Agile Cat — in the cloud

米国/欧州/中国の GDP をチャートで比較すると、いまの IT を支える 三極構造が見えてくる!

Posted in .Selected, Asia, Research, Strategy by agilecat.cloud on November 15, 2015
Europe is bigger than the US
Bob Bryan – Jun. 30, 2015
http://www.businessinsider.com/charts-eu-economy-is-bigger-than-the-us-2015-6
 
_ Business Insider
 
As a single country, the US is the biggest economy in the world.
 
単独の国として、世界最大の経済規模を誇るのは US である。
 
EU USFlickr
openDemocracy
 
But given its close ties, you could easily argue that the countries of the European Union make for one big economy. Indeed, you would be arguing that it’s the world’s largest economy.
 
しかし、各国間の緊密な関係を前提にすると、相当量の経済を生み出す存在として、European Union(EU)が浮上するという主張に、あなたも容易に頷くだろう。そして、世界最大の経済は EU にあると、あなたも主張するようになるはずだ。
 
With Greece’s probable default worrying European markets, maintain economic calm on the continent is even more important than many people realize. Joseph P. Quinlan, chief market strategist for US Trust, made this fact abundantly clear in a note that laid out just how important the EU’s economy is to the world.
 
Greece におけるデフォルトの可能性が、EU 市場の不安材料であるが、この大陸の経済を安定させることは、多くの人々が実感している以上に重要なことである。US Trust の Chief Market Strategist である Joseph P. Quinlan は、EU は世界経済のために極めて重要だという指摘の中で、この事実を見事なまでに説明し切っている。
 
eu-us-china-india-gdp
 
US Trust
 
The adjusted GDP of the 28 EU member nations is bigger than both China and the US, the traditional list of world’s economic super powers.
 
EU に加盟する 28カ国の GDP を合算すると、世界の経済大国と言われ続けてきた、China および US の GDP より大きくなるのだ。
 
“In nominal U.S. dollar terms, the European Union (plus Norway, Switzerland, Iceland) accounted for 25.4% of world output in 2014 according to data from the International Monetary Fund.  That was greater than America’s share (22.5%) and well in excess of China’s—13.4%,” said Quinlan.
 
「International Monetary Fund(IMF)のデータによると、名ばかりの米ドル・ベースで計算するにしても、2014年の EU(+ Norway/Switzerland/Iceland)は、世界経済における 25.4% を占めている。それは、America のシェアである 22.5% よりも、China の 13.4% よりも大きいのだ」と、Quinlan は発言している。
 
The EU consumer is also on top.
 
消費動向においても、EU はトップである。
 
household consumption expenditure us v eu
 
US Trust Market Strategy
 
The EU, plus periphery nations, accounted for 28.5% of all consumer spending in 2014, according to Quinlan, above both the 26.6% spent by US consumers and the 15.6% spent by the emerging economies of the Brazil, Russia, India and China combined. This attracts global companies to the region.
 
Quinlan によると、EU と周辺国を合算すると、2014年の購買力(一般消費者)は 28.5% となり、US の 26.6% を超える。また、Brazil/Russia/India/China で構成される、いわゆる BRIC の合計である 15.6% も超える。この EU の事実は、グローバル企業を魅了するだろう。
 
“Gaining access to wealthy consumers is among the primary reasons that US companies venture overseas, and hence the continued attraction of Europe to US firms,” wrote Quinlan.
 
「富裕層の消費者にアクセスすることは、US ベンチャー企業が、海外に進出する主な理由の一つである。 したがって、US 企業から EU 市場へ向けられた、熱い眼差しが弱まることはないと、Quinlan は記している。
 
So while Greece has little direct impact on the US, stabilizing the massive EU econdeniesomy should still be a huge concern for Americans and the rest of the world.
 
したがって、Greece の危機がダイレクトに、US に大きく影響することはないだろうが、大規模な EU 経済を安定させることは、US を含めた世界の人々が、大きな関心を払うべき事柄なのだ。
 
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weekendこのポストですが、文章とチャートが、ちょっと噛み合っていない感じがします。 読みにくいかもしれませんが、ご了承ください。 ただ、他では見かけないものであり、また、とても興味深い内容なので、ずっと翻訳候補のリストに残していたのです。そして、つい先日に、この後書きのチャート(クリックで拡大)を見つけたのですが、組み合わせてみると面白そうだったので、訳してみたというわけです。こちらの方は、ヨーロッパ列強による植民地支配が、世界の経済に及ぼした影響を示しています。いろいろな出来事が生じているのですが、その中でも際立ったものとして、第一次世界大戦 (1914-1918)、世界大恐慌 (1929-1930)、第二次世界大戦 (1939-1945) があり、それがチャートの動きにも現れていますね。
 
Global GDP Chartそして、中国に関連する大きな出来事としては、以下の項目があげられるでしょう。
 
1840:アヘン戦争
1900:義和団事件
1911:辛亥革命
1976:文化大革命が終わる
1977:鄧小平が実験を握る
 
チャートを見れば一目瞭然ですが、1980年あたりから、中国の経済が急成長しています。そして、2014年におけるバランスは、Business Insider のチャートと、ほぼ一致しています。 この、Agile Cat というブログとは、あまり関連しないように感じるでしょうが、この三極構造の中で、モバイルも、クラウドも、IoT も、渾然一体となって成長していくのです。そして、程なく、そこにインドが加わり、IT の世界は四極化していくのだろうと思えるのです。_AC Stamp
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追記: 文中の1枚目のチャートは、PPP(purchasing power parity)ベースの GDP です。 ただし、文中には、米ドル・ベースの GDP として、EU 25.4%/US 22.5%/China 13.4% というふうに記載されています。また、後書きのチャートも PPP ベースですが、ほぼ 200年という期間におよぶ GDP を、一国の通貨で表現しても、あまり意味が無いということなのでしょう。
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Security の調査:CFO と CIO が協力しなければ、サイバー・アタックを迎撃できない!

Posted in On Monday, Security by agilecat.cloud on April 20, 2015
Security: CFOs Finally Begin to Team up with CIOs to Battle Cyber Security
Dick Weisinger – April 17th, 2015
http://formtek.com/blog/security-cfos-finally-begin-to-team-up-with-cios-to-battle-cyber-security/
_ formtek
A survey by Raytheon/Ponemon in late December 2014 found that there was a steep disconnect between CIOs and their non-CIO C-level executive counterparts.  Chief Information Security Officers portrayed their companies as ill-equipped to combat cyberattacks and lacking the resources to improve cyber defenses.  But two-thirds of the non-CIO C-level executives didn’t think that cybersecurity should be a high priority.
 
survey by Raytheon/Ponemon が 2014年の終わりに実施した調査によると、CEO および COO などの首脳陣と CIO の間に、大きな断絶があったことが分かる。Chief Information Security Officer と呼ばれる人々は、それぞれが所属する企業について、増大するサイバー・アタックに防ぐには脆弱であり、また、防御のためのリソースを欠いていると表現している。しかし、CEO や COO と呼ばれる人々の 2/3 は、サイバー・セキュリティの優先順位を引き上げるべきとは考えていない。
 
vangogh_6Larry Ponemon, chairman and founder of Ponemon Institute, explained that “high-profile cyber security breaches are closing the gap between CISOs and CEOs by forcing meaningful security discussions into corner offices and boardrooms.  In the meantime, … there is still a large delta between resources and needs, as security leaders lack both funding and manpower to adequately protect assets and infrastructure.”
 
Ponemon Institute の Chairman and Founder である Larry Ponemon は、「大騒ぎになったサイバー・セキュリティ侵害により、それに関する真摯な議論が、オフィスや会議室で否応なしに行われるようになった。そして、経営陣と CIO のギャップが狭まってきている。その一方で、リソースとニーズの間には、依然として大きな乖離が見られる。つまり、資産とインフラを適切に保護するための、予算と人材が不足していると、セキュリティのリーダーたちが、言っているとおりの状況だ」と説明している
 
But a newer study by BDO USA LLP found that many CFOs have been convinced that cybersecurity is something that they will need to get behind.  That study found that two-thirds of CFO’s are increasing budgets for security in 2015.  Money is going into creating response plans, buying new software security tools, and bringing in both new employees and consultants to help bolster security efforts.
 
しかし、BDO USA LLP による新しい調査では、サイバー・セキュリティの問題に対して、なんらかの対策を講じるべきと、数多くの CFO が認識していることが明らかになった。この調査は、CFO たちの 2/3 が、2015年のセキュリティ予算を増額していると指摘している。その予算により、新しいソフトウェア・セキュリティ・ツールが購入され、対応策が講じられていくだろう。 また、セキュリティを担当する従業員が増え、コンサルティングが導入されることで、セキュリティへの取り組みが強化されていくだろう。
 
Aftab Jamil, partner and leader of the technology and life sciences practice at BDO, said that “in any organization where you have those types of functionalities, it will be very difficult for the CFO to not have an active role.”
 
BDO の Partner and Leader of the Technology and Life Sciences Practice を担当する Aftab Jamil は、「この種の課題を有する、すべての組織において、CFO が積極的な役割を担わないということは有り得ない」と述べている
 
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On Monday先月のレポートのために調べていた「 Why companies aren’t investing in cyber security 」という記事は、 The Interview で大騒ぎとなった Sony について、財務面からの分析を行なっています。 そして、「同社の 2014年 Q4 財務諸表では、約 $35 milliom の損失が計上さるはずだが、この映画が $50 milliom ほどの売上を得ているため、全体的なダメージは微々たるものだ」と説明しています。 しかし、そのためには、莫大な保険料が費やされており、また、税制面で減免措置が取られているとも述べています。 その税金を、アメリカの国民が負担しているのか、日本の国民が負担しているのか、そのあたりは定かではありませんが、根底においてモラルが欠落していると、厳しく断じています。 つまり、セキュリティ侵害に対して、本気で取り組んでいない企業という、論点を浮き彫りにしているわけです。 今日のポストを訳しながら、望んではいない一致があると、感じてしまいました。_AC Stamp
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Mobile Technology の調査: 世界経済を急成長させている、凄まじい実態が見えてきた!

Posted in Mobile, On Monday by agilecat.cloud on March 23, 2015
Mobile Technology: An Engine of Economic Growth
By Dick Weisinger – March 16th, 2015
http://formtek.com/blog/mobile-technology-an-engine-of-economic-growth/
formtek.png
Mobile technology is a major engine for economic growth.  A recent study by Boston Consulting Group (BCG) found that mobile technologies accounted for $3.3 trillion in revenues and is responsible for 11 million jobs.
 
Mobile technology は、この世界における経済の成長を支える、きわめて重要な推進力である。Boston Consulting Group (BCG) の最新調査によると、Mobile Technology 全般における収益は $3.3 trillion に達し、また、1100 万人の雇用という責任を果たしていることが判明している。
 
Chagall_12David Michael, senior partner of BCG, said that ”the typical U.S. consumer reports that their mobile phone connection creates more than $5,800 in value for them per year, over and above what they pay. That surprised us.  It was amazing to see the value placed on mobile services by consumers in emerging markets.  More than 60% of Chinese and Indian consumers say that mobile services have enabled them to find new income-generating opportunities…  Mobile has been a huge driver of economic growth — creating jobs and improving consumers’ lives.  But much more innovation is still needed. Policymakers have an important role to play in sustaining innovation and R&D investment in mobile technologies.”
 
BCG の Senior Partner である David Michael は、「このレポートは、US における一般的な消費者のモバイル接続により、年間で $5,800 を超える経済効果が生じると述べている。そして、私たちを驚かせたのは、途上国の消費者がモバイル・サービスに見いだしている、新たな価値という観点での数字である。China と India における消費者の 60% 以上が、モバイル・サービスを活用することで、新たな収入を生み出すチャンスが生まれると、発言しているのだ。つまり、モバイルは、新たな雇用を創出し、消費者の生活を向上させるという意味で、グローバル経済を成長させる大きな推進力として機能しているのだ。しかし、イノベーションを推進すべき、数々の領域が残されている。政策の立案者たちは、モバイル・テクノロジーを継続して推進させ、また、R&D への投資を維持していくという観点で、大きな役割を果たさなければならない」と発言している
 
The BCG report found that the small and medium enterprises that adopt mobile technologies increase their revenues up to twice as fast as other businesses and eight times faster than businesses that haven’t.
 
この BCG レポートは、モバイル・テクノロジーを採用する中小企業は、それを持たない企業に対して 2倍の収益を上げることになり、また、成長力に関しては 8倍の速度に達すると述べている。
 
Further, the contribution from mobile to the GDP is growing at a rate of 10 to 20 percent annually and is expected to accelerate even more as businesses and consumers adopt ever more mobile technologies.
 
さらに言えば、モバイルによる GDP への貢献は、年間で10%〜20% という割合で成長している。そして、企業や消費者が、これまで以上にモバイル・テクノロジーを採用することになれば、さらなる加速が生じると予想されている。
 
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On Mondayいやはや、、、もの凄いことになっているのですね! この BCG のレポートは、PDF でダウンロードできるので、よろしければ ど〜ぞ! ちなみに、一人あたりの経済効果は、先進国としての US が $5,800、Germany が$6,300、Korea が $3,150 となっていました。 そこに、途上国としての Brazil が $2,270、China が $3,300、India が $770 というふうに加えられていますが、日本がいないのが寂しいです・・・ 一昨日に、「今週のアジア 3/15〜3/21:新たな クラウド と データセンターで 湧きかえる!」という、Cloud News Aisa からのマトメをポストしましたが、モバイルの成長がインフラの成長を促すという縮図が、そこにも表されていると思います。 _AC Stamp
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Data Center の調査:大変革を促す4つの要因とは? – Gartner

Posted in Data Center Trends, On Monday, Research by Agile Cat on November 4, 2014

Data Centers: Ripe for Dramatic Changes
http://wp.me/pwo1E-7ZO
By Dick Weisinger – Oct 24, 2014
http://formtek.com/blog/data-centers-ripe-for-dramatic-changes/

_ formtek

Data Center spending is expected to exceed $143 billion this year.  And with huge growth of applications and infrastructure moving to the cloud, the future of data center spending looks rosy.  But Gartner warns that the rosy expectations are likely superficial in that the current data center landscape is likely to dramatically change.  While there will be growth, there will also be fierce competition, disruption, and enormous changes in the data center market.

データセンターへの支出だが、今年は $143 billion を超えると予想されている。さらに言えば、アプリとインフラのクラウドへの移行がもたらす大きな巨大な成長により、これからのデータセンターに対する支出はバラ色に見える。しかし Gartner は、現時点におけるデータセンターに関する見通しが、劇的に変化するかもしれないと指摘し、そのバラ色の期待が表層的なものに終わる可能性を警告している。もちろん成長は継続するだろうが、データセンター市場における激しい競争/破壊/変革も起こり得る。

Four significant factors are brewing that are likely to drive disruption and conflict in the data market segment:

このデータセンター市場のセグメントで、混乱や衝突を引き起こす可能性がある、以下の四大要因が発生しようとしている:

  • Fierce Disruptive Competition(極端に破壊的な競合)
  • Big Cloud provider dominance(クラウド大手による占有)
  • Economic Warfare(経済的な戦い)
  • Nationalism(ナショナリズム)

Data Center vendors will likely fall into one of the following three categories:

データセンター事業者たちは、おそらく、以下の 3つのカテゴリに分類される:

  • Protectors – vendors with large installed bases that will attempt to protect their market share, revenue and profit margins
  • Evolutionary Disruptors – vendors that while trying to maintain their own installed base, but also seek to disrupt the business models of Protectors
  • Revolutionary Disruptors – vendors that try to break into the market with simpler and more revolutionary solutions
  • Protectors – マーケットにおいて広大なインストール・ベースを有し、自身の勢力/売上/利幅を守ろうとする事業者。
  • Evolutionary Disruptors – 自身のインストール・ベースを維持する一方で、Protectors のビジネス・モデルを破壊しようとする事業者。
  • Revolutionary Disruptors – よりシンプルで革新的なソリューションで、マーケットに参入しようとする事業者。

Joe Skorupa, vice president at Gartner, said that “underneath this calm surface, increasing market pressures are driving a change in vendor behaviours, which, along with the four disruptive factors, make the market ripe for a period of major disruption. These behaviours will become more obvious as the pace of change increases…  Elements of are already in play, and will become visible no later than early 2016; however, radical action by just one significant player could accelerate the market disruption of any of the factors .”

Gartner の VP である Joe Skorupa は、「表面上は静寂を保っているが、その水面下では、マーケットからの圧力が高まってきたことで、事業者たちの行動に変化が生じている。つまり、前述の4つの破壊的な要因を伴うものであり、マーケットに大変革が起こり得る状況になってきた。それらの行動は、変化のスピートが高まるにつれて、より明白になるだろう。それらの兆候は、すでに見え始めており、遅くとも 2016年の初頭には、よりハッキリとしてくるだろう。とは言え、メジャー・プレイヤーによる過激な行動により、あらゆるマーケットにおける破壊が加速される可能性もある」と述べている。

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データセンターの需要と供給のバランスというのは、ほんとに難しい問題なのだと思います。 テクノロジーの進化により、コンピューティング密度は高まっていますが、その一方で、ハンドリングする処理量も急速に高まっています。 この、正反対の結果を生じる変化が、どんどんスピードを高める一方で、電力とネットワークの供給や、利便性と安全性を考慮した用地の取得などの、とても多様な要因も複雑に絡まり合います。 それらを含めて、投資と回収のモデルを考えなければならないので、とても大変なことなのだと、あらためて感じてしまいます。

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Google は言う:クラウドの料金も ムーアの法則に従うべきだ!

Posted in .Chronicle, .Selected, Amazon, Businesses, Data Center Trends, Energy, Google by Agile Cat on October 2, 2014

Google Says Cloud Prices Will Follow Moore’s Law: Are We All Renters Now?
http://wp.me/pwo1E-7UY
Wednesday, May 14, 2014
http://highscalability.com/blog/2014/5/14/google-says-cloud-prices-will-follow-moores-law-are-we-all-r.html

_ highscalability

After Google cut prices on their Google Cloud Platform Amazon quickly followed with their own price cuts. Even more interesting is what the future holds for pricing. The near future looks great. After that? We’ll see.

Google が、その Google Cloud Platform の価格を引き下げ、すぐに Amazon も追随した。さらに興味深いのは、将来における価格の設定である。 おそらく、近い将来に、素晴らしい状況になるだろうが、なにが、そうさせるのだろう?

Adrian Cockcroft highlights that Google thinks prices should follow Moore’s law, which means we should expect prices to halve every 18-24 months.

Google が考えているのは、その価格はムーアの法則に従うべきだというものであり、18ヶ月〜24カ月で半額になることを期待できるはずだと、Adrian Cockcroft は強調している。

That’s good news. Greater cost certainty means you can make much more aggressive build out plans. With the savings you can hire more people, handle more customers, and add those media rich features you thought you couldn’t afford. Design is directly related to costs.

それは良いニュースだ。 大幅にコストが引き下げられるなら、あらゆる計画を、より積極的に立案していける。クラウド・コストの削減により、より多くの人材を雇用し、より多くの顧客に対応し、余裕がなければ対処できないことを、それらのメディアを用いて実現していける。 デザインというものは、コストの影響をダイレクトに受けるのだ。

Without Google competing with Amazon there’s little doubt the price reduction curve would be much less favourable.

Amazon と競合する Google という存在がなければ、低価格化の曲線は、はるかに魅力のないものであったいう疑念が、少なからず残される。

As a late cloud entrant Google is now in a customer acquisition phase, so they are willing to pay for customers, which means lower prices are an acceptable cost of doing business. Profit and high margins are not the objective. Getting market share is what is important.

遅れてクラウド(IaaS の意味)に参入してきた Google にとって、いまは顧客を獲得するフェーズにある。 したがって、顧客がビジネスを展開しやすいような、低コストを提示するという、利益を度外視した戦略をとってきている。つまり、大きな利益やマージンは二の次なのである。 そして、マーケットでシェアを取ることが最優先されている。

Amazon on the other hand has been reaping the higher margins earned from recurring customers. So Google’s entrance into the early product life cycle phase is making Amazon eat into their margins and is forcing down prices over all.

その一方で、Amazon は、継続して利用してくれる顧客から、より高い利益率を享受してきた。つまり、確立しつつあるプロダクト・ライフサイクルのフェーズに、Google が乱入してきたことで、Amazon のマージンは圧縮され、すべてにおいて価格の引き下げを強いられている。

But there’s a floor to how low prices can go. Alen Peacock, co-founder of Space Monkey has an interesting graphic telling the story. This is Amazon’s historical pricing for 1TB of storage in S3, graphed as a multiple of the historical pricing for 1TB of local hard disk:

しかし、低価格化が行き着く先としての底値があるのだ。Space Monky の co-founder である Alen Peacock が、そのストーリーを説明する、興味深いチャートを提供している。それは、1TB のハードディスクをローカルで持つ場合と、1TB のストレージを Amazon の S3 に持つ場合で、何倍の対価が発生するのかを、時間軸の中に示すものとなっている。

_  space

Alen explains it this way:

Cloud prices do decrease over time, and have dropped significantly over the timespan shown in the graph, but this graph shows cloud storage prices as a multiple of hard disk prices. In other words, hard disk prices are dropping much faster than datacenter prices. This is because, right, datacenters have costs other than hard disks (power, cooling, bandwidth, building infrastructure, diesel backup generators, battery backup systems, fire suppression, staffing, etc). Most of those costs do not follow Moore’s Law — in fact energy costs are on a long trend upwards. So over time, the gap shown by the graph should continue to widen.

クラウドの価格は、時間の経過とともに低下し、また、前述のチャート(上記のものとは別のもの)における時間軸では、かなりのペースで下落している。 しかし、このチャートは、クラウド・ストレージの価格と比べて、何倍かの速度でハードディスクの価格が下落している様子を示している。つまり、ハードディスクの価格は、データセンターの価格よりも、はるかに速く下落しているのだ。なぜなら、データセンターのコストには、ハードディスク以外のもの(電源/冷却/帯域幅/建造物/非常用ジーゼル発電機/バッテリ·バックアップ·システム/消火設備/人材など)が含まれるからである。これらのコストの大半は、ムーアの法則に従わないものであり、実際のところ、電力コストの長期的な傾向は上昇曲線にある。 したがって、上記のチャートで示されるギャップは、時間をかけながら広がり続けるはずである。

The economic advantages of building your own (but housed in datacenters) is there, but it isn’t huge. There is also some long term strategic advantage to building your own, e.g., GDrive dropped their price dramatically at will because Google owns their datacenters, but Dropbox couldn’t do that without convincing Amazon to drop the price they pay for S3.

あなた自身でストレージを構築すれば(データセンターにホストされる)、経済的な利点があるが、それほど大きなものではない。それならば、長期的な戦略として、データセンターを自分で構築するという考え方もある。Google は、自身でデータセンターを所有しているため、GDrive の価格を意図的に引き下げることができる。 しかし、Dropboxが、同じように価格を引き下げようとするなら、S3 のコストを引き下げるよう、Amazon を説得しなければならない。

Costs other than hardware began dominating in datacenters several years ago, Moore’s Law-like effects are dampened. Energy/cooling and cooling costs do not follow Moore’s Law, and those costs make up a huge component of the overall picture in datacenters. This is only going to get worse, barring some radical new energy production technology arriving on the scene.

この数年、データセンターのコストは、ハードウェア以外のものに支配され始め、ムーアの法則の効果が希薄になっている。電力を冷却のコストが、ムーアの法則に従うことはなく、また、それらのコストは、データセンター全体という巨大なコンポーネントに影響している。つまり、何らかの革新的なエネルギー生産テクノロジーが登場しなければ、さらに事態は悪化していくだろう。

What we’re [Space Monkey] interested in, long term, is dropping the floor out from underneath all of these, and I think that only happens if you get out of the datacenter entirely.

私たち Space Monkey が、長期的な視点として興味を持っているのは、それらすべての背景から引き離して、いまの下限値を引き下げられるかどうか、という点である。 そして、あなたがデータセンターの中に、まったく踏み込まないのなら、そうなる可能性もあると思えるのだ。

As the size of cloud market is still growing there will still be a fight for market share. When growth slows and the market is divided between major players a collusionary pricing phase will take over. Cloud customers are sticky customers. It’s hard to move off a cloud. The need for higher margins to justify the cash flow drain during the customer acquisition phase will reverse the favorable trends we are seeing now.

クラウド・マーケットの規模が拡大するにつれて、マーケット・シェアの戦いも続いていく。しかし、その成長が減速し、主要なプレーヤーがマーケットを住み分けると、結託した価格政策の時代へと引き継がれていく。クラウドの顧客は、そこに寄り添う顧客である。 したがって、クラウドから逃げ出すのは難しい。将来における高いマージンへの期待が、いまの顧客獲得のフェーズにおける、キャッシュ·フローの流出を正当化しているのかもしれない。そうだとすると、いまの好ましい流れが、いずれは逆転する状況を、私たちは目にすることになる。

Until then it seems the economics indicate we are in a rent, not a buy world.

逆に言えば、経済的な観点において、そうなるまでの間は、買うのではなく借りるという方式が、好ましいのだろう。

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久々の High Scalability からの翻訳ですが、さすがは Todd Hoff さん、視点が鋭いです。 サーバーにしろ、ストレージにしろ、IT 機器はムーアの法則に則って、これから先もコストを引き下げていくのでしょうが、クラウドにはデータセンターならではのコスト、というものが含まれます。そして、インフラのレイヤを下っていって、電気料金のところまでいくと、そこは固定されていて動かしようがない、というのが普通の状況です。でも、Google が、そう言うからには、再生可能エネルギーの生産まで含めて、将来をデザインしているのかもしれません。 とても興味深い話ですね!

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Comments Off on Google は言う:クラウドの料金も ムーアの法則に従うべきだ!

Apple や Microsoft や Google は、何故に莫大なキャッシュを貯めこむのか?

Posted in .Selected, Research, Strategy by Agile Cat on May 2, 2014

Apple Has More Cash On Hand Than All These Different Countries
http://wp.me/pwo1E-7se

Sam Ro – Apr. 7, 2014
http://www.businessinsider.com/global-cash-reserves-companies-nations-2014-4

_ Business Insider

Companies still haven’t forgotten about the credit crunch that occurred during the financial crisis. At the time, even the healthiest companies had a tough time meeting their short-term financial obligations.

依然として、それらの企業は、金融危機が発生したときの、銀行の貸し渋りを忘れてはいない。そんなときには、経営状態の良い企業であっても、短期的な金融債務を果たすために、厳しい時間を過ごしてきたのだ。

As such, companies have spent much of the economic recovery building up their balance sheets with mountains of cash. Check out this table from U.S. Trust showing Apple’s corporate cash hoard against the cash balances of various countries.

そのため、それらの企業は、山のようにキャッシュを積み上げたバランスシートにより、経済が危機に陥った時のための、何重にも渡るを対策を講じている。 U.S. Trust が作成した、このテーブルを参照してみよう。 民間企業である Apple が、数多くの国々よりも、たくさんのキャッシュを貯めこんでいる状況が分かるだろう。

↓ クリックで拡大 ↓

U.S. Trust

"Amid a world of uncertainty, one thing is without question: Most U.S. corporations have plenty of capital at their disposal," said U.S. Trust’s Joseph Quinlan. "Indeed, capital is in abundance among America’s largest nonfinancial companies, with Moody’s noting that U.S. firms were sitting on some $1.6 trillion in cash at the end of 2013, a 12% increase from a year ago. The latest figure is nearly double the level of 2008, signaling the extent by which U.S. firms have built out their cash positions over the post-crisis period.”

U.S. Trust の Joseph Quinlan は、「 不確実性の世界において、言うに及ばない事実がある。 つまり、ほとんどの米国企業は、自らの判断で自由に使える、膨大な資本を貯めこんでいるのだ。たしかに、Moody’s が指摘するように、アメリカにおける非金融系の大手企業は過剰な資本を有している。具体的に言うと、それらの企業は、2013年の終わりの時点で、$1.6 Trillion のキャッシュを持っており、前年同期との比較で、12% も金額を増やしている。この、最新の数値は、2008年の約二倍という水準に達している。そこから見えてくるのは、それらのアメリカ企業が、金融危機が起こったときに、その後の期間を泳ぎ切っていくためのキャッシュ·ポジションを、構築しているというシグナルである」と述べている。

Indeed, the cash piles of some of the biggest corporations rival those of some of the major economies around the world.

実際のところ、それらの大手企業で積み上げられた現金の山は、世界経済で重要なポジションを担う、いくつかの主要国にも匹敵するのだ。

"Putting that number into perspective, the cash hoard of corporate America (e.g., financials) is greater than the total international reserves of Japan, the second-wealthiest nation in the world, with foreign exchange reserves of $1.2 trillion," said Quinlan. "Only China has more cash in the safe—almost $4 trillion.”

「 これらの金額を大局的に見てみると、アメリカの企業群(金融など)が貯めこんだ現金は、日本の外貨準備高を上回る。同国は、世界で2番目の資産を、つまり $1.2 Trillion の外貨を保有しているのだ。 そして、唯一の例外は、$4 Trillion を持つ中国となる」と、Quinlan は続けている。

"As Moody details, the combined cash of Apple, Microsoft, Google, Verizon Communications and Pfizer climbed to $404 billion at the end of last year," he continued. "That figure is up over 16.4% from the prior year and is in excess of some of Asia’s most cash-laden nations including South Korea, with foreign exchange reserves of $336 billion, Hong Kong ($311 billion), Singapore ($270 billion) and India ($268 billion). America’s top five holders of cash not only have more in the bank than most Asian states, but their savings are also in excess of the entire Eurozone’s ($221 billion).”

「 Moody’s が詳述するには、Apple/Microsoft/Google/Verizon/Pfizer などの資産合計は、今年のまでに $404 Billion に達するという。そして、この数字は、前年同期との比較で 16.4% 以上のアップとなり、いくつかのアジアの資産国を凌駕するものになる。それらの国々の外貨準備高は、South Korea が $336 Billion で、Hong Kong は $311 Billion、Singapore は $270 Billion、India は $268 Billion という状況である。つまり、アメリカの Top-5 が所有するキャシュは、ほとんどのアジア諸国より多いだけではなく、ユーロ圏全体の $221 Billion をも超えているのだ。

Those are some mind-boggling comparisons.

気の遠くなるような対比があるものだ。

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TAG index昨日ですが、BLOGOS に「バブル崩壊、その時どうするか?という、蛯原健 さんの記事がポストされ、Agile_Cat の Facebook タイムラインも、この話題でけっこう賑わっていました。そして、この「Apple Has More Cash On Hand Than All These Different Countries 」という記事は、半月ほど前にクリップしていたのですが、ちょうど良いタイミングなので訳してみたというわけです。 まぁ、Apple にしたって、これだけキャッシュが貯まってしまって、株価の上げプレッシャーが強まっていくと、どこかで、はじけてしまうのでしょう。そして、Joseph Quinlan さんは、それぞれの企業は、それを計算に入れていると言うわけです。 なんか、納得できる話です。Image(282)

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Android のアプリ市場が、6500 億円の規模に到達する!

Posted in Google, Mobile, Post-PC, Research by Agile Cat on September 6, 2013

Android mobile app revenues to reach $6.8 billion this year
http://wp.me/pwo1E-6B9

By:
Dusan Belic – September 5th, 2013
http://www.intomobile.com/2013/09/05/android-mobile-app-revenues-reach-68-billion-year/

_ into Mobile

Android’s smartphone app revenues are projected to reach almost $6.8 billion by the end of 2013, nearly doubling its revenues from the previous year. While Google’s mobile platform has some way to go before catching iOS’ smartphone revenues, it will grow at a faster rate. According to ABI Research, Android smartphone app revenues will increase from 59.1% to 65.9% when compared to iOS smartphone app revenues over the next twelve months.

Android スマホ・アプリの収益だが、前年比で倍増というペースで進み、2013年末までには約 $6.8 billion に達すると予測されている。この、Google のモバイル・プラットフォームが、iOS スマホを収益という面で捉え、それよりも先行していくための、いくつかの方式が存在してはいるが、その成長のスピードは予測されるよりも速いようだ。ABI リサーチによると、今後の12ヶ月間における Android スマホ・アプリの収益を、iOS スマートフォン・アプリと比較してみると、その比率が 59.1% から 65.9% へと増大するという。

Apple’s iOS still leads all the other mobile operating systems’ revenues by a significant margin; however, the greater number of Android smartphones in use is clawing back Apple’s lead in this market, according to ABI’s senior analyst Josh Flood.

Apple の iOS における収益は、その他すべてのモバイル OS を、依然として大差でリードしているが、Android スマホが大量に利用されている状況を考えれば、先行する Apple を捉える可能性があると、ABI の Senior Analyst である Josh Flood は言う。

Other key contributors to Android’s app revenues are its effective app advertising. Google has been incredibly successful at mastering targeted online advertising, and it’s bringing that experience and technology to the mobile world. In addition, Android’s willingness to incorporate carrier billing for its app purchases could prove to be a very decisive factor against iOS in-house payments. This capability is particularly notable in emerging markets such as Latin America and Asia-Pacific, where low-cost smartphone sales are beginning to rocket…

Android アプリの収益に関しては、その効果的な広告が、重要な役割を果たしている。Google は、ターゲット・オンライン広告の使いこなしにおいて、信じられないほどの成功を収めており、また、このモバイル・アプリの世界にも、そのエクスペリエンスとテクノロジーを持ち込んでいる。さらに言えば、アプリ購入に対してキャリア課金を組み込むという Android の意欲は、iOS のインハウス・ペイメントと比較して、きわめて決定的な要因になるかもしれない。つまり、この機能により、Latin America や Asia-Pacific といった新興市場における、低コスト・スマホの売上が急加速していくという、きわめて重要な指摘があることを申し添えておく。

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TAG index先日にポストした、『 Android が 80% のシェアに到達 : 2013 Q2 世界のスマホ・マーケット 』という抄訳を見れば、Android アプリ市場が、このように急成長していく理由も分かりますよね。 それにしても、凄いペースであり、すべてのコンペティタを蹴散らしながら、という感覚に陥ってしまいます。 しかし、昨日の『 Apple は 中国に チョー本気だ : 9月11日に 北京で iPhone 5C イベントを開催 』で紹介したように、Apple も中国を皮切りに、それぞれの新興市場に本気で切り込んできます。さぁ、スマホ大戦の第二幕、世界編の開幕です。image

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iTunes の収益構造を解析する

Posted in Apple, Businesses, Entertainment by Agile Cat on April 4, 2013

The iTunes Value Structure
http://wp.me/pwo1E-5UM

Feb 26, 2013 –
Horace Dediu
http://www.asymco.com/2013/02/26/the-itunes-value-structure/

_ Asymco

The International Federation of the Phonographic Industry (IFPI) reported that global digital revenues were $5.6 billion in 2012. This represented about 9% growth from 2011 and accounted for 34% of total industry revenues[1].

The International Federation of the Phonographic Industry (IFPI)の レポートによると、グローバルにおける 2012年のデジタル収益は、$5.6 billion だったとされる。 それは、2011年との比較において約 9%の上昇を示し、また、この産業全体の収益に対して 34%を占めることになった。[1]

Apple regularly reports iTunes as a separate revenue item and occasionally it also reports payments data for developers and app download rates. By interpolating the data published and combining it with some assumptions it’s possible to estimate the mix of revenues (and costs) associated with iTunes.

また、Apple は iTunes について、その内訳を定期的にレポートしているが、デベロッパーに対する支払いデータと、アプリのダウンロード・レートについても、ときおり報告している。 したがって、提供されるデータを補完し、いくつかの仮説と組み合わせることで、iTunes と結び付けることが可能な、収益の比率(そしてコスト)を推測できる。

My yearly estimates are summarized below.

その、各年における推定値は、以下のとおりである。

Note that I also included historic digital music industry revenues (as a line). I also included the following summary items:

従来からの音楽産業における売上を、線グラフで挿入している点に、注意して欲しい。そして、さらに、以下の項目を加えている。

  1. iTunes reported revenues were $13.5 billion (including Apple’s own software sales)
  2. iTunes gross revenues were about $15.6 billion (including payments to developers)
  3. The iOS and OSX “App Economy” was about $7.5 billion while the iTunes “Media Economy” was about $8.1 billion (both figures include transaction costs.)
  4. The iTunes Music economy was $4.3 billion of which $3.4b was paid to music labels.[2]
  1. iTunes の売上は  $13.5 billion だとレポートされている (Apple 自身によるソフトウェア販売も含まれる)
  2. iTunes のグロスでの売上は $15.6 billion である (デベロッパーへの支払額も含まれる)
  3. iOS と OSX  による “App Economy” は $7.5 billion であるが、iTunes の “Media Economy” は $8.1 billion となる(どちらも、トランザクション・コストを含んでいる)
  4. iTunes の "Music Economy" は $4.3 billion であるが、ミュージック・レーベルに支払う $3.4 billion が含まれる。[2]

In terms of percent of total value the components are:

それらの構成要素の、全体に対する比率は、以下のとおりである:

Looking at growth, these estimates imply that App revenues are growing at about 50% while iTunes Music is at 10% and Video+other at 90%.

成長率に注目すると、Apps が 50% となるが、その一方で、iTunes においては Music が 10% で、Video+Other が 90% となる。

Looking at profitability, there is potential for operating margin in Apple Software and App Agency Fees and perhaps some of the Media Transaction Fees (exploded wedges above). Historically, Apple suggested that their App and Media stores ran at break-even but that may no longer be the case. Operating margins from Software may be significant.

また、利益率に関しては、Apple Software と App Agency Fees 、そして、おそらく Media Transaction Fees からも、運用益がでていると思われる(この図の、中心から離れたクサビ)。 歴史的にみて、App と Media のストアは横並びと Apple は示唆してきたが、いまは、そのような状況ではないだろう。 Software からの運用マージンが、かなりの規模になっているのかもしれない。

Notes:

  1. These revenues were from recorded music and don’t include live performance
  2. My estimate for the iTunes Music payments to publishers is equivalent to about 60% of total industry revenues.
  1. この売上は、CD などの録音物のことであり、ライブなどは含まれない。
  2. iTunes Music におけるパブリッシャーへの支払いは、この産業の 60% に相当すると推測する。

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TAG indexやはり、最大級のコンシューマ・クラウドは iTunes なのですね。そして、最大のミュージック・クラウドではあるのですが、全体に占める音楽の割合が、ずいぶんと少ないように思えます。 まぁ、それだけ、ディジタル・コンテンツの多様化が進んでいるのでしょう。 NetFlix や spotify などと、これから、どのように競合していくのでしょうか? そして、Google と Amazon も、この領域を狙っています。 興味シンシンですね! __AC Stamp 2

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