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iPhone と 日本市場:グローバルでの成長をよそに、失速しているように見える

Posted in Apple, Asia, Mobile, Weekend by Agile Cat on January 18, 2015

The iPhone Is Losing Ground In One Key Market
http://wp.me/pwo1E-8cN
Sam Mattera, The Motley Fool – Jan. 17, 2015
http://www.businessinsider.com/the-iphone-is-losing-ground-in-one-key-market-2015-1

_ Business Insider

Demand for Apple’s iPhone 6 has been unprecedented. Collectively, the iPhone 6 and iPhone 6 Plus have smashed existing sales records, and when Apple reports earnings this season, investors may find that the Cupertino tech giant sold more than 70 million iPhones during the quarter.

Apple の iPhone 6 に対しては、前例のない需要が押しかけている。全体的に見て、iPhone 6 と iPhone 6 Plus は、これまでの販売記録を塗り替えている。そして、Apple が今季の収益をレポートするときに、投資家たちが目の当たりにするのは、この Cupertino のテック・ジャイアントが、2014年 Q4 だけで 70 million もの iPhone を販売したという実績になるはずだ。

The company has seen great demand across the board — in North America and Europe, Apple market share increased last quarter, according to recent data from research firm Kantar Worldpanel.

調査会社である Kanter Worldpanel の最新データによると、North America と Europe において Apple のシェアが増加しているという。 つまり、この四半期での需要の高まりを、同社は確認しているはずだ。

Yet, there was one market where the latest iPhones received a surprisingly cool reception — Japan, where sales suffered a surprising double-digit decline.

しかし、この最新の iPhone に対して、驚くほど冷ややかな反応を見せたマーケットが1つだけある。 それは、販売量において二桁ダウンという、驚くべき結果をもたらした、Japan のマーケットである。

Kantar’s data

According to Kantar, the iPhone accounted for 48% of smartphones sold in Japan during the third quarter, which ran from the beginning of August through the end of October. The Android operating system powered a similar 48.1%.

Kanter によると、2014年 Q3(7月〜9月)の Japan において、iPhone はスマホ市場の 48% を占めている。それに対して、Android OS を搭載するスマホも、ほぼ同じ 48.1% を占めている。

注記)原文では、Q3 を 8月〜10月としていますが、おそらく勘違いでしょう。

That’s quite impressive, given that on a global basis, Android’s market share is approaching 85%. In fact, Japan remains Apple’s single strongest market, with more Japanese buyers (on a percentage basis) choosing the iPhone than Americans (in the same quarter, the iPhone accounted for 41.5% of the smartphones sold in the U.S.).

グローバルにおける Android のマーケット・シェアが 85% に近づいていることを考えると、この数字は、きわめて素晴らしいものである。実際のところ、Apple にとっての Japan は、最強のマーケットというポジションを維持している。 つまり、パーセンテージで比較すると、Japan のユーザーたちは、Amarica よりも高い比率で iPhone を選択しているのだ(同じ Q3 において、US での iPhone のシェアは 41.5% である)。

However, that figure is down significantly from last year. During the same period in 2013, nearly two-thirds (61.1%) of Japanese smartphone buyers chose an iPhone, compared to only 36.2% opting for an Android-powered device. With Windows Phone accounting for less than 1% of the Japanese smartphone market, Android OEMs appear to be taking share directly from Apple.

しかし、この数字は、前年と比べると大幅にダウンしている。2013年の Q3 において、Japan のスマホ・ユーザーの 約 2/3(61.1%)が iPhone を選択し、Android 搭載のデバイスは 36.2% に過ぎなかったのである。Japan での Windows Phone のシェアは、1% 未満である。したがって、Android OEM が Apple から、ダイレクトにシェアを奪っているように見える。

This stands in stark contrast to other markets, where the release of the iPhone 6 boosted market share significantly — Apple saw a 3.1% bump in Germany and 10.4% in Great Britain. In fact, of the major markets Kantar tracks, Japan was the only one where market share fell.

つまり、iPhone 6 のリリースにより、大幅にシェアを伸ばした他のマーケットとは、まったく対照的な結果を示している。 具体的に言うと、Apple は Germany で 3.1%、Great Britain で 10.4% という成長を達成している。 実際のところ、Kanter が調査した主要マーケットでは、Japan だけがシェアを落としているのだ。

A difficult comp and tougher competition

The decline in Japan might be partially explained by the year-over-year comparison itself — in September 2013, NTT Docomo, one of the country’s largest telecoms, began selling the iPhone for the very first time. The arrival of the iPhone 5s and iPhone 5c on the NTT Docomo network may have sparked an over-sized wave of iPhone purchases (as long waiting subscribers rushed to buy units), significantly inflating 2013 sales and thus making an annual comparison difficult.

Japan での落ち込みは、その前年と状況を比べることで、部分的には説明がつくのかもしれない。2013年9月のことだが、Japan で最大級のテレコムである NTT Docomo が、ようやく iPhone の販売を開始したのだ。NTT Docomo のネットワークに、iPhone 5S と iPhone 5c が登場したことで(待ち望んでいたサブスクライバーが殺到)、iPhone が売れ過ぎたという可能性もある。それにより、2013年の売上が増大し、前年との比較が困難になっているのかもしれない。

But Apple also faces intensifying competition from a number of home-grown competitors. The Sony Xperia line, despite falling short of company expectations on a global basis, has done relatively well in Japan. Other Japanese consumer electronic firms — including Sharp and Fujitsu — compete in their home country but have little presence elsewhere.

しかし、Japan における Apple は、激化する国産メーカーとの競合にも直面している。Sony Xperia シリーズは、グローバルでは振るわなくても、Japan では上手いビジネスを展開している。その他のメーカである、Sharp と Fujitsu は海外での存在感には乏しいが、母国では競合相手となる。

Another possibility is that Japanese consumers have less interest in large smartphones: the bigger screens offered by the iPhone 6 and iPhone 6 Plus may not be appealing. Notably, Samsung — whose high-end phones have long been known for their larger size — holds a relatively paltry 6% share of the Japanese smartphone market. Sony, on the other hand, has targeted Japan with mini versions of its flagship handsets.

もう1つ、Japan のユーザーたちが、大型のスマホに惹かれていないという可能性もある。 つまり、iPhone 6 と iPhone 6 Plus の大型スクリーンが、彼らにとって魅力的ではないのだ。ここで、Samsung のハイエンド大型デバイスが、その他の国々と比べて相対的に見て低いと思われる、6% のシェアに留まっている点に注目したい。 その一方で Sony は、フラッグシップ・スマホのミニ・バージョンで、Japan のマーケットを戦おうとしている。

Japan remains a key market

As one of the largest smartphone markets in the world and a longtime fan of Apple products, the drop in Japan is a development worth watching. With such a wealthy country and a history of generous carrier subsidies, Japan should be a perfect fit for the iPhone.

世界で最大級のスマホ・メーカーである Apple と、そのプロダクトを長年にわたり使ってきたファンにとって、Japan マーケットの低落は、価値を再考する機会を提供する。このように裕福あり、また、キャリアが膨大な補助金を提供してきた Japan は、iPhone の戦略と完全に一致する必要があるだろう。

To be clear, the 48% market share is still impressive, but a double-digit drop when every other region is showing growth is bound to raise some eyebrows. Future data may show it to be a temporary aberration, but if it turns into a long-term trend, that may serve as a clear signal that Japanese preferences are changing.

もう一度、明らかにしておくが、48% のマーケット・シェアは、依然として素晴らしいものである。 しかし、グローバルでの成長をよそに、二桁のダウンという状況には、注目せざるを得ない。将来のデータにより、一時的な異常であったと、安堵できるのかもしれない。しかし、この傾向が長く続くようなら、日本人の好みが変化したという明確なシグナルとして、対処されるべきものとなる。

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たしかに、2013年の Docomo 参入による、二年縛りの狭間と考えることもできますし、iPhone 6 はデカすぎるというシンプルな理由もあるでしょう。 でも、今年は iPhone 6 のコンパクト・バージョンが出るらしいので、来年の今頃には、その理由もハッキリしてくるはずです。 ただ、このニュアンスは、日本人でなければ伝わらないと思いますが、「消費行動に倦む若者たちの姿」というのが、Agile Cat の目には映るときがあるのです。自分で稼いだ金で、スマホを持つ年齢層へと入ってきた、そんな若者は、MVNOと激安スマホの組み合わせへと走るのかもしれません。単に、スマホが売れる売れないというような話ではなく、消費という行為に対する感覚が、大きく変化しているようにも思えるのです。

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