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Facebook の ネットワーク環境:そこに Cisco の支配は有り得ない

Posted in .Chronicle, .Selected, Cisco, Data Center Trends, Facebook, Network, Open Compute by agilecat.cloud on March 19, 2015
Facebook Just Gained A Big Ally In Its Battle With Cisco
Julie Bort – Dec. 4, 2014
http://www.businessinsider.com/facebook-gains-juniper-as-new-ally-in-battle-with-cisco-2014-12
 
_ Business Insider
 
Last summer, an organization led by Facebook fired a huge shot at Cisco. On Thursday, on4e of Cisco’s oldest rivals, Juniper, jumped in to back Facebook in a big way.
 
昨年の夏のことだが、Facebook が率いる組織が、Cisco に対してきつい一撃を浴びせた。 そして、この木曜日(12/4)には、Cisco にとって最も古いライバルである Juniper が、この Facebook の試みに対して、最大級の支援を申し出るポジションへと飛び込んできたのだ。
 
Wedge_Mark_ZuckerbergJustin Sullivan Getty Images
 
Facebook CEO Mark Zuckerberg
 
And the threat to Cisco from Facebook went from huge to enormous. It won’t kill Cisco, but it will shake the trees a little bit and force Cisco to make some uncomfortable choices.
 
それにより、Cisco が Facebook に対して抱く脅威が、さらに増大することになる。 Cisco が倒されるようなことは起こり得ないが、この大樹を多少は揺さぶり、また、時には不快な選択を促すことになるだろう。
 
The shot was a new piece of networking equipment called the Wedge, which pushed Facebook into the $23 billion Ethernet switch market, currently dominated by Cisco.
 
前述の一撃とは、Wedge という名の新しいネットワーク機器のことであり、Cisco が支配している $23 billion Ethernet スイッチ市場に、Facebook を参戦させるものである。
 
This new switch wasn’t an actual product. It was a design for a new product, one that Facebook gives away for free through its Open Compute Project (OCP).
 
とは言え、この新しいスイッチというものは、現実的なプロダクトにはなっていなかった。つまり、Facebook が率いる Open Compute Project(OCP)を介して、新たなプロダクトのために無償で提供される、デザインという位置づけとなっていた。
 
OCP is a radically new way to build and buy computer hardware. Anyone can contribute to the designs and use them for free, ordering them from a contract manufacturer.
 
OCP が実現するのは、コンピュータ・ハードウェアの構築/購入のための、まったく新しい方式である。誰もがデザインをコントリビュートすることが可能であり、また、無償で使用することも可能である。 つまり、契約を交わしたマニュファクチャに発注することで、それらを具体的なレベルで製造できるのだ。
 
Now, Juniper has done exactly that. It designed its own version of the OCP switch, which works with its operating system, Junos OS. It ordered this design from a contract manufacturer, Alpha Networks, and Juniper will sell this switch to enterprises with big data centers.
 
まさに、いま、Juniper は、それを行っている。 同社は、OCP スイッチと自身の Junos OS を連携させるという、独自のバージョンをデザインしたのだ。そして、そのデザインを、契約マニュファクチャである Alpha Networks に発注し、大規模データセンターを有するエンタープライズに、この製造されたスイッチを販売していく。
 
There are a few important things about all of this.
 
この、一連の流れにおいて、いくつかの重要なポイントがある。
 
Facebook’s switch isn’t just a radically new way to buy a piece of hardware, it’s also part of a radically new way to design networks called software-defined networking (SDN).
 
ただし、Facebook のスイッチは、ハードウェアを購入するための、新しい方法だけに本質があるわけではない。それは、Software-Defined Networking(SDN)と呼ばれるネットワークをデザインするための、まったく新しい方法としても機能する。
 
SDN takes all the fancy features found in networking equipment and puts them into software that runs on servers. You still need the network equipment, but you need less of it and less expensive varieties. It will almost certainly cause a price war one day, if companies start to experiment with it and like it.
 
SDN とは、ネットワーク機器上で検出された、すべての想像上の機能を受け取り、それらをサーバー上で走るソフトウェアに置き換えていく。依然として、誰もがネットワーク機器を必要とするが、その数を減らし、また、コストも引き下げる必要がある。その種の実験もしくは、それに類するものを、複数の企業が開始すると、いつの日にかは、ほぼ確実に価格戦争の原因になっていく。
 
Facebook’s involvement with SDN will encourage them to do just that. If it works for Facebook, it could work for them.
 
Facebook による SDN への取り組みは、同じことを行おうとする企業を勇気づける。つまり、そこでの成果は Facebook だけのものではなく、同じ方向を目指すエンタープライズにとっても、きわめて有用なものとなるはずだ。
 
The Wedge, and Juniper’s version of it (named the “OCX1100”), is designed to work with lots of open source software, too. People can program it with a common language like Python. It works with popular open source management tools from Chef and Puppet Labs.
 
この Wedge と Juniper のバージョン(OCX1100)は、膨大なオープンソース・ソフトウェアと連携して、動作するようにもデザインされている。そして、Python のような共通の言語を用いて、それらをプログラムすることが可能である。さらに、Chef や Puppet Labs などから提供される、人気のオープンソース・マネージメント・ツールとも協調する。
 
All the network equipment makers are creating SDN switches, Cisco included. In fact Cisco says that its SDN product released last year is selling well.
 
Cisco を含めて、すべてのネットワーク機器メーカーが、SDN スイッチを作成している。実際のところ、昨年に Cisco がリリースした、その SDN プロダクツはよく売れていると言う。
 
But Cisco’s gear is not like the Wedge. Traditional switches from Cisco or Juniper are a single piece of equipment. They look like this:
 
しかし、Cisco のギアは、Wedge のようなものではない。 Cisco や Juniper から提供される、従来からのスイッチは、以下のような一体型の機器となっている:
 
Wedge_CiscoCisco Catlyst switches
 
The Wedge is designed to stitch together standard bits of hardware, that you can change as you see fit. It’s like Legos, only for a computer server, like so:
 
その点、Wedge は、目的に合わせた変更が可能なよう、スタンダード・ハードウェアを集めて、組み上げていくためにデザインされている。 それは、以下のようなものであり、コンピュータ・サーバーを対象とした Lego のようなものだ:
 
Wedge_DesignFacebook Wedge 
network switch
 
Facebook has no interest in competing with Cisco. It just wants to build reliable, low-cost and easy-to-maintain equipment to use in its own data centers. OCP hardware saved Facebook over $1 billion in its first three years, CEO Mark Zuckerberg said. Many other companies want the same.
 
Facebook は、Cisco と競合しようとしているのではない。自身のデータセンターで使用するための、高信頼性/低コスト/容易なメンテナンスを実現する設備を、単に構築したいと考えているだけなのである。OCP ハードウェアを活用し始めた Facebook は、最初の 3年の間に $1 billion を節約できたと、CEO の Mark Zuckerberg が発言している。 そして、他の企業も、同じことを行いたいだけなのである。
 
Most enterprises, even big telecom companies, don’t want to deal with designing and building their own Lego-like servers.
 
それが大手のテレコムであったとしても、ほとんどのエンタープライズは、Lego のような独自サーバーを設計/構築したいとは考えていない。
 
That’s where Juniper comes in. They can buy a Wedge from Juniper.
 
そこが、Juniper の目の付け所である。 つまり、それらのエンタープライズは、Juniper から Wedge を購入できるのだ。
 
Cisco is well aware of the Wedge. In October, a few months after the Wedge launched, Cisco joined the OCP as a a Gold member. It told its customers that if they want OCP products, they can come to Cisco. They don’t need to go to Alpha Networks or Juniper.
 
Cisco は、Wedge のことをよく知っている。 Wedge がローンチした数ヶ月後の 10月に、Cisco は Gold メンバーとして OCP に参加した。そして、OCP プロダクトを欲しがる顧客がいるなら、彼らは Cisco に来ると語っていた。 つまり、Alpha Networks や Juniper に行く必要は無いというわけだ。
 
Still, should Juniper’s OCP switch become popular, this should put Cisco in an uncomfortable position. Should it jump on the bandwagon, create its own Wedge, and put a knife in the back of its own SDN switch, which is selling well? Cisco has spent about $1 billion to create that product.
 
とは言え、Juniper の OCP スイッチに人気が集まれば、Cisco にとっては不本意なポジションが待っている。この流れに乗って、独自の Wedge を構築すべきなのか? それは、よく売れている、独自の SDN スイッチを、背後からナイフで突き刺すことにならないのか? このプロダクトを作成するために、すでに Cisco は $1 billion も費やしているのだ。
 
Or should it watch customers go to Juniper and its other competitors involved with OCP, like Arista?
 
さもなければ、顧客が Juniper に流れていくのを黙ってみているのか? さらに言えば、そこには Arista のような、OCP のメンバーも参戦してくるだろう。
 
Cisco had no comment on the Juniper switch, but did tell us, “Cisco has been a leader in advancing multiple open source programs, including the Open Compute Project.”
 
この Juniper のスイッチについて、Cisco はノーコメントを貫いている。 しかし、同社は、「 Cisco の先進性は、多数のオープンソース・プログラムでリーダーを務めているところにもあり、そこには Open Compute Project も含まれる」と、私たちに答えている。
 
SEE ALSO:  Why Cisco Has Showered These 3 Men With Billions Of Dollars
 
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open-computeこのポストは、2014年12月のものであり、この後に続くコンセプトとして、すでに 6-pack が登場しています。 ここで紹介されている Wedge と Fabric をセットにしたものですが、それ自体も SDN のためのホワイトボックスという位置づけになります。すでに、Pluribus というスタートアップが動き出しているようです。 この会社は、長年にわたり Cisco の幹部を務めていた Kumer Srikantan に率いられ、Yahoo の創業者である Jerry Yang に支援され、$50 million を調達しているとのことです。 同社のプロダクトは、Facebook の Wedge と同様のスタイルで構築され、市販のコンポーネントでハードウェアを構成し、独自のオープンソース・フレーヴァーのソフトウェアを有しているようです。 まさに、OCP デザインを活用したビジネス・モデルというわけです。_AC Stamp
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