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世界のデータセンター・スペース : 余っているのか? 不足しているのか?

Posted in .Selected, Data Center Trends, Research by Agile Cat on December 12, 2013

New York’s data centers have a vacancy issue, while Seattle co-lo is on the rise
http://wp.me/pwo1E-71j

By Stacey Higginbotham – NOV. 18, 2013
http://gigaom.com/2013/11/18/new-yorks-data-centers-have-a-vacancy-issue-while-seattle-co-lo-is-on-the-rise/

_ Giga Om

Summary: Companies that rent out data center floor space to companies are seeing their business boom as more services move to the cloud. Yet, not all markets or players are created equal.

Summary: ユーザー企業に対してデータセンターのフロア・スペースを貸し出す事業者たちは、より多くのサービスがクラウドに移行するにつれて、自分たちのビジネスが繁盛すると思っている。しかし、すべてのマーケットやプレイヤーが、同じように作り出されているわけではない。

photo: Jordan Novet

Believe it or not, there is a glut of data center capacity in London, New York, Frankfurt and Paris, according to research out Monday from analyst firm Telegeography. The report notes that vacancy rates in those markets are now at 40 percent. Meanwhile cities such as Seattle, Dallas, Toronto and Paris are seeing new data center construction at a pretty rapid clip, with those cities having a total of 8.1 million square feet of floor space between them. For perspective, however, the world’s largest city for co-location space, New York City, has 5.5 million square feet of space.

信じられない話かもしれませんが、Telegeography が月曜日に配信した調査レポートによると、London/New York/Frankfurt/Paris などにおけるデータセンターは、そのキャパシティが供給過多になっている。このレポートでは、それらのマーケットにおける空室率が、40% になっていると指摘されている。 その一方で、Seattle/Dallas/Toronto/Paris などでは、新しいデータセンターの建設が、かなりのペースで進んでいるようだ。 ちなみに、それらの都市における、データセンター床面積の合計は、8.1 million 平方フィートであり、また、世界最大のコロケーション・スペースを有する New York の床面積は 5.5 million 平方フィートとなる。

Wait, Paris is experiencing both high vacancy and a 25 percent growth in new square footage? Paris now has 2.6 million square feet of co-location space. TeleGeography analyst Jon Hjembo explains in the release why this contradiction really isn’t:

ちょっと、待って! Paris であるが、空室率が高くて、25% の増床率って、いったい どういうことなんだろう? 現時点における Paris のコロケーション・スペースは、2.6 million 平方フィートとされる。 TeleGeography のアナリストである John Hjembo が、以下のリリースにおいて、そこに矛盾が生じない理由を説明している。

‘However, vacancy rates fluctuate widely within metro areas. Colocation sites that are in high demand have consistently limited or non-existent availability, warranting expansion, while operators of other sites may struggle to gain a foothold.’

「 どうあれ、都心部における空室率は、大きく変動する。大きな需要を抱えるコロケーション・サイトは、常に供給が制約されるため、需要に追い付いていかない。 そして、適切な増床が行われる一方で、ビジネスを上手く展開できない事業者も存在し得るだろう」

Much like in other businesses, if you’re good, you have customers and if you’re mediocre, unknown or too far off the metro fiber ring, you’re experiencing vacancies. Plus, if you’re a city that has a huge co-location market, it will be harder to grow the overall square footage. After all data centers consume a lot of space and power, plus you’re growing from a larger base.

つまり、その他のビジネスと同様である。その経営が上手くいっていることは、たくさんの顧客を抱えていることの証明である。また、可もなく不可もない経営状況であり、また、メトロ・ファイバー・リングから遠く離れているというなら、空室率が気になるだろう。それに加えて、巨大なコロケーション市場のある都市なら、全体的な増床は難しくなる。結局のところ、すべてのデータセンターは、広大なスペースと、大量の電力を消費するが、それ以上のペースでビジネスが拡大しているのだ。

As we shunt more of our lives to the cloud the demand for data center space has gone up. But unless you’re a web giant building your own data center from the ground up isn’t really an option. So companies rent space for their servers in data centers owned by Equinix, NTT, Switch and other large co-location providers.

私たちの生活を支える大量のリソースが、クラウドへと移行するにつれて、データセンター・スペースに対する需要が上昇している。そして、Web ジャイアントでもない限り、独自のデータセンターをゼロから構築していくという選択肢はあり得ない。 したがって、それらを必要とする企業群は、Equinix/NTT/Switch などの、大手コロケーション・プロバイダー所有するデータセンターを借りて、自社サーバーを展開するスペースを確保することになる。

But leasing data center space, like much other estate is all about location. The closer your servers are to the end customers, the faster it is to get information to them. Generally it’s cheaper too, especially if you’re with a large data center provider who can offer a customer a wide variety of choice in bandwidth and other services.

しかし、データセンター・スペースをリースする場合には、他の不動産のケースと同様に、そのロケーションが重要となる。エンド・ユーザーの近くにサーバーを置くことで、情報の供給が高速化される。一般論となるが、帯域幅やサービスにおいて幅広いオプションを提供できる、大規模なデータセンター·プロバイダーと付き合っているなら、それらの対価は、きわめて安価である。

So as demand for online services grows, we expect the growth in data center co-location offerings to grow in more places.

したがって、オンライン·サービスへの需要が拡大するにつれて、コロケーション・データセンターは成長し、より広いスペースが提供されるようになると、私たちは予測している。

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image231先日のにポストした、『 Data Centers の調査 : データセンターの効率を多角的に考える 』という抄訳では、ーーー こうした間違えは、面積だけにフォーカスし、面積あたりのコンピューティング容量(もしくはキロワットあたりの容量)を、計算していないところから生じる ーーー という、新しい視点を提供していましたが、それにしても、絶対的な床面積が不足すると、Telegeography は主張しているのですね。 こうしたビジネスからの需要と、電力とネットワークの供給が上手くバランスされて、すべてのベースとなるデータセンターが活性化して欲しいと思います。image

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四強 の 2013年 : Amazon の マトメ

Posted in .Chronicle, .Selected, Amazon by Agile Cat on December 12, 2013

ブッチギリの強さを見せつけました・・・
http://wp.me/pwo1E-71a

Agile_Cat_Loupe

 

IaaS の王者として君臨する Amazon にとって、この 2013年は順風満帆の年だったと言えるでしょう。 以下のリストにもある、『 Amazon の レモネード哲学 : こうすれば 新聞社くらい買収できる!』というポストを読んで頂ければ分かると思いますが、Amazon はすべての利潤を顧客に還元することで、他の参入を許さないという徹底した戦略を展開しています。しかし、リテール・ビジネスを収益源とする Amazon のように、まったく異なる分野で大きな利益を上げ、また、クラウドのリテラシとインフラを有している企業となると、話は別です。 その最右翼は Google であり、これまでの GAE(Google App Engine)に加えて、GCE(Google Compute Engine)という IaaS プラットフォームを投入してきました。 また、オープンソース・クラウドである OpenStack と CloudStack も、徐々に浸透し始めています。 こちらの強みは、ユーザーとして利用する側が、その全体をデザインしている点です。 とは言え、こうしたコンペティターたちが成長してきたのも、クラウドの原型を生み出し、磨き上げてきた、Amazon があってこその話です。その意味において、Amazon AWS の 2013年は、素晴らしい進化を遂げ、また、大きな成果をもたらしてきた年だったのです。

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9/07: Amazon スマホ 戦略: 無償の Kindle Phone と衛星ワイヤレス
11/08: Amazon の レモネード哲学 : こうすれば 新聞社くらい買収できる!
11/18: AWS re:Invent を、Kinvey の ワン・ストップ Hub から俯瞰する

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amazon-55aもう1つ、どのように Amazon が考えているのか、気になるところがあります。それは、AWS 上でのモバイル・アプリ開発を促進するための、Mibile BaaS(Backend as a Services)プロバイダーとの連携に関することです。ちょうど、昨年の今ごろは、Parse との間に蜜月感が漂っていたのですが、その Parse を買収したのは Facebook でした。また、それと同時に Google は、やはり BaaS の実力者である、Kinvery との提携を発表しています。もともと、ビジネスとしての水平分散を目指している、Parse や Kinvey といった BaaS プロバイダーたちは、特定の大手クラウド・プロバイダーとは馴染まない、彼ら独自のビジネス・モデルを持っています。したがって、Google と Kinvey の関係も、垂直統合には至りませんでした。この、モバイルバック・エンドという領域で、Amazon は、どのような方針を打ち出すのか? それも、2014年の見どころの 1つです。

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