Agile Cat — in the cloud

Cloud の調査: 2015年には OpenStack-as-a-Service が実現されるのか?

Posted in On Monday, OpenStack, Research by agilecat.cloud on January 26, 2015
OpenStack-as-a-Service: OpenStack to Gain Ground in 2015
http://wp.me/pwo1E-8eO  By Dick Weisinger – Jan 20, 2015
http://formtek.com/blog/openstack-saas-openstack-to-gain-ground-in-2015/
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OpenStack is hot; and interest in containers is emerging [for company IT priorities in 2015],” says Dirk-Peter van Leeuwen, Red hat senior vice president.
 
OpenStack はホットであり、また、[ 2015年の企業 IT の優先順位 ] として、コンテナへの関心が浮上している」と、Red Hat の Senior VP である Dirk-Peter van Leeuwen は述べている
 
OpenStack is an open-source Apache-licensed cloud computing software platform.  It is typically used as the basis of an infrastructure as a service (IaaS) solution. Businesses often choose OpenStack as the foundation software when building private and hybrid clouds.  OpenStack competes against other products that include CloudStack and OpenNebula.
 
OpenStack は、Apache オープンソース・ライセンスの、クラウド・コンピューティング·ソフトウェア·プラットフォームであり、IaaS ソリューションなどの典型的なインフラとして使用されている。そして、大半のユーザー企業が、プライベート/ハイブリッド・クラウドを構築する際に、その基盤ソフトウェアとして OpenStack を選択している。 なお、OpenStackは、CloudStack や OpenNebula などと競合関係にある。
 
Sisley_17
Red Hat recently surveyed their existing customers about  their IT plans going into 2015 and found that many customers are already using OpenStack and also plan to invest more in OpenStack during 2015.  The top benefits that those businesses say that they achieve with OpenStack include:
 
最近のことだが、Red Hat は、既存の顧客における 2015年の IT 計画について調査した。 そして、すでに多くの顧客が OpenStack を使用し、2015年には OpenStack に対して、これまで以上の投資を計画しているという状況を把握している。それらの企業が、OpenStack で達成している主なアドバンテージは以下のとおりである。
 
  • Greater Automation (18 percent)
  • Improved agility to meet customer and business demand (17 percent)
  • Lower costs (15 percent)
 
  • 自動化に関連する、適切な運用形態(18%)
  • 顧客/企業の要求に合致する、アジリティの改善(17%)
  • 抑制されたコスト(15%)
 
Udy Gold, Sr. Director of Infrastructure at PubMatic, said that “enterprises that outgrow their initial use of public clouds are looking for a cloud platform to manage their in-house infrastructure.”
 
PubMatic の Senior Director of Infrastructure である Udy Gold は、「パブリック・クラウドにおける、初期的な運用形態からの脱却を図るエンタープライズは、社内のインフラストラクチャを管理するためのクラウド・プラットフォームを探している」と述べている。
 
But one of the challenges of new technologies like OpenStack is complexity.  While many businesses are interested in setting up private or hybrid cloud infrastructure, they don’t have the skills or resources to first build out cloud infrastructure and then also continue to maintain it. For those organizations, a number of fast-track solutions are now becoming available that can help get them up and running with an OpenStack cloud infrastructure much more quickly.
 
しかし、課題として取り組まざるを得ない、たとえば OpenStack のような新しいテクノロジーは複雑である。 プライベート/ハイブリッド・クラウドのインフラストラクチャを、数多くの企業がセットアップしたいと思っていても、それらのクラウド・インフラを構築するためのスキルやリソースは無く、さらに言えば、それを継続して運用していくノウハウも無い。 ただし、そのような組織にとって、これまで以上に迅速に、OpenStack のクラウド·インフラを設定/運用するための、インスタントなソリューションが利用できるようになってきた。
 
The company Blue Box, for example, provides a ‘cloud-as-a-service‘ offering built with OpenStack that uses RackSpace hardware.  Unlike public cloud services like Amazon Web Service or Microsoft Azure where you rent IT infrastructure as needed from a pool of shared hardware, with Blue Box each customer uses dedicated infrastructure.  The infrastructure is managed, updated and maintained off premises by Blue Box.
 
たとえば、Blue Box という企業がが提供するのは、RackSpace のハードウェアを用いて OpenStack を構築していく、cloud-as-a-service という形態のものである。それは、共有ハードウェアのプールから、必要に応じて IT インフラスをレンタルする、Amazon Web Services や Microsoft Azure といったパブリック・クラウド・サービスとは異なり、それぞれの顧客のための専用インフラスを、Blue Box が提供するというものである。 そして、このインフラは、オフ・プレミスにおいて、Blue Box により管理/更新/維持されていく。
 
Another example is Platform9. Today they announced the availability of their Platform9 Managed OpenStack solution. Platform9 uses OpenStack to create a private cloud using the servers that a business already owns.  Sirish Raghuram, Co-founder and CEO of Platform9, said that Platform9 reduces ”the complexity barrier to private clouds… Its SaaS simplicity, production readiness, and seamless integration with existing environments enable every organization to manage their in-house infrastructure with greater agility and efficiency.”
 
もう1つの事例としては、Platform9 が挙げられるだろう。今日 (1/20) のことだが、同社は Platform9 Maneged OpenStack ソリューションを発表している。 Platform9 は OpenStack を用いて、すでに企業が所有しているサーバーを活用しながらプライベート・クラウドを構築していく。Platform9 の Co-Founder and CEO である Sirish Raghuram は、Platform9 により軽減されるのは、「プライベート・クラウドへ移行する際の複雑さという障壁である。。。それは、SaaS のシンプルさと、ただちに運用に入れるスピードを提供するものである。そして、さらに、既存の環境とのシームレスな統合を実現し、すべての組織における社内インフラを、素晴らしいアジリティで効率を高めながら管理していく」と述べている。
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On MondayOpenStack-as-a-Service というのは、なんかイイ感じの響きがしますね。 そもそもですが、Linux という偉大な成功体験があって、それをクラウドでも再現できないかというところから、OpenStack は始まっているはずです。 そして、この OSS プロジェクトを民主的に運営していくために、たいへんな手間と労力と時間をかけてきたはずです。 そのため、商用のクラウドであれば真っ直ぐに飛んでいけるポジションへも、紆余曲折しながら大回りして辿り着くわけです。 でも、その結果として、使う側が主体となり、すべてを決めていけるクラウドへと OpenStack は育ってきています。何が言いたいのかというと、いろいろな ◯◯◯-as-a-Service がありますが、ここに固有名詞を入れる権利は、OpenStack だけに許されるという話なのです。だからと言って、商用クラウドを否定するなんて話ではなく、適材適所のマルチ・クラウドの時代が始まるという話でもあるのです。 でも、そうなると、たいへんになるのが運用です。 そして、Blue Box も Platform9 も、運用を分かっているから成立するビジネスなのでしょう。まだ、詳しくは調べていませんが、おそらく Managed Solution Provider としてのノウハウを昇華させたサービスを、どちらも展開しようとしているはずです。 そして、この Weisinger さんのポストは、まずはオンプレミスをプライベート・クラウドへという範囲で語っていますが、その先に続くのはハイブリッドへの道です。 昨年末は、日本MSP協会も立ち上がりましたし、2015年は彼らがモテ期に突入する年になるのかもしれませんね。_AC Stamp
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Xiaomi の 2014年:6000 万台を売って、前年比で三倍に成長!

Posted in Asia, Mobile, Research by Agile Cat on January 21, 2015

China’s Biggest Smartphone Maker Tripled Its Phone Sales Last Year
http://wp.me/pwo1E-8dD
Dave Smith – Jan. 5, 2015
http://www.businessinsider.com/chart-xiaomi-exploded-in-2014-2015-1

_ Business Insider

Xiaomi has successfully targeted the low-end of the smartphone market: China’s biggest smartphone maker says it tripled its smartphone sales in 2014, selling more than 61 million phones. CEO Lei Jun says this contributed to more than $12 billion in revenue for the year.

Xiaomi はローエンド・スマホ市場を、首尾よくターゲットにしている。つまり、この China で最大のスマホ・メーカーは、2014年に 61 million 台以上のデバイスを販売し、前年比で三倍という成長を達成したと述べているのだ。 CEO である Lei Jun は、それにより年間の売上が、$12 billion を超えたと発言している。

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BI Intelligence

Based on data charted for us by BI Intelligence, Xiaomi sold 17 million smartphones in the fourth quarter — an impressive jump of 233% year-over-year. For the full year, its 61 million smartphone shipments was a 227% jump from the 18.7 million units it shipped in 2013.

BI Intelligence がチャートにしたデータを見ると、Xiaomi は 2014年 Q4 に、17 million 台のスマホを販売している。 つまり、前年同期に対して、233% という、凄まじい成長率を示している。1年間を通じて見ると、61 million という出荷台数は、2013年の 18.7 million に対して、227% のジャンプアップとなる。

Xiaomi raised $1.1 billion in late December, and is now valued at $45 billion.

Xiaomi は、この 12月下旬に $1.1 billion を調達し、その評価額は $45 billion とされている。

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まるで誰かさんみたいに、Xiaomi の CEO である Lei Jun には、黒いシャツとジーンズがよく似合います。 そして、デバイスの販売においては、インターネットを活用する方式で、独自のスタイルを確立しています。 たとえば、インドネシアで1万台を40秒で売り切ったとか、インドでは4万台を4.5秒でとか、そんなふうに場所と台数を絞り込んで、ネットの話題をさらっていきます。その一方では、驚いたことに、中国国外の Xiaomi ユーザー・プロファイルを、シンガポールとアメリカのデータセンターに、さっさと移してしまいました。 それは、中国からグローバルを目指す企業として、実施すべき行動なのです。 そして、もちろん、Android とはいっても、AOSP の Android を採用し、Google からの影響力を排除した、独自のプラットフォームを有しています。 そんなこんなで、打つべき手を着実に打っていく、とても切れのよい新しいリーダーとして、認められているようです。 なんというか、アジアのお嬢さんたちが、シワシワの Tim Cook よりは、若くてスタイリッシュな Lei Jun にキャーとなり、その結果として Xiaomi がバンバン売れていくという、そんな光景が脳裏を横切ってしまうのです。

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メッセージング・アプリの人気と経済:それを示す1枚のチャート

Posted in Mobile, Research, Social by Agile Cat on January 16, 2015

Here’s Why Messaging Apps Are Such A Big Deal
http://wp.me/pwo1E-8cp
Dave Smith – Dec. 17, 2014
http://www.businessinsider.com/heres-why-messaging-apps-are-such-a-big-deal-2014-12

_ Business Insider

Facebook spent around $22 billion to buy WhatsApp in February. It even offered at least $3 billion to acquire Snapchat, even though CEO Evan Spiegel turned it down. So why are messaging apps such a big deal, anyway?

2014年2月に、Facebook は、約 $22 billion を費やして、WhatsApp を買収している。 さらには、Snapchat を取得すべく、$3 billion 以上を提示していたが、CEO である Evan Spiegel に断られている。何故に、それほどまでにメッセージング・アプリは、大きな存在になったのだろう?

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BI Intelligence

Here’s why: Based on Experian data charted for us by BI Intelligence, the average smartphone owner spends roughly an hour (58 minutes, to be precise) on their phone each day, but more than half of that time (55%) is spent communicating in one way or another: talking (26%), texting (20%), and emailing (9%). Many messaging apps are hoping to bundle all of these services into one neat package, in hopes that people don’t have to leave their app to communicate in the way that best suits them. Money follows eyeballs, after all.

その理由が、ここにある。 このチャートは、Experian のデータをもとに、BI Intelligence が作成したものである。 それを見ると、スマホの所有者たちは平均して、1日あたり1時間(正確には 58分)を、自身のデバイスに費やしていることが分かってくる。しかし、そのうちの半分以上 (55%) は、Talking (26%)/Texting (20%)/Emailing (9%) というふうに、なんらかのコミュニケーションに費やされているのだ。 そして、大半のメッセージング・アプリは、キレイにまとまった1つのパッケージの中に、それらすべてのサービスをバンドルしようとしている。 つまり、好みのコミュニケーション手段を選ぶために、そのアプリを離れる必要は無いと、それぞれのユーザーに対して主張しているのだ。 それは、まさに、人々の注目するものに宿るという、経済の仕組みの縮図である。

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このチャートの 55% を構成する、それぞれの Talking/Texting/Emailing アプリが、お互いにシェアを削り取りあうために、リッチな機能を実装していくのでしょう。 そして、急成長している Texting(メッセージング)が引き金となり、さらに競争が熾烈になっていますが、パイ全体が爆発的に拡大しているので、大半のアプリが順風満帆という状況にあるのだと思います。中国のモバイル市場が、そろそろ飽和点に近づいてきたようですが、インドや東南アジアのマーケットは、依然として拡大の余地を残しています。 その意味で、このフィールドは、 まだまだイケそうな感じですね。 昨年の WhatsApp 買収劇に関するトビックを、以下に並べておきます。 よろしければ、ご参照ください。

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WhatsApp:③ Facebook を上回る、ユーザーを惹きつけるパワー
WhatsApp:④ Skype や Line と、どのように世界を住み分ける?
WhatsApp:⑤ 今年の試算だと、テレコムたちは $33 B も奪い取られる
WhatsApp:⑥ キャリアの SMS ビジネスを、メッセージ・アプリが破壊

Huawei の年商が US$46B に成長:すでに Google に迫る勢いだ!

Posted in .Chronicle, Asia, Network, Research by Agile Cat on January 15, 2015

China’s Huawei Technologies says 2014 profit likely rose 17%
http://wp.me/pwo1E-8cg
January 13, 2015
http://www.thestar.com.my/Tech/Tech-News/2015/01/13/Chinas-Huawei-Technologies-says-2014-profit-likely-rose-17/

_Star Online

BEIJING: Huawei Technologies Co Ltd likely booked a 17% increase in operating profit last year, as worldwide adoption of fourth-generation (4G) mobile technology boosted earnings at China’s leading telecommunications equipment maker.

BEIJING: Huawei Technologies Co Ltd は、2014年の営業利益として、約 17%増という実績を発表するだろう。つまり、グローバルにおける 4G モバイル・テクノロジーの採用が、この China で最大の通信機器メーカーの収益を押し上げたことになる。

Profit likely reached 33.9bil yuan (US$ 5.43 bil) to 34.3bil yuan (US$ 5.49bil) in 2014, on a roughly 20% increase in revenue at 287bil yuan (US$ 45.92 bil) to 289bil yuan (US$ 46.24 bil), the company said in unaudited results.

2014年における利益は、33.9bil yuan (US$ 5.43 bil) 〜 34.3bil yuan (US$ 5.49bil) というレベルが見込まれ、前年比で 20% ほどの増加となる。 また、売上に関しては、287bil yuan (US$ 45.92 bil) 〜 289bil yuan (US$ 46.24 bil) に達すると、非公式ながらも同社は発言している。

RISING STAR
Reuters

Huawei competes with Sweden’s Ericsson for the top spot in the market for communications towers and other infrastructure, while racing to develop 5G technology.

Huawei は、5G テクノロジーのレースで、つまり通信タワーや関連するインフラというマーケットにおいて、Sweden の Ericsson とトップの座を争っている。

In the meantime, the gradual switch to 4G networks has boosted business at both players. Huawei said revenue at its carrier network business rose 15% last year.

その一方では、4G ネットワーク市場へと向けた段階的な移行が、この両社のビジネスを促進している。 Huawei によると、キャリア・ネットワーク事業において、昨年の売上が 15% も上昇しているという。

China’s three carriers alone built close to 1 million 4G towers by the end of 2014, according to some estimates.

いくつかの推測によると、2014年末までに、China のモバイル・キャリア三社(Terecom/Unicom/Mobile)だけで、100万ヶ所に 4G 通信タワーが構築されるという。

Chief financial officer Meng Wanzhou said Huawei’s 2014 operating profit margin likely matched 2013’s 12%, and that the company would continue to invest 10% of revenue in research and development.

Huawei の CFO である Meng Wanzhou によると、2014年における同社の営業利益率は、2013年の 12% と同じレベルになるという。 そして、同社は、そのうちの 10% を、今年も R&D に投入していくという。

Huawei executives in 2013 said the company would invest US$600mil (RM2.13bil) in 5G research through 2017. At the same time, the company will continue to pursue its multi-year expansion into smartphones and enterprise computing.

2013年の時点で Huawei 首脳陣は、5G テクノロジーの研究のために、2017年までに US$600mil を費やすと発言していた。それと同時に、同社は複数年にわたるスパンの中で、スマートフォンおよびエンタープライズ·コンピューティングのマーケットを拡大していくだろう。

Revenue last year rose 32% in Huawei’s consumer devices business and 27% in its enterprise division.

Huawei における昨年の売上は、コンシューマ・デバイス事業で 32% の成長を、また、エンタープライズ事業では 27% の成長を達成している。

— Reuters

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このポストは、マレーシアの The Star からのものであり、原文では通貨として RM が用いられていましたが、その部分を US$ で換算しています。 このトピックに関しては、Light Reading も「Huawei Boasts 2014 Revenues of $46B」という記事をポストしてますので、タイトルに記載した売上額に間違いはないと思います。Huawei の規模を把握するために、2014年 Q3 の Google と比較してみましたが、その四半期は $16.6B であり、単純に4倍すると $60B 程度になります。また、Microsoft は 2014年 7月期で、$86.8B という年間売上を計上しています。 この二社と比較するだけで、Huawei の規模が見えてきます。 Agile Cat も、これには驚きました。

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Google はメディアの新王者なのか? 新聞/TV が束になっても敵わない?

Posted in .Chronicle, Advertising, Google, Research, Yahoo by Agile Cat on January 12, 2015

Google’s Revenue Dwarfs All The Biggest Media Companies
http://wp.me/pwo1E-8bV
Dave Smith – Dec. 4, 2014
http://www.businessinsider.com/googles-revenue-dwarfs-all-the-biggest-media-companies-2014-12

_ Business Insider

As Business Insider’s founder and CEO said at Tuesday’s Ignition conference, “There is one law of media: money follows eyeballs.” To prove his point, Henry Blodget showed off this chart, which shows just how much Google dwarfs all the biggest media companies, from older companies like The New York Times to newer ones like Facebook.

Business Insider の Founder and CEO が、この火曜日(12/2)のIgnition Conference で述べたように、「注目度に応じて金が流れる」という、メディアの法則がある。その指摘を証明するために、Henry Blodget がチャートを作成した。 それが示すのは、Google と比較することで、すべての大手メディア企業が矮小化されるという現実である。つまり、New York Times のような老舗から、Facebook のような新進気鋭までが、小さな存在に見えてしまう。

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BI Intelligence

Based on company filings charted by BI Intelligence, Google’s estimated $70 billion in revenue is more than twice that of Time Warner’s ($30 billion), five times that of Viacom’s ($14 billion), and 14 times more than Yahoo’s expected revenue this year. Even more impressive: Its revenue is almost half the size of all TV advertising around the globe ($174 billion).

BI Intelligence がチャートにしたのは、各社から提出されているデータである。 そして、2014年における Google の推定売上高は、約 $70 billion であり、Time Warner($30 billion)の2倍以上となる。さらに言えば、Viacom($14 billion1)の 5倍であり、また、Yahoo の14倍となる。それ以上に興味深いのは、Google の収益が、グローバルにおける全TV広告($174 billion)の、半分近い規模にまで達していることだ。

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本文の最後にあるように、世界中の TV 広告を合わせた売上額の半分近くまで、Google の売上が迫っているとのことです。 そうなると、そこに Facebook などを加えたディジタル広告の総額が、あと数年のうちに TV 業界を追い抜いていくという、未来図が見えてきますね。以下の関連リンクですが、その当時にメディア王と呼ばれていたマードックと、Google の戦いを取り上げている一番古い記事が(一番下)、2009年のものでした。 そこから、大よそのところで 5年が経過していますが、Google の勢力はというと、CNN などを傘下に治める Time Warner を、見下ろす存在へと拡大しています。 そして、2年前には $4B 前後の売上だった Facebook が、すでに $18B を稼ぎだすところまで駆け上ってきています。こうして振り返ると、この数年の間に引き起こされた、変化の大きさに驚いてしまいます。

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SaaS の調査:データ喪失における5つの事由と、それぞれの比率

Posted in Management, On Monday, Research, Security by Agile Cat on January 12, 2015

SaaS: Five Ways to Lose Your Data
http://wp.me/pwo1E-8bI
By Dick Weisinger – Jan 9, 2015
http://formtek.com/blog/saas-five-ways-to-lose-your-data/

_ formtek

While security is typically the biggest worry users have about using cloud services, a related worry is data loss.  In 2013, the Aberdeen Group reported that nearly a third of companies that have used SaaS services in the cloud have lost some of their data.  When selecting a cloud vendor, users are often primarily concerned with uptime SLAs and server performance, but they often overlook data backups when making a decision.

一般的に見て、クラウド・サービス利用するユーザーは、セキュリティを一番に心配するが、それに関連する心配事としてデータ喪失がある。2013年に Aberdeen Group は、クラウド上で SaaS を利用している企業の約 1/3 が、なんらかのデータを失っているとレポートしている。クラウド·ベンダーを選択する際に、数多くのユーザーは、まずは アップタイムに関する SLA と、サーバーのパフォーマンスに関心を示すが、最終的な決定を下すときに至っても、データ・バックアップが見落とされているというケースが多々ある。

Data loss likely happens more frequently than you might imagine.  Dick Csaplar, director of Product Marketing at SDL, wrote that ”once an individual data element in a SaaS application gets changed and the application closed, there is little to no ability to recall the old data.  If a particular data field is over-written by an end-user, co-user, or contributing application, the original data is either lost entirely or becomes difficult and expensive to recover. Some SaaS providers do offer services to recover over-written or deleted data, but those services can take several weeks before the data is produced and be very expensive.”

データの喪失は、誰もが想像する以上に、頻繁に生じていると思われる。SDL の Director of Product Marketing である Dick Csaplar は、「SaaS アプリケーションにおける個々のデータ要素が変更されるとき、あるいは、それらのアプリケーションが終了するときに、ほとんどのケースにおいて、古いデータを呼び戻す能力が失われている。 また、エンド・ユーザーや、データを共有するユーザー、そして、コントリビュートされたアプリなどにより、特定のデータ・フィールドが上書きされている場合には、元データが完全に失われる可能性がある。 また、その回復は困難なものとなり、実施するにしても多額のコストを伴うものとなる。いくつかの SaaS プロバイダーは、上書きされたデータや、削除されたデータを、復旧させるためのサービスを提供しているが、それらのサービスにより、データを再生成するには数週間を要することもあり、また、その費用もきわめて高額だ」と述べている

A report by the Aberdeen Group identified five ways that data is typically lost when using cloud services:

Aberdeen Group のレポートは、クラウド・サービスを利用する際に生じる、データ喪失の典型的な5つの事由について、以下のように指摘している:

User Error.  This is the most frequent reason for data loss.  Users make mistakes.  Nearly two thirds of all data loss incidents are because of mistakes.

データ喪失において、最も可能性の高い事由である。 ユーザーは、ミスを犯すものである。すべてのデータ喪失において、その原因の約 2/3 がユーザーのミスである。

Closed Accounts.  When an employee leaves, if their cloud accounts are closed, access to the data they had created or received may also be deleted.  Ten percent of organizations say that they lose data in this way.

ユーザー企業の従業員が離職する際に、担当していたクラウドのアカウントをクローズしたことで、彼らが作成/利用していたデータへのアクセスが喪失するケースがある。ユーザー組織の 10% が、この事由によりデータを喪失したことがあると発言している。

Hacker/Theft.  Ten percent of users reported that they lost data due to an outsider gaining access to their system and data.  Often it just takes a hacker getting access to a single user’s account in order to compromise your data.

ユーザーの 10% が、部外者によるシステムやデータへのアクセスにより、データを喪失したことがあるとレポートしている。多くの場合において、ハッカーがシングル・ユーザー・アカウントにアクセスしたことで、企業のデータが危険にさられるという結果を生じている。

Malicious Deletion.  Seven percent of organizations report problems where disgruntled employees have purposely deleted data

不満を持つ従業員により、データを故意に削除されたことがあると、ユーザー組織の 7% がレポートしている。

Third-party Software.  Seven percent of organizations also report that they’ve had problems losing data when third party software is used with their SaaS applications, for example, for syncing or importing data.

対象となる SaaS アプリケーションに対して、サードパーティのソフトウェアを用いたときに、データの喪失が生じたと、7% の組織がレポートしている。 たとえば、データの同期やインポートなどが、そのケースとして挙げられる。

While it seems like problems like dealing with closed accounts and hackers may have a slightly higher probability of occurring in the cloud, none of these ways are really unique to SaaS cloud applications, they’re problems that business have had to deal with for some time in the on-premise world too.

アカウントの閉鎖とハッカーによる侵害が、少しだけ確率が高いように思えるが、SaaS クラウド・アプリケーション固有の問題というわけでもない。つまり、時として、オンプレミスの世界においても、ユーザー企業として対応せざるを得ない問題なのである。

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このポストを訳そうと決めて、まず、最初に行なったことは、WordPress からのポストのエクスポートでした :) ほんとうは、お正月にやろうと決めていたことだったのですが、お屠蘇イレーサーにより、そのスケジュールが消去されていたというわけです。 今年は、毎月末のルーチン・ワークとして、カレンダーに埋め込むようにしなければいけませんね。 とは言え、もし、何らかの問題が生じた後に、ポストをインポートして復元したとしても、PV データやコメントなどが、どこまで再現されるのかは分かりません。 ましてや、Facebook から Open Graph を介して流れ込んできた、LIKE に関するデータなどは、いったい、どうなってしまうのでしょう? ブログのような静的なサイトであっても、ちょっと考えるだけでたくさんの心配事が浮かんできます。 もっと動的にデータを取り扱うサイトであり、それがビジネスに直結する場合などは、ほんとうに真剣に考えなければなりません。SaaS ベンダーとクラウド・ストレージ・ベンダーが提携して、自動スナップショットのサービスを提供してくれるのが、理想的な形態なのですが。。。

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2014 Agile Cat:月曜版 On Monday のマトメ

Facebook から Web サイトへの導線:その他のソーシャルを寄せ付けない強さを見せつける!

Posted in Facebook, Pinterest, Research, Social, Twitter by Agile Cat on January 10, 2015

Facebook Dwarfs Competition in Terms of Referral Traffic
http://wp.me/pwo1E-8b3
Felix Richter, October 30th, 2014
http://www.statista.com/chart/2893/social-media-referrals-in-september-2014/

_ Statista

Facebook’s significance as a traffic source for any website owner cannot be overstated. According to a new report by Shareaholic, who analysed the traffic of more than 200,000 websites around the globe between September 2013 and September 2014, the world’s largest social network now drives more than a fifth of the overall traffic – direct traffic, social referrals, organic search, paid search, etc. – to these websites.

あらゆる Web サイト・オーナーにとって、トラフィックを生み出す存在としての Facebook は、決して誇張されることのない重要性を備えている。グローバルにおける 20万以上の Web サイト・トラフィックを分析している、Shareaholic の最新レポートによると、2013年9月〜2014年9月において、この世界で最大のソーシャル・ネットワークは、それらの Web サイトへと向かうトラフィック全体(Direct Traffic/Social Referral/Organic Search/Paid Search など)の、1/5 以上を運んでいることになる。

But not only is Facebook by far the most important source of social media traffic, it is also the fastest-growing one. In September 2014, Facebook referrals accounted for 22.4% of traffic to the sampled websites. That’s an increase of more than 115% compared to September of last year, when Facebook drove 10.4% of traffic.

そして Facebook は、ソーシャル・メディア・トラフィックの生成において、突出した存在として君臨するだけではなく、最も速いスピードで成長しているのだ。2014年9月の時点で、Facebook のリフェラルは、サンプリングされた Web サイト・トラフィック全体の 22.4% を占めている。つまり、10.4% のトラフィックを運んだ昨年の 9月と比べて、115% も増加しているのだ。

Twitter’s role as a traffic source pales when compared to its larger rival Facebook. The share of traffic driven by Twitter referrals recently dropped to 0.9%, down from 1.2% in September 2013. The second largest source of social media traffic is Pinterest, which accounted for 5.5% of visits to the sampled websites in September.

巨大なライバルである Facebook と比較すると、トラフィック・ジェネレータとしての Twitter のポジションは見劣ってしまう。Twitter リフェラルによるトラフィック・シェアは、2013年9月の1.2%から、0.9% へと低下している。ソーシャル・メディア・トラフィックにおける二番手は Pinterest であり、9月の時点でサンプリングされた Web サイト参照の 5.5% を占めている。

This chart shows the percentage of traffic to a large sample of websites that comes social media websites.

このチャートは、Web サイトに関するソーシャル・メディアからの参照について、大規模なサンプリングを行なった際の、トラフィック比率を示している。

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Agile Cat としても、この数字には実感を覚えます。 日本には Twitter が強いという、ちょっと特殊な事情があります。 そのため、この Agile Cat というサイトを立ち上げた当初は、かなり Twitter に依存していたのですが、いまでは、すっかり Facebook が頼りとなっています。 とは言え、上記のチャートほどには差がなく、3 対 1 で Facebook が優勢という感じです。 Facebook ページが機能し始め、Share というアクションを人々が抵抗なく使うようになるにつれて、この Facebook の強さが顕著になってきたと思っています。 

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Apple 首脳陣は、スマホ市場の占有率について、本気でクソだと思っている

Posted in .Chronicle, .Selected, Apple, Mobile, Research by Agile Cat on January 8, 2015

Apple Executives Apparently Think The Data Used To Measure Smartphone Market Share Is Garbage
http://wp.me/pwo1E-8aK
Jay Yarow – Dec. 23, 2014
http://www.businessinsider.com/apple-executives-on-smartphone-market-share-2014-12

_ Business Insider

Since Apple started selling the iPhone, things have been pretty great for the company. The stock is at $112 today. When Apple announced the phone in 2007, the stock was at $12 (adjusted for stock splits).

Apple が iPhone を発売して以来、このプロダクトは同社に対して、素晴らしく貢献してきた。 今日(12/23)の Apple の株価は、$112 である。 そして、2007年に Apple が、このスマホについてアナウンスしたとき、その株価は $12(株式分割を換算)だったのだ。

AP
Apple CEO Tim Cook in an Apple Store

Apple’s revenue was $183 billion in fiscal 2014. Of that, $102 billion came from the iPhone. In fiscal 2007, revenue was $24 billion.

2014年の会計年度において、Apple の収益は $183 billion に達しているが、そのうちの $102 billion は iPhone から生じている。 また、同じく 2007年度の売上は、$24 billion に過ぎなかったのだ。

But there’s been one small nagging data point that’s not so great for Apple — smartphone market share. Apple has 11.7% of the smartphone market, according to IDC. Android has 84.4%.

しかし、Apple にとってネガティブであり、また、拭い切れないデータが1つだけある。 つまり、スマホに関する、マーケット・シェアのことである。 IDC によると、スマホ・マーケットにおける Apple のシェアが 11.7% であるのに対して、Android は 84.4% に達している。

Market share doesn’t matter, for the most part. Apple’s iPhone sales have continued to grow, even as it lost market share.

このマーケット・シェアは、ほとんどの場合において問題にならない。 Apple における iPhone の販売は、マーケット・シェアを失うにしても、成長を続けているのだ。

The only way that market share matters is if developers use it as guide post for their decisions. If you’re making software, you want as many people as possible exposed to your software. To do that, you would have to develop for Android, which has more users.

マーケット・シェアが意味を成すのは、デベロッパーたちが開発プラットフォームを決定する際のガイドとして、それを利用するときだけである。もし、あなたがソフトウェアを作成するなら、可能な限り多くの人々に、あなたのソフトウェアを使ってもらいたいはずだ。 そうしたいなら、より多くのユーザーを持つ Android のために、あなたは開発することになる。

If developers focused on Android, then Apple’s iPhone software, iOS, would become second-class. It would have weaker apps. As a weaker platform, it would be less attractive, and then the iPhone business would collapse.

デベロッパーたちが Android にフォーカスしてしまうと、Apple の iPhone ソフトウェアである iOS は、劣った扱いを受けることになる。 つまり、アプリのラインナップが弱体化してしまうのだ。 その結果、魅力のない弱いプラットフォームになり、iPhone ビジネスが崩壊するという流れに陥る。

BI Intelligence

But, that hasn’t happened. In part, it’s because Apple has more valuable users.

しかし、それは起こっていない。 なぜなら、それを補うものとして、Apple は価値を生み出すユーザーを抱えているからだ。

During the Black Friday shopping period, Adobe reported, "iOS users drove four times as much mobile sales revenue as Android users, 79 and 21 percent respectively."

Adobe のレポートによると、たとえばショッピング・シーズンの Black Friday において、「iOS ユーザーは Android ユーザーに対して 79% 対 21% という、4倍に相当するモバイル売上を達成している」ことになる。

In general, iPhone users are more engaged with apps, and more willing to pay for apps.

一般的に見て、iPhone ユーザーはアプリに対して強くコミットし、また、料金の払いっぷりが良いのだ。

As a result, developers have not bailed. They’ve done the opposite. They’re building for iOS first, and Android second, despite the market share disparity.

その結果として、デベロッパーたちは身動きせず、セオリーとは反対の行動を取っている。 つまり、マーケット・シェアに格差があるにもかかわらず、iOS ファースト、Android セカンドという順序でアプリを構築している。

Still!

でもね!!!

This market share thing remains a thorn in Apple’s side. People just don’t think the iPhone business can continue to succeed if its market share remains stalled. They view it as a long-term threat, despite Apple’s continued iPhone sales growth.

このマーケット・シェアという事象は、Apple にとって悩みの種として残り続ける。iPhone ビジネスのマーケット・シェアが低迷し続けるなら、その成功が継続すると、人々は思わなくなる。つまり、Apple における iPhone の売上が、このまま伸びるにしても、長期的な脅威としてマーケット・シェアを見ることになる。

It seems like the only way for Apple to fix this market share "problem" is to lower prices to sell more phones, but that would put pressure on Apple’s profits, which would hurt its stock. So, to these people, Apple is stuck between a rock and a hard place.

このマーケット・シェアの問題を Apple が修正するなら、iPhone の価格を下げて、販売台数を増やすことが、唯一の方法だと思える。しかし、それにより Apple の利益が圧迫され、さらには、株価に悪影響が出るだろう。したがって、この現象を危惧する人々からは、Apple が板挟みになっているように見えてしまう。

AP

Apple is not too thrilled with all of this debate. It hates that people fixate on its one weak point when so much else is going well.

Apple は、この種の議論を、抑えこもうとしている。そして、すべてが上手くいっているときに、そのような弱点を突っつく人々を嫌っている。

And, apparently, Apple executives think the data people are using for market share is junk.

そして、明らかに Apple 首脳陣は、人々が用いるマーケット・シェアというデータを、本気でクソだと思っている。

Buried in a Walt Mossberg column on Apple and Google is this tiny nugget, with our emphasis added: "In my conversations with Apple executives, they vehemently insist that market share isn’t — and won’t be — their goal, and even go so far as to say that most public market-share numbers are somehow off the mark, though they decline to explain how."

Apple と Google に関するコラムで、ちょっとだけ Walt Mossberg が触れている一文を、ボールドで強調してみた: 「Apple 首脳陣との会話において、彼らが猛烈に言い張っていたのは、マーケット・シェアは目標ではなく、今後も変わらないという見解である。さらに言えば、彼らの意見を聞く限り、パブリックなマーケット・シェアの数字は、何らかの点で不正確なものとなる。 しかし、その理由については、何も言っていない」

That’s all Mossberg says. There is nothing further on it.

Mossberg の発言は、これだけであり、他には何も言っていない。

But it would make sense for Apple to question the numbers. Apple is the only company that openly reports its smartphone sales. Every other company keeps that information private, forcing companies like IDC and Gartner to use their own imperfect methods to track smartphone shipments.

しかし、この種の数字について、Apple に質問することは、理にかなっている。なぜなら、Apple はスマホの販売量をレポートする、唯一の企業だからだ。その他の、すべての企業は数字を公表していない。そのため、IDC や Gartner といった調査会社が、不完全な方式ではあっても、それぞれのメーカーにおける、スマホ出荷量をトラッキングしているのだ。

Shipments do not equal sales through to consumers. Just ask Samsung, which has a built up inventory of the Galaxy S5. Shipments to consumers don’t necessarily mean usage.

出荷量というものは、消費者に届いたときの販売量とは、異なるものである。たとえば、Samsung に問い合わせても、製造された Galaxy S5 の在庫量が返ってくるだけである。つまり、消費者へ向けた出荷量が、必ずしも使用量を意味するわけではないのだ。

Unfortunately for Apple, there’s not much it can do. If it has evidence the numbers are wrong then it can present that data. But that gets complicated, especially since this is a relatively minor issue in the big picture. Apple tries to counterprogram this narrative when it talks about web usage, which shows Android and iOS even at this point.

Apple にとって残念なのは、それ以上のことが出来ないことだ。もし、この種のデータが間違っているという証拠があるなら、それを示すべきだ。しかし、それは、とても複雑ななものとなり、また、全体像と比較すると、マイナーな問題に過ぎない。それなのに Apple は、Web の利用について、そして Android と iOS の利用について、言葉を用いて状況を逆転させようとしている。

The best thing for Apple to do, though, is to keep doing what it’s been doing. It doesn’t get too hung up on market share data. It just sells expensive phones to millions of people. That leads to developers making great apps, and the share price soaring.

Apple にとってベストな方策は、これまで進めてきたことを維持していくことだ。ことさら、マーケット・シェアというデータに固執しないほうが良い。何百万もの人々に、高価なスマホを販売していくのだ。そうすれば、デベロッパーは素晴らしいアプリを作成し、それが株価の高騰につながるのだ。

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Jay Yarow さんは、かなり頭にキテいるという感じですね。 彼は、Business Insider におけるチャート・シリーズを確立させた人であり、ビジアライズされた数字は百言にも優るという考え方を、持っているはずなのです。 おそらく、同じような考え方のジャーナリストたちが、Apple 首脳陣に対して厳しい見方をしていくことになるでしょう。 一言でいって、「キジも鳴かずば撃たれまい」なのですが、先日の Mark Zukerberg の反発にもあるように、Apple のお偉いさんたちは、ちょっと余計なことを言い過ぎる傾向にあるようですね。 Agile Cat も、「人のふり見て我が身を正せ」で、いろいろと反省していきたいと思っています。 

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