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なぜ Google Fiber は期待されるのか? その背景となる、各国のファイバ浸透率を1枚のチャートで!

Posted in Asia, Google, Network, Research by agilecat.cloud on September 9, 2016
Here’s why Google sees a huge opportunity to bring super-fast internet access to you
Matt Rosoff – Aug. 5, 2016
http://www.businessinsider.com/fiber-access-as-percentage-of-total-broadband-by-country-2016-8
 
_ Statista
 
Google’s parent company Alphabet has an audacious plan to bring super-fast fiber-based internet access to a lot more of the United States.
 
Google の親会社である Alphabet は、US の多くの地域において、超高速ファイバ・ベースのインターネット・アクセスを展開するという、大胆な計画を有している。
 
And there’s certainly room for improvement.
 
たしかに、そこには、改善の余地が存在する。
 
fiberClick to Large >>>
 
 
Statista
 
As this chart from Statista shows, the U.S. lags way behind most other developed countries when it comes to fiber broadband. Part of the problem is simply that the U.S. is much geographically larger and more spread out than any of these countries, which creates logistical challenges when it comes to running fiber to every home. But Alphabet’s Access and Energy group also believes that the cable and telco companies who dominate internet access today have no particular incentive to build fiber out any faster, as most Americans have been stuck with one or two local providers.
 
この、Statista によるチャートが示すように、ファイバ・ブロードバンドの視点で見ると、先進国の中で US は遅れを取っている。すべての家庭にファイバで接続するという事業を展開する上で、US 固有の問題として挙げられるのは、はるかに地理的に広く、都市部が拡散しているという現実である。しかし、いまの US でインターネット・アクセスを支配しているケーブル TV やテレコムには、より高速な光ファイバを構築するための、特別なインセンティブが無いと、Alphabet の Access and Energy グループは確信している。つまり、その結果として、1社〜2社のローカル・プロバイダーに、ユーザーは依存せざるを得ないと捉えているのだ。
 
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google_fiberresearch_55このポストは、Google Fiber が期待される背景である、米国におけるファイバ・ネットワークの問題を指摘するものです。たしかに、面積が広くて都市部が拡散している米国よりも、領土が狭くて密度が高いヨーロッパやアジアの方が、ファイバ事業は展開しやすいのでしょう。ただし、その一方では、ワイヤレスやメタルを使って、1G 接続を達成するプロダクトが安価に提供される時代に成りつつあります。こうしたテクノロジーとファイバの住み分けも、これからは重要になっていくでしょう。とは言え、こんなにもファイバ・サブスクリプション(FTTH/FTTP/FTTB )が浸透している、日本のインターネット・ユーザーは幸せですね! _AC Stamp
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Google Fiber:ピアリングに課金しないのは、それが Win Win Win モデルだからだ

Posted in Google, Net Neutrality, Netflix by Agile Cat on August 1, 2014

Google Fiber: we don’t charge for peering, don’t have fast lanes
http://wp.me/pwo1E-7Ia

By
Janko Roettgers – May 21, 2014
http://gigaom.com/2014/05/21/google-fiber-we-dont-charge-for-peering-dont-have-fast-lanes/

_ Giga Om

Summary: Actions may speak louder than words, but sometimes it doesn’t hurt to talk about your actions either: Google just explained how Google Fiber does peering — a clear stab at the big competitors that prefer paid peering deals.

Summary: 行動は言葉よりも雄弁かもしれない。 しかし、時には、行動について話すことで、身を守るということもあり得る。Google は、その ISP 事業である Google Fiber において、どのようにピアリングをしているのかを説明し始めた。 ただし、ピアリングに課金したがっている、強力なライバルたちとの差異を、明確に指摘している。

photo: Google

Google  used its Google Fiber internet access business Wednesday to chime in on the continuing debate around peering and internet fast lanes, and guess what: the company doesn’t use either. Fiber, which is slowly expanding its footprint, doesn’t have “any deals to prioritize (some content companies’) video ‘packets’ over others or otherwise discriminate among Internet traffic,” according to a blog post published Wednesday afternoon.

この水曜日に、 Google は Fiber Internet Access 事業部を介して、ピアリングとインターネット高速レーンに関連する議論に、継続的に参加していくことを表明した。 そして、想像するに、どちらも、Google は用いていない。ゆっくりと、カバーする範囲を広げているファイバーであるが、水曜日(5/21)にポストされたブログによると、「ビデオのパケットに優先順位をつけることや(一部の事業者で行われている)、特定のインターネット・トラフィックを区別するようなことは行っていない」とのことだ。

Google also said it doesn’t charge for peering, and instead invites content providers and content delivery networks to colocate within their facilities to get their content closer to the end user. Google identified Akamai and Netflix as two companies that make use of colocation; Netflix has for some time tried to partner with ISPs and place its own OpenConnect caching appliances within the ISPs’ networks.

さらに Google は、ピアリングを有料化することもなければ、コンテントとエンドユーザーの距離を縮めるために、自身のファシリティ内にコンテント・プロバイダーを招き入れても、CDN をコロケートしても、それらに課金することはないと述べている。Google は、コロケーションを適用している事業者として、Akamai と Netflix の存在を認めている。これまでにも、Netflix は ISP と提携しようとしてきた。 つまり、対象となる ISP のネットワーク内に、独自の OpenConnect キャッシング·アプライアンスを配置してきた。

From the blog post:

“We also don’t charge because it’s really a win-win-win situation. It’s good for content providers because they can deliver really high-quality streaming video to their customers. For example, because Netflix colocated their servers along our network, their customers can access full 1080p HD and, for those who own a 4K TV, Netflix in Ultra HD 4K. It’s good for us because it saves us money (it’s easier to transport video traffic from a local server than it is to transport it thousands of miles). But most importantly, we do this because it gives Fiber users the fastest, most direct route to their content.”

私たちが課金しないのは、それが、まさに Win Win Win の状況でもあるからだ。まず、コンテント・プロバイダーだが、きわめて高品質なビデオ・ストリーミングを、顧客に提供できるので、きわめて良いことになる。 たとえば Netflix の場合、私たちのネットワーク内にサーバーをコロケートしているため、その顧客たちは Full 1080 HD のビデオにアクセスできる。 そして、4K TV を持っているなら、Netflix の Ultra HD 4K を楽しめる。 そして、私たち ISP にとっても、コストを節約できるので、とても良いことだ (つまり、ローカル・サーバーから、何千マイルもビデオ・トラフィックを飛ばすよりも簡単だ) 。しかし、私たちが、そうする、最も重要な理由は、ファイバーのユーザーに最速を提供することにある。コンテントに対する、最もダイレクトなルートを提供するのだ。 

Of course, this was more that Google gloating about how fast Fiber is. The post also comes at a time where Netflix sees itself pressured to strike paid peering deals with companies like Comcast and Verizon to improve an otherwise subpar video streaming experience for the customers of those ISPs.

もちろん、こうした展開は、Google がフィアバーの高速性に、単に満足する以上のものとなっている。そして、このポストは、Netflix が有償のピアリング契約により、プレッシャーを受けているときに掲載された。つまり、Comcast や Verizon といった ISP が、基準以下としか考えられないビデオ・ストリーミング・エクスペリエンスを、それぞれの顧客に押し付け、それを改善するためという名目で対価を要求しているのだ。

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3年ほど前に「Google の超高速インターネット(1G BPS)実験が、Kansas City に決定!」というポストで紹介したものが、Google Fiber という名称で実運用されているのだと思います。 Netflix にファスト・レーン料金を請求する他の ISP と比べて、そのインフラは先進的なものであり、それだからこそ、Win Win Win の関係が築けるのかもしれません。 とは言え、それで採算がとれているなら、他社にも出来ないはずはないわけです。 いわゆる、ネットの中立性に関して、既存の ISP たちが述べている論拠を、Google は根本から、ひっくり返そうとしているのでしょう。

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400 Gbps の転送速度を可能にする、ノイズ・キャンセリング・ビームの理論とは?

Posted in .Selected, Data Center Trends, Network, Research by Agile Cat on July 2, 2013

Noise-canceling tech could lead to Internet connections 400 times faster than Google Fiber
http://wp.me/pwo1E-6k4

May 27, 2013 –
Tom Cheredar
http://venturebeat.com/2013/05/27/noise-canceling-tech-could-lead-to-internet-connections-400x-faster-than-google-fiber/

_ VB Science

The basic mechanism behind noise-canceling headphones could boost both the speed and reliability of Internet connections, according to researchers that published findings via Nature Photonics.

Nature Photonics を介して調査結果を公開している研究者によると、ノイズ・キャンセリング・ヘッドフォンを支える基本的なメカニズムにより、インターネット接続における速度と信頼性を高めることが可能となるようだ。

High-speed Internet photo via Shutterstock

Noise-canceling headphones use a microphone to pick up any outside noises within range of your ears. It then sends an inverse set of sounds picked up by the background noise to cancel it out. Researchers think they can essentially do the same thing with fiber optic cable Internet, which uses light waves to transmit data. However, this requires a lot of power to make the process fast, and this results in lots of “noise” that would otherwise slow down Internet speeds and reliability.

ノイズ・キャンセリング・ヘッドフォンは、人間の可聴帯域内の、あらゆる外部のノイズを拾うためにマイクを用いる。続いて、そのマイクで拾ったノイズを逆相でぶつけて、元々の外部ノイズを打ち消す。研究者たちは、データを送信する光波を用いて、インターネットの光ファイバー・ケーブルでも、基本的に同じ事が可能だと考えている。しかし、そのためのプロセスを高速化するには、大量の電力が必要があり、それが達成できなければ、インターネット速度や信頼性と低下させる、大量のノイズをもたらすことになる。

Researchers noted that sending twin light beams down a fiber optic cable along with the original transmission of data could basically eliminate that noise, as the light beams would pick up the noise and cancel it out. BBC News notes that the research team led by Xiang Liu of Bell Laboratories used this technique, called phase conjugation,  to send a signal of 400 gigabits per second through 12,800 km of fiber optic cable. For perspective, Google Fiber offers its subscribers 1 gigabit per second, and the length Liu’s team sent that signal is longer than the transoceanic fiber links.

研究者たちは、光ファイバー・ケーブルに対して、大元の転送データと一緒に Twin Light Beam を送信することで、基本的にはノイズを除去できると指摘している。つまり、Light Beam がノイズを拾い、それを相殺していくことになる。Bell Laboratories の  Xiang Liu が率いる、この研究チームが用いるテクニックは、位相共役(Phase Conjugation)と呼ばれるものだと、BBC News は指摘している。 それは、12,800 km の光ファイバー・ケーブルを介して、毎秒 400 G Bit の信号を送信する。既存テクノロジーと比較するなら、Google Fiber がサブスクライバーに提供している、毎秒 1 G Bit の転送速度が挙げられる。 さらに言えば、Xiang Liu の研究チームは、大洋横断ファイバー・リンクよりも、長い送信距離に挑んでいる。

“At the receiver, if you superimpose the two waves, then all the distortions will magically cancel each other out, so you obtain the original signal back,” Liu told the BBC. “This concept, looking back, is quite easy to understand, but surprisingly, nobody did this before.”

「 受信機側において、2つの光波を重ね合わせることで、すべての歪みが魔法のように、相互に打ち消しあうことになる。したがって、大元の信号を取り戻せることになる。振り返ってみると、このコンセプトを理解することは、きわめて簡単なことであるが、意外にも、これまでは誰も取り組んでいなかった 」と、Liu は BBC に語っている。

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TAG index先日に、『空芯型ファイバーにより、光速の 99、7% に到達するテクノロジーとは?という抄訳で、光ファイバーへの取り組みを紹介しましたが、それ以外にも、ノイズ・キャンセリングのテクノロジーというものも研究されているのですね。たまに乗る飛行機で、高級感の漂う BOSE のヘッドフォンを見かけますが、要は、あのテクノロジーを光ファイバーに導入してしまえという、とても興味深い話のようです。光によるインフラは、まだまだ進化しそうですね! image

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Google の超高速インターネット(1G BPS)実験が、Kansas City に決定!

Posted in .Selected, Google, Government, Network by Agile Cat on March 31, 2011

Google Selects Kansas City for Its Ultra High-Speed Internet Project
By
Audrey Watters / March 30, 2011 9:40 AM
http://www.readwriteweb.com/archives/google_selects_kansas_city_for_its_ultra_high-spee.php

_ Read Write

Last year, Google put out a call to communities, asking for their interest in becoming an experimental site for the company’s plans to build out an ultra-high speed Internet network. Over a 1000 cities applied for the chance to get Google Fiber, and Google has just announced its selection: Kansas City, Kansas.

去年のことだが、 Google は、超高速インターネットを構築するという計画に関連して、実験サイトとしてのエントリーに興味を持つ、コミュニティを募集した。 この、Google Fiber を手に入れるチャンスに、1000以上の都市が申し込み行った。 そして、Kansas City が選ばれたという、Google の発表があった。

google_fiber150The proposed network will clock in at speeds about 100 times faster than what most households in America currently have access to, reaching about 1 gigabit per second.

Google から提案されたネットワークとは、アメリカの一般家庭が現時点で有するネットワーク・スピードの約 100倍に相当し、毎秒 1 Giga Bit に達するという。

The new network will be built in conjunction with the city, according to Google, which says it plans to work closely with local organizations, businesses, and universities as the infrastructure is built.

Google によると、この新しいネットワークは、Kansas City の行政と連携して推進される。つまり、このインフラストラクチャが構築されるにつれて、市内の組織、企業、大学などが緊密に連携されていくことになる。

Bringing Americans better access to high-speed Internet is part of this effort from Google and is also part of a U.S. government initiative as well, with its National Broadband Plan. The government recently released a map of broadband availability in the country, highlighting how much work needs to happen to bring better (or in places, any) high-speed Internet access.

アメリカ国民にハイ・スピード・インターネットを提供することは、Google  における目標の一部であるが、それと同時に、アメリカ政府が主導する National Broadband Plan の一部でもある。 最近になって、アメリカ政府は、国内で利用可能となるブロードバンド・マップを公表した。 そして、そこには、さらに快適な高速インターネット接続を実現するために必要な、これからの作業が明示されている。

googleAccess is part of the problem, but so is speed. As we consume more video online – for business and pleasure – broadband speed becomes increasingly critical. Google also hopes that by supporting high-speed Internet, it will in turn spur more innovations around technologies that depend on it, particularly around universities and hospitals.

さらに大量のビデオが使用されるにつれて、プロバイダーとユーザーの双方にとって、ブロードバンドのスピードが、ますますクリティカルな問題となる。高速インターネットをサポートすることで、さらに Google が望むものとして、それらのテクノロジーを活用するイノベーションの促進があるが、とりわけ大学と病院が対象となるようだ。

Google says that, pending approval from the Kansas City’s Board of Commissioners, the service will be available beginning next year. It also says it’s looking at ways to bring the same Internet speeds to other countries.

Google によると、Kansas City の Board of Commissioners のは承認を得ることで、それらのサービスが来年から利用可能になるという。 そして、さらに、同等のインターネット・スピードを、他の地域にも展開することを想定しているらしい。

See Also

 

 

 

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先日は、GMail で失敗してしまった Google ですが、そのインフラをマルチ・データセンター対応させるべく、頑張っていることは明白です。そして、Eric Schmidt さんが商務長官になるかも知れないというウワサですが、この Kansas City の実験と組み合わせて考えると、とても大掛かりなビジョンが見えてくるように思えます。 以下の関連も、ぜひ ご参照ください。 それにしても、イイですねぇ Kansas City ! 住みたくなってしまいますね 🙂 ーーー __AC Stamp 2

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