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FCC の言うネットの中立性に対して、Wall Street Journal が 噛み付いた

Posted in .Selected, Government, Net Neutrality, Netflix, Standard, Telecom by Agile Cat on May 1, 2014

FCC fails to clarify new net neutrality plans

By Chris Welch on April 24, 2014

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FCC Chairman Tom Wheeler has just published a blog post that expands on a statement he gave last night on the topics of net neutrality and an open internet. Earlier yesterday, The Wall Street Journal issued a troubling report alleging that the FCC will soon propose new rules that effectively spell the end of net neutrality. Wheeler came out hard against that notion last night, and he continues to refute the doomsday scenario today. Despite his best efforts, Wheeler’s words won’t do much to calm the storm.

昨夜(4/23)のことだが、FCC の Chairman である Tom Wheeler が、渦中のトピックであるネット・ニュートラリティとオープン・インターネットについて、自身のステートメントをブログ・ポストとして公開した。それに先立つように、昨日の朝に The Wall Street Journal が、ネット・ニュートラリティを効果的に終焉させる新たなルールを、直ぐにでも FCC は提示すると主張する、彼から見れば厄介なレポートを開示していたのだ。それに対して、昨夜に Wheeler が強く反発し、今日になっても、その最悪のシナリオに反論し続けている。しかし、彼の最善の努力にもかかわらず、Wheeler の言葉は、この嵐を静めるために必要な、数多くの事柄を語ろうとはしていない。

"There has been a great deal of misinformation that has recently surfaced regarding the draft Open Internet Notice of Proposed Rulemaking that we will today circulate to the Commission," he says. "The Notice does not change the underlying goals of transparency, no blocking of lawful content, and no unreasonable discrimination among users established by the 2010 Rule." Wheeler’s goal is to have enforceable Open Internet rules in place by the end of 2014.

「 このところ、Open Internet Notice of Proposed Rulemaking のドラフトに関して、重大な誤情報が浮上している。 それについて、私たちは、今日中に Commission に伝える。この Notice により、透明性という基本的な目的や、法的なコンテンツ・ブロッキングの排除、そして、不合理な差別の排除という、2010 Rule で確立されたユーザーの定義が変化することはない」と、彼は述べている。Wheeler の目標は、2014年末までに、強制力のある Open Internet のルールを発動することにある。

"Limiting the openness of the Internet will not be permitted."

"To be very direct, the proposal would establish that behavior harmful to consumers or competition by limiting the openness of the internet will not be permitted." But here again, Wheeler carefully steps around a major aspect of the Journal’s report, which claims that under the proposed rules, internet providers will be able to charge companies for speedier access to consumers. A so-called internet "fast lane" will allegedly be permitted so long as ISPs charge "commercially reasonable" rates.

しかし、Wheeler は、「 きわめて直接的に言うと、このプロポーザルが確立しようするのは、インターネットのオープン性を制限することなく、消費者や公平や競争に害をおよぼすものへ対応することである 」と言い、WSJ レポートの主張を慎重に回避しようとしている。WSJ の主張は、提案中のルールの下では、より高速でのアクセスを消費者に促す企業に対して、インターネット・プロバイダが対価を請求できるというものだ。伝えられるところでは、「高速レーン」という名のインターネットは、ISP が「商業的に合理的」な課金をする範囲で認められるようになる。

The big question is what the FCC considers to be reasonable. Right now, the commission doesn’t have a final answer. "We don’t know," a spokesperson said today. "We want to have a broad public debate. We want to know how people are affected in their daily life. We want to know how businesses are being affected. We want to know if innovation is being affected.” Based on that statement, the FCC seems aware that this "pay for access" aspect could bring on some trouble. But the FCC won’t eliminate the idea entirely. "After all, a prioritized connection for a heart monitor may be a good thing at home without harming anyone else." But even this positive example falls apart quickly because traffic prioritization for any service means some level of discrimination for everyone else.

最大の疑問は、なにをもって、FCC が合理的だと考えるのかという点である。 いまのところ、Commission は最終的な答えを持っていない。 今日の時点で、「 私たちは分かっていない。私たちは、広範囲におよぶパブリックな議論を持ちたい。 私たちは、人々の日常で生じる影響を知りたい。そして、企業に生じる影響を知りたい。イノベーションに影響が生じるなら、それも知りたい」と、スポークスマンは述べている。そのステートメントに基づいて考えると、この “Pay for Access” という側面がもたらす、いくつかの問題について、FCC は認識しているようだ。しかし、FCC は、その考えを、完全に排除していない。結局のところ、心臓モニターの接続に、優先順位を付けたとしても、それが家庭の中で行われるなら、他の誰も傷つけることがないので、良いことになのかもしれない。しかし、何らかのサービスのトラフィックに優先順位を付けることは、誰かを差別するという、何らかのレベル付けにつながるため、肯定的な事例が急速に崩壊してしまう。

Wheeler closes his blog post by outlining 3 principles that the new rules seek to protect. First, ISPs must "transparently disclose to their subscribers and users all relevant information as to the policies that govern their network." Second, no legal content can be blocked at the ISP level. And finally, Wheeler insists the new rules will forbid service providers from acting "in an unreasonable manner to harm the internet," and that’s said to include favoring traffic from an "affiliated entity" or business partner. Public debate will prove crucial in steering the conversation from here, so now’s the time to make your voice heard.

Wheeler は、新たなルールが保護しようとする 3つの原則を概説し、自身のブログ・ポストを書き終えている。第1に、ISP は、「 自身のネットワークを制御するポリシーに従って、自身のサブスクライバーやユーザーに対して、すべての適切な情報を、透過的に開示」する必要がある。 第2に、ISP レベルにおいて、法によるコンテンツのブロックはできない。そして最後に、Wheeler が強調しているのは、「インターネットに害を与える不当な方法」を実施する、サービス・プロバイダーを差し止めるという点である。そして、ここで言う、差し止めるべきトラフィックには、対象となるサービス・プロバイダーに関連する、なんらかの事業体やビジネス・パートナーからのものも含まれると述べている。ここでの気取らない会話が、パブリックな議論の本質を証明していくはずだ。あなたの声を、いまこそ聞かせて欲しい


この背景にあるのは、言うまでもなく Netflix の存在です。 なんせ、アメリカのインターネット・トラフィックの、30% 以上を消費しているのですから、キャリアや ISP から見ると、少しはインフラのコストを負担して欲しいという話につながるのです。 実際に、Comcast とはダイレクト・ピアリングを行っていますし、昨日には Verizon とも合意に至ったと報道されていました。もちろん、それらのピアリングは、民間企業同士の自由なビジネスというかたちで進められているのですが、それを FCC は、構成力のあるルールにしたいと考えているようです。ほんとうに、それで良いのかと、Newsweek に 瀧口範子さんが、「ネット・ニュートラリティーはなぜ万人にとって大問題なのか」という、すばらしい記事をポストしています。 ぜひ、ご覧いただければと思います。Image(282)



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