Agile Cat — in the cloud

MWC 2016 前夜: 今年のバルセロナでは、スマフォが主役から降りるって?

Posted in .Chronicle, IoT, Mobile, Post-PC, Research, Wearable by agilecat.cloud on February 22, 2016
MWC: Phones lose grip on mobile
Richard Wilson – 22 February, 2016
http://www.electronicsweekly.com/news/mwc-phones-lose-grip-on-mobile-2016-02/
 
E Weekly
 
What is interesting about Mobile World Congress (MWC) 2016 is that the most exciting developments won’t be in mobile phones.
 
Mobile World Congress (MWC) 2016 で興味深いことは、最もエキサイティングな展開が、スマフォの世界の外側に存在しているという点だ。
 
As the mobile industry shows its technology in Barcelona this week (22-25 February) it will be health monitors smart watches, connected cars and smart cities which will grab the headlines and the interest, maybe.
 
今週 (2/22-2/25) の Barcelona で、モバイル業界が示したテクノロジーはというと、ヘルス・モニタ/スマート・ウォッチ/コネクテッド・カー/スマート・シティなどであり、それらが、ヘッドラインを賑わし、関心を煽っていくものと思われる。
 
WMC 2015Flickr
Kārlis Dambrāns
 
The mobile industry no longer only focuses on the handset but on the connected device, and in this world of IoT that device could be a car just as it could be a watch, health monitor or building.
 
もはやモバイル業界は、スマフォにフォーカスすることはなく、その対象はコネクテッド・デバイスへと移行している。そして、ウォッチやヘルス・モニタが注目されるように、IoT の世界では、車載のデバイスが関心を集めている。
 
So what’s going wrong with the smartphone? Nothing, it’s just user perceptions and market expectations which are changing.
 
そうなると、スマフォの世界では、なにか悪いことが起こっているのかと心配になるが、そんなことはない。唯一の変化は、ユーザーの認識と、マーケットの期待である。
 
The global mobile phone market is still the big market for semiconductor and network suppliers. It is still big and it is still growing. But the rate of growth is slowing down.
 
グローバルにおけるスマフォ市場は、半導体やネットワークのサプライヤにとって、依然として巨大な市場である。そして、巨大なだけではなく、いまだに成長している。しかし、その成長率はというと、鈍化の傾向にあるのだ。
 
The world’s biggest smartphone supplier, Apple saw iPhone sales growth pegged back dramatically in the last three months of last year.
 
世界最大のスマフォ・サプライヤである Apple も、昨年の 10月〜12月期という書き入れ時に、iPhone の売上が低下するという、これまでにはない状況を目の当たりにしている。
 
According to market watcher, Strategy Analytics, shipments of handsets increased by 2% in 2015. But rate of growth is slowing down, significantly in the emerging markets in Latin America and Eastern Europe.
 
マーケット・ウォッチャーである Strategy Analytics によると、2015年のスマフォ出荷台数は、わずか 2% の増加で止まっている。それに加えて、Latin America や Eastern Europe などの途上国マーケットでは、成長率が大幅に減速している。
 
The big markets of Asia, Western Europe and North America are starting to saturate. The handset market is waiting for something new and it doesn’t seem to be happening anytime soon.
 
さらに言うなら、Asia/Western Europe/North America といった巨大マーケットも、飽和点に近づき始めている。そして、スマフォ市場は、新しい何かの到来を待っているが、それが直ぐに起こるようには思えない。
 
Samsung, Huawei and HTC will all announce new smartphones in Barcelona but will these grab more headlines than the latest LG smart watch, or a cloud-based mobile data platform for delivering groceries?
 
この Barcelona では、Samsung/Huawei/HTC などが、新しいスマフォを発表するが、最新の LG スマート・ウォッチや、食料品を提供するクラウド・ベースのモバイル・データ・プラットフォームよりも、数多くのヘッドラインを掴めるのだろうか?
 
The painful reality is that 4G mobile phone technologies no longer excite the consumer. We want something new and this may not happen until 5G comes along. But 5G is five years away.
 
4G スマフォのテクノロジーでは、もはや消費者が夢中にならないという、痛みを伴う現実がある。新しい何かの到来が期待されるが、それは 5G の登場まで起こりえないだろう。そして、5G は、まだ 5年も先なのだ。
 
There will be much talk of 5G at MWC 2016. But this will be about massive MIMO research and spectrum allocations. Or it will be about how mush processor power is need to operate 1GHz data channels. It is way too soon to talk sensibly about 5G handsets and applications.
 
MWC 2016 では、5G に関するトピックが、数多く提供されるだろう。しかし、その大部分は、大規模な MIMO 研究と、スペクトル配分の話になるだろう。さもなければ、1GHz のデータ・チャネルを駆動するために、どれだけのマッシュ・プロセッサのパワーが必要になるかといった話である。つまり、5G のスマフォやアプリまでの、つなぎの話に過ぎないのだ。
 
5G involves such a fundamental change in technology direction that it is unlikely to be ready for the market before 2020. In fact, the network developers are already hinting that it could be 2022 or even 2024 before 54G can deliver on its promise to transform the mobile communications landscape.
 
5G がもたらす根本からの変革は、2020年までのマーケットに対して、現時点で準備されているテクノロジーの方向性とは、まったく異なるものになる。実際のところ、ネットワークの開発者たちは、モバイル通信の世界を 5G が変えていくと約束する、2020年〜2024年よりも前倒しで、準備を整えると仄めかしている。
 
So unless the semiconductor suppliers and handset firms get together and come up with something new like 4.5G, the great and the good of the mobile industry in Barcelona will have to feast on smart watches and smart cities and connected cars. That’s not too bad is it?
 
したがって、半導体のサプライヤやスマフォ・メーカーたちは連携して、4.5G のような新しい何かを取り上げていく。Barcelona におけるモバイル業界の素晴らしいところは、スマート・ウォッチや、スマート・シティやスマート・カーといったものを、プッシュせざるを得ないと認識している点だ。それが、あまりにも見当違いのことだとは思えないのだが?
 
ーーーーー
mobile_55たしかに、いまのスマフォは、マーケットだけではなくテクノロジーも、カベに突き当たっているという感じがしますね。 そして、5G の到来を待っているのですが、それが5年後となると、おそらくスマート・ウォッチくらいの容積に、スーパー・パワーの Mobile AP (Application Processor) が収まる時代になっていると思います。 昨年の 12月に、「いまから5年で、スマホは死んでいく? そんな可能性を 示唆する Ericsson の調査とは?」という抄訳をポストしましたが、Ericsson も同じようなことを考えているのでしょうかね? それにしても、MWC の主役がスマフォではないというのは、大きな曲がり角への到達を、示唆しているように思えてきます。 _AC Stamp
ーーーーー
<関連>
DoCoMo と Nokia が提携:Tokyo 2020 の主役は 5G モバイル通信だ!
KT/China Mobile/NTT Docomo が、5G テクノロジーに関する協定に調印
香港で 4.5G 1Gbps ネットワーク: HKT と Huawei のチームが実験に成功した!
Huawei と 5G の世界:特許ポートフォリオで優位に立つのか?
4G LTE に占める TD-LTE の比率は 34.4%! その背景には、中国市場の爆発的な成長が!
 

Comments Off on MWC 2016 前夜: 今年のバルセロナでは、スマフォが主役から降りるって?

%d bloggers like this: