IoT は、エンタープライズ IoT クラウド・プラットフォームの代表格でもあり、堅牢なソリューションを提供するために必要な、すべての基本的なビルディング・ブロックを有している。Microsoft は、Windows 10 IoT Core を Fog レイヤに、そして、Azure IoT クラウドに置くことで、このマーケットの支配を狙っている。
 
OpenFog Consortium has pledged to work with existing industry bodies such as IIC, OCF, OpenFV, and MEC. On April 12, 2016, GE Digital, Schneider Electric, and IEEE joined the consortium’s board of directors. OpenFog also found its first member in Asia, SAKURA Internet, which is chartered to drive the momentum in Asia Pacific as Japan.
 
OpenFog Consortiumは、IIC/OCF/OpenFV/MEC といった、既存の業界団体との協調を約束している。そして、2016年4月12日には、GE Digital/Schneider Electric/IEEE が、このコンソーシアムのボード・メンバーとして参加した。また、Asia からの最初のメンバーとして SAKURA Internet が参加し、Japan から Asia Pacific での活動を推進する役割を担っている。
 
To meet its goal, the OpenFog Consortium has to invest in reference architectures, developer guides, samples, and SDKs to articulate the value of Fog computing to developers and IT teams. They are critical for the success of this new initiative. Fog computing, along with the cloud, will accelerate the adoption of IoT in the enterprise.
 
OpenFog Consortium は、その目標を達成するために、リファレンス・アーキテクチャや、デベトッパー・ガイド、サンプル、SDK に投資していく。それにより、デベロッパーや IT チームに対して、Fog コンピューティングの価値を明確に示していくという。この新しい試みを成功させるには、上記の活動が欠かせないはずだ。Fog コンピューティングは、クラウドと連携することで、エンタープライズにおける IoT の採用を加速していく。
 
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IoT最近になって、IoT におけるエッジやフォグを、丁寧に解説してくれる記事が目に付くようになりました。これまでは、必要なのだろうとは思えても、具体的なイメージが掴めなかったフォグ・コンピューティングですが、この記事を訳してみて、多少なりとも理解が進んだように感じています。まだまだ、分からないことだらけなので、この種の記事を、これからも追いかけていきたいと思っています。 _AC Stamp
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Shadow IT の調査: 膨大な数の未承認クラウド・サービスが、大手企業で利用されている

Posted in Enterprise Social, On Monday, Research by agilecat.cloud on February 22, 2016
Shadow IT: It’s Real — Companies Using Hundreds of Unauthorized Cloud Services
Dick Weisinger – February 18th, 2016
http://formtek.com/blog/shadow-it-its-real-companies-using-hundreds-of-unauthorized-cloud-services/
_ formtek
A study by IBM found that one-third of employees at Fortune 1000 companies share corporate data using third-party apps.  Often they reuse corporate login credentials when setting up these unauthorized accounts.
 
IBM の調査によると、Fortune 1000 企業の従業員の 1/3 が、サードパーティのアプリを用いて、企業データを共有していることが分かった。そして、これらの未承認アカウントを設定するとき、数多くの従業員たちが、所属する企業のログイン資格情報を再利用しているという。
 
Vermeer_1Is it really that bad?  It may be worse.  A recent study by Cisco quantifies the gap between what IT groups think its employees do and what they actually are doing.
 
それが、本当に良くないことなのかと言えば、悪化することがあり得るという答えになるだろう。 最近の Cisco による調査は、情シスが従業員に望むこと、および、実際に従業員が行っていることのギャップを、定量化している。
 
About one year ago, Cisco asked IT groups how many cloud services that their companies were using.  The average response: 91.
 
おおよそ1年前に、いくつかの情シス部門に対して、Cisco は質問している。 それは、あなたの企業が利用している、クラウド・サービスの種類を教えてほしいという問いであったが、そのときの回答は、平均で 91 種類というものであった。
 
As a verification, Cisco next looked at the web traffic of those same companies.  After subtracting out traffic to standard web sites, they found that companies actually were using on average 630 cloud services.  More recently they ran those same tests again and found that the average had now jumped to 1220 web services per company.  The results were similar for almost all types of companies, regardless of the industry  — even manufacturing, oil and gas, financial services and healthcare showed high usages of cloud services.
 
それに続く検証として、Cisco が行ったことは、それぞれの企業における Web トラフィックの測定である。標準的な Web サイトへのトラフィックを差し引いたところで、それぞれの企業が実際に利用しているクラウド・サービスが、平均で 630 種類に達していることが分かった。そして、最近になって、同じテストを実施したところ、それらの企業が利用している Web サービスの種類が、1220 種類に跳ね上がっていることが判明した。その結果は、業種の違いには関係なく、すべての企業で類似していた。さらに言うなら、製造業/石油/ガス/金融/ヘルスケアであっても、クラウド・サービスの利用が高いという結果が示されていた。
 
Bob Dimicco, senior director, of advanced services at Cisco, said that “when you step back, Shadow IT has been around for years. What’s new or interesting is that the data here is not from a qualitative survey, it’s the actual traffic to the cloud and the system has enough granularity to differentiate.”
 
Cisco の Senior Director of Advanced Services である Bob Dimiccoは、「俯瞰して眺めてみると、この数年で、Shadow IT が広まっていることが分かる。定性的な調査とは異なり、このデータからは、新たな傾向などが見えてくる。つまり、クラウドとシステムへ向けた実際のトラフィックが、充分な精度をもって識別されている」と述べている
 
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On Mondayシャドウ IT に関しては、2014年の11月に、「シャドウ IT と 人気アプリの関係:1300万人を対象とした調査結果をチャートで ど〜ぞ!」という抄訳をポストしています。その時の調査は、Skyhigh Networks という企業が実施したものであり、見つけ出されたシャドウ IT がセキュアであり、適切にライセンスされていることを確認していくという、どちらかと言うと、肯定的な視点からの取り組みとなっていました。 おそらく、現状において、シャドウ IT を禁止することは不可能であり、また、可能だとしても、それを実施すると、業務に支障が生じるのでしょう。 情シスがクラウドの選定に対して前向きに取り組み、企業のクラウド化が進んでいくことが理想なのですが、それまでは、シャドウ IT を利用する個人や部門が、その利用範囲を適切に制限していくことが不可欠なのでしょう。 つまり、一人一人の従業員に課せられたクラウド・リテラシーが、とても大切な時代なのだと思っています。 _AC Stamp
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