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日本と世界のインターネット・トラフィック:2015年/2月

Posted in Research, Stat Counter by agilecat.cloud on March 16, 2015

ドイツで苦戦する Google と、忘れる権利の関係は・・・
http://gs.statcounter.com/
Agile_Cat_Loupe
2015年の 1月に続いて、Stat Counter のトラフィック分析結果をクリッピングしました。先月と同じく、プラットフォームごとの分析は止めにして、モバイルも、タブレットも、そして Mac も Windows も、すべてが混在の分析です。 具体的には、1:Browser/2:Browser Version/3:Operating System/4:Search Engine/5:Search Site/6:Social Media/7:Platform の順となります。

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今月は、ドイツを見ていきたいと思います。 これまで、ヨーロッパの国々にフォーカスしたことがなく、どのような状況なのかも見当が付いていませんでした。 そして、メルケルさんも来日したことだし、ちょっとドイツを覗いてみようと思ったら、かなりの驚きの結果となりました。 _ Germany Browser

まず、ブラウザのトラフィックですが、2014年10月を境に、がっくりと Chrome が減っています。 これまでも、Firefox が強かったのですが、Chrome が逆転した途端に揺り戻しが起きているようです。 世界中、どこへ行っても常勝ムードの漂う Chrome ですが、このドイツの動きを見ると、なんというか、嫌われているという感じがしてしまいす。 ひょっとして、「Google に対する忘れる権利の適用」の問題かと思って調べてみたら、2014年9月10日の日経に「Google、忘れられる権利を話し合う公開討論会を欧州7都市で開催」という記事がポストされていました。 直接的な因果関係が証明されるわけでは有りませんが、以下の OS トラフィックを示すチャートでも、その辺りから Android が一人負け状態に陥っているのを見ると、そんな雰囲気を強く感じてしまいます。 _ Germany OS

Agile_Cat も、この問題に関しては、2014年5月の「EU の 司法が Google に課した、人々の忘れる権利を護れという命題とは?」と「Google への 忘れてほしいリクエスト:初日だけで 12000 件が集まる – from EU」で、その概略を伝えてきました。 こうしてみると、ヨーロッパの人々は、巨大な権力を握る存在に対して、とても敏感なのだと思えてきます。考えてみれば、フランスでも、ロシアでも、ドイツでも、それに対して人々は対峙し続けているのでしょう。 話は Google に戻りますが、忘れる権利云々は別にして、ヨーロッパの人々から信頼を得るための、なにかが必要な時期に差し掛かっているのだと思えてきます。__AC Stamp 2

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Stat Counter

 

1

Browser 日本

Browser 世界

 

J1_Browser

W1_Browser

2

Browser Version 日本

Browser Version 世界

 

J2_Browser_Version

W2_Browser_Version

3

Operating System 日本

Operating System 世界

 

J3_OS

W3_OS

4

Search Engine 日本

Search Engine 世界

 

J4_Search_Engine

W4_Search_Engine

5

Search Host 日本

Search Host 世界

 

J5_Seaarch_Host

W5_Seaarch_Host

6

Social Media 日本

Social Media 世界

 

J6_Social_Media

W6_Social_Media

7

Platform 日本

Platform 世界

 

J7_Platform

W7_Platform

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忙しい中、慌ただしく来日し、慌ただしく離日していった、メルケルさんですが、日本に伝えたかったメッセージは、「私たちの今のドイツは、戦前のドイツと戦い続けているし、民主的なドイツを守るために、昔のドイツと未来永劫戦い続ける」ということなのでしょう。 そして、Google と Facebook ですが、少なくとも この二社には、自らの権力を行使できないような、なんらかのソーシャル・モデルを考え、また、約束して欲しいと、繰り返しになりますが、そんなふうに思ってしまうのです。__AC Stamp 2

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<関連>

日本と世界のインターネット・トラフィック − 2015年/1月
日本と世界のインターネット・トラフィック – 2014年/12月
日本と世界のインターネット・トラフィック – 2014年/11月
日本と世界のインターネット・トラフィック – 2014年/10月
日本と世界のインターネット・トラフィック – 2014年/9月
日本と世界のインターネット・トラフィック – 2014年/8月

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新世代 JavaScript の調査:静的言語に関する議論と、テック・ジャイアントたちの綱引き

Posted in On Monday, Standard by agilecat.cloud on March 16, 2015
Javascript Evolves: Tech Heavyweights Battle Over Statically Typed Javascript
March 13, 2015 – Dick Weisinger
http://formtek.com/blog/javascript-evolves-tech-heavyweights-battle-over-statically-typed-javascript/
formtek.png
Javascript was ranked as the programming language of 2014 based on the frequency of searches made on public search engines like Google, Bing, Yahoo! and Wikipedia.  While Javascript has long had detractors, the fact that it’s the standard language of the browser has enabled it to remain popular.
 
JavaScript が 2014年のプログラミング言語として最上位を占めたのは、Google/Bing/Yahoo/Wikipedia などのパブリックな検索エンジンで、用いられる頻度に応じた結果である。Javascript は、長年にわたり批判に晒されているが、ブラウザ上の標準言語だという事実により、その人気が保たれている。
 
Rather than try to introduce totally new alternative languages to Javascript that would no doubt be difficult to get universally accepted, increasingly groups are attempting to introduce improvements to the Javascript language or to introduce new languages that ultimately compile to standard Javascript.
 
JavaScript を完全に置き換える言語を導入しても、普遍的に受け入れられる可能性については、間違えなく否定されるだろう。したがって、JavaScript 言語を改善しようとするグループや、スタンダードな JavaScript へ向けてにコンパイルする、新しい言語を導入しようとするグループが増えてきている。
 
The next generation of Javascript standard, ECMAScript 6, or ES6 is in the final rounds of being finalized, now targeted for June 2015.  (ECMA stands for the European Computer Manufacturers Association).  ES6 will include enhancements like promises, the ‘let’ keyword, and iterators.  It’s taken some time to get this far and there have been a number of delays before finalizing the specification.
 
次世代 Javascript スタンダードというか、ECMAScript 6(ES6)というか、その将来を決めるための最終ラウンドが、2015年6月に迫ってきているECMA はEuropean Computer Manufacturers Association の略)。ES6 は、Promises や、キーワードの ‘Let’、そして Iterators といった拡張を取り込んでいる。それらは、いくつかの成功を成し得てきたが、最終的な仕様を決めるまでに、多大な遅延も生じている。
 
Dali_11A quicker alternative to waiting for the ECMA committee to move forward with changes to the Javascript language is to create an ‘improved’ Javascript-based language that ultimately compiles in to Javascript code and will run in today’s browsers.
 
ECMA コミッティの結論を待ちながら、迅速な代替を進めようとしているグループは、JavaScript ベースの言語を作成するために、JavaScript 言語自身の変化を促進したがっている。それは、Javascript コードへとコンパイルされ、今日のブラウザで実行されるものである。
 
One area in particular that people find lacking with standard Javascript is the fact that it isn’t a statically typed language.  Some benefits of static typing include:
 
一般的な人々が、JavaScript スタンダードで見落としがちな領域として、静的言語ではないという現実がある。静的な型付けには、以下のようなメリットがある。
 
  • Detecting program errors early on before even running the program
  • Type declarations adds a minimal amount of auto-documentation that improves the understanding of the program
  • May improve runtime efficiency of the program
  • プログラムを実行する前であっても、エラーを容易に見つけられる。
  • 型宣言は、最小限の自動ドキュメントとしても機能するための、プログラムの理解を促進する。
  • ランタイム化されたプログラムの効率がが高まると思われる。
 
While many people agree that that the benefits of statically typed languages are large, especially for projects of scale, on the flip side, some issues that people have with statically typed languages include:
 
とりわけ、大規模プロジェクトにおいて、静的言語にメリットが生じると、数多くの人々が納得している。 その反対に、静的言語には以下のような問題が含まれると、それらの人々は認識している。
 
  • Verbose
  • Hard to use for prototyping
  • Time spent compiling
  • 冗長である
  • プロトタイプへの適用が困難
  • コンパイルで時間が消費される
 
Recently, three different approaches to creating new languages that support static typing and that ultimately compile into standard Javascript include Microsoft’s TypeScript, Facebook’s Flow, and Google’s AtScript and Closure.  It appears that a new browser battle may be brewing between heavyweight tech companies.
 
このところの動向として、最終的に JavaScript スタンダードへとコンパイルする、新たな静的言語の作成において、3種類のアプローチが錯綜している。 つまり、Microsoft の TypeScript と、Facebook の Flow、そして Google の AtScript と Closure である。その結果として、ブラウザをめぐる新たな戦いが、巨大ハイテク企業の間で激化しているのである。
 
<参考>
ECMAScript – Wiki Pedia
静的型付き言語プログラマから見た動的型付き言語
動的言語vs静的言語に関する議論と深い洞察
 
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On Monday訳してみて、この世界も大変なんだなぁと、つくづく思いました。 そして、Microsoft と Facebook と Google がしのぎを削っているようですが、クロス・プラットフォームを標榜している三社なので、当然といえば、当然の成りゆきなのでしょう。 いずれにせよ、EES 6  が妥当なかたちに収まって、デベロッパーたちによるエコシステムが活性化するとよいですね。_AC Stamp
ーーーーー
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