Agile Cat — in the cloud

iOS と Android による 世界大戦 – 2014年/6月

Posted in Mobile, Post-PC, Stat Counter by Agile Cat on July 21, 2014

Stat Counter で見た、2014年 6月までのデータです ・・・  
http://wp.me/pwo1E-7Gy
http://gs.statcounter.com/

Agile_Cat_Mobile3_thumb_thumb_thumb_[1]

2014年 5月に引き続き、世界を二分する iOS と Android のトラフィックを、1:Africa/2:Asia/3:Europe/4:North America/5:South America の各大陸および、6:Brazil/7:Russia/8:India/9: China の BRIC 諸国を項目として、チャートで抜き出してみました。

この 6月も、Android と Mobile Chrome の快進撃が続いています。以下のチャートは、Worldwide におけるスマホ/タブレットの OS トラフィック比較です。

クリックで拡大 ⇒

その抽出時の設定は、このポストの項目〔OS〕と同じであり、いつもの9枚のチャートで、表現しているデータの積み重ねが、この OS-Worlwide に集約されていると言ってもよいでしょう。 そして、モバイルの成長が著しい、BRIC 各国のデータと重ね合わせてみると、その中でも Brazil と India が、Android にとって大きな牽引力になっていることが分かります。もちろん、Russia と China でも伸びてはいるのですが、より新たな勢力が、このマーケットを成長させているようです。

とくにインドでは、Micromax などに代表される国内のメーカーが、5000 ルピー($80)にも満たない価格帯でスマホの普及を図っていますが、Samsung や HTC、LG、Sony、Xiaomi といったアジア勢も大挙して参入し、高級機だけではなく普及機も販売するという展開になっています。 おそらく、その大半が Android デバイスであり、2014年の India 国内だけで、2億台くらいの販売が見込まれているとのことです。 そして、この India では、iOS の影も形も見えないという状況になっています。つまり、逆に捉えると、Android による低価格機の普及が、この国における爆発的なモバイルの成長を可能にしたとも言えるでしょう。 __AC Stamp 2

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Browser

OS

1

Africa:Browser

Africa:OS

2

Asia:Browser

Asia:OS

3

Europe:Browser

Europe:OS

4

North America:Browser

North America:OS

5

South America:Browser

South America:OS

6

Brazil:Browser

Brazil:OS

7

Russia:Browser

Russia:OS

8

India:Browser

India:OS

9

China:Browser

China:OS

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 日本では、たとえば、新しい iPhone が登場すれば、一般のためのメディアである新聞やテレビまでが、それをトピックとして大きく取り扱います。 それは、それで、とても歓迎すべきことなのですが、今年の中国とインドだけで、5億台のスマホが販売されるという、きわめて確度の高い推測については、まったくと言って良いほど、触れていないように思えます(こちらも新聞・TVとは縁が薄いので、不確かなのですが・・・)。 欧米へ向ける視線と、アジアへ向ける視線は、違っていて当たり前というのが、自分も含めた日本人の心理なのでしょうが、そろそろ変わらなければと、ネコが焦っても仕方のないことなのですが、なんとなく焦りを感じてしまいます。 __AC Stamp 2

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iOS と Android による 世界大戦 – 2014年/1月

iOS と Android による 世界大戦 – 2013年/12月
 

 

Apple が iPhone を 死ぬほど大切にする理由: それを示す1枚のチャート

Posted in Apple, Post-PC, Research by Agile Cat on July 16, 2014

This Chart Shows How Incredible And Important Apple’s iPhone Business Is For Apple
http://wp.me/pwo1E-7FM

Jay Yarow – Jul 15, 2014
http://www.businessinsider.com/chart-apples-revenue-2014-7

_ Business Insider

Analyst Jan Dawson of Jackdaw Research has a giant new report on Apple. In the report, he includes the following chart which is pretty breath taking.

Jackdaw Research のアナリストである Jan Dawson が、Apple に関する重要なレポートを提供している。 その中でも、彼が作成した以下のチャートには、思わず息を呑む。

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Jackdaw Research

You can see how the iPhone has just taken off as a business for Apple. You can also see why everyone thought the iPad was going to do the same until it suddenly, unexpectedly hit a wall.

Apple のビジネスとして、どのように iPhone が離陸したかのを、あなたも確認できるだろう。そして、素晴らしい勢いで飛び立った iPad も、予期せぬ壁に突然ぶつかるまでは、同じような状況にあったことも。

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これまでにも、iPad が iPhone のように成長していかないと、いくつかの記事が指摘していましたが、こんなふうに売上ベースで、分かりやすくマトメているチャートは初めて見ました。 どう見ても、Apple の売上の半分くらいを iPhone が稼ぎ出し、その依存度がますます高まっている状況が見えてきます。 それに続くという意味で、iPad が期待されていたのでしょうが、スマホとタブレットの間には、超えられないカベが存在するようです。IBM との提携により、エンタープライズ市場を開拓しようとする、Apple の決断の裏側には、こんな背景もあるのでしょう。

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Android 対 iPad : 並走の昨年から、大差の今年へと、変化するタブレット市場

IBM と Apple が協業をアナウンス: iPhone と iPad でエンタープライズにソリューションを!

Posted in .Selected, Apple, IBM, Post-PC, Strategy by Agile Cat on July 16, 2014

IBM and Apple target enterprise with iOS tie-up
http://wp.me/pwo1E-7Fz

By Juha Saarinen, Brett Winterford on Jul 16, 2014
http://www.itnews.com.au/News/389724,ibm-and-apple-target-enterprise-with-ios-tie-up.aspx

_ it news

Apple makes first major move into enterprise market.

IBM is to become an enterprise reseller and ISV for iPads and iPhones, under an unexpected deal announced today by Apple CEO Tim Cook and IBM CEO Ginni Rometty. Under the terms of the deal, IBM’s MobileFirst division will provide enterprise sales and on-site support for iOS devices and applications in time for the release of iOS 8. Big Blue will handle everything from supply of devices to activation and management services for enterprise customers.

IBM は iPad および iPhone に関して、エンタープライズ向け販売代理店/ISV になるという予想外の契約が、Apple CEO である Tim Cook と、IBM CEO である Ginni Rometty により発表された。 この契約の下で、IBM の MobileFirst 部門は、iOS8 のリリースに合わせて、iOS デバイス/アプリケーションに関する、エンタープライズ向けの販売と、オンサイト・サポートを提供することになる。つまり Big Blue は、このデバイスのアクティベーションからマネージメントに至るまで、エンタープライズ顧客に対する、すべてを取り扱うことになる。

Apple in turn will develop a new enterprise-grade support option under its AppleCare support program. AppleCare for Enterprise will provide corporate IT departments with seven days a week support, with the on-site components of the service provided by IBM staff. The two companies will also commit to developing over a hundred enterprise apps specific to the retail, healthcare, banking, travel and transportation, telecommunications and insurance sectors, with tie-ins to IBM’s hosted big data and analytics capabilities. IBM pledged to throw more than 100,000 industry consultants and software developers behind this effort.

そして Apple は、AppleCare Support Program の下で、新たなエンタープライズ・グレードのサポート・オプションを作り出していく。AppleCare for Enterprise は、IBM のスタッフがオンサイトで提供するサービスおよびコンポーネントを用いて、企業の IT 部門に対して年中無休でサポートされる。そして、この両社は、百種類を超える業務アプリを、エンタープライズ向けに開発することに合意している。具体的には、小売/ヘルスケア/金融/旅行/運輸/通信/保険などの各セクターに、IBM がホストする Big Data と、その分析能力が注ぎ込まれることになる。さらに IBM は、この試みを後方から支援するために、10万人以上のエンタープライズ・コンサルタントおよびソフトウェア開発者を投入すると約束している。

The deal does not mean that IBM will cease to resell other mobile devices such as those running Google’s Android.

ただし、この契約により、たとえば Google の Android を走らせる他のモバイル機器を、IBM が販売しなくなるというものではない。

What it means for the Apple ecosystem

In a statement, Apple chief executive Tim Cook called the move a "radical step for enterprise", and pointed to the vast majority of Fortune 500 and global companies already running iOS-based devices. The company has so far not shown a desire to shift into the enterprise market, relying on consumer demand to drive sales. Attempts to build its own enterprise salesforce in Australia were never backed by enterprise-class management tools or support options.

そのステートメントにおいて、Apple の CEO である Tim Cook は、「エンタープライズのための根本からのステップ」であると表現し、また、すでに iOS ベースのデバイスを運用している、Fortune 500 およびグローバル企業の大多数を対象とすると述べている。 これまで、同社は、そのデバイスの販売を促進においてコンシューマの需要に依存し、また、エンタープライズ市場へシフトするという意欲は示していなかった。少なくとも、Australia において、独自のエンタープライズ戦略を構築するという試みが、エンタープライズ・クラスの管理ツールやサポート・オプションに支援されるということはなかった。

Today’s announcement will be of great concern to telcos and managed service providers that built support packages for enterprise adoption of iOS in the absence of Apple offering its own. The tie-up also gives pause for thought for organisations deploying Mobile Device Management solutions specifically to cater for iOS devices.

今日のアナウンスメントは、Apple が不在のエンタープライズ市場において、iOS の採用を促進するためにサポート・パッケージを構築してきた、テレコムやマネージド・サービス・プロバイダーにとって、大きな関心事になるはずだ。 また、このタイアップにより、iOS デバイスに対応する MDM(Mobile Device Management)ソリューションの導入なども、一時的に停止するだろう。

What it means for IBM

The deal cements IBM’s position as a trusted provider of software and service to the enterprise. The company sold off its PC division to Chinese company Lenovo in 2004, and more recently handed the same company its low-end server business. Big Blue has also sold off several storage patents to Pure Storage. The company has also into both infrastructure and software cloud services via its acquisition of SoftLayer and launch of BlueMix cloud services.

この契約により、エンタープライズのソフトウェアとサービスに関する、信頼できるプロバイダーとしての IBM のポジションが強化される。 同社は China の Lenovo に対して、2004年に PC 部門を売却し、最近ではローエンド・サーバー事業も手渡している。また、Big Blue は Pure Storage に対して、いくつかのストレージ関連特許を売却している。 さらに同社は、SoftLayer の買収と BlueMix クラウドの立ち上げを介して、クラウド・サービスにおけるインフラとソフトウェアの双方を手にしている。

The only anomoly in this strategy is IBM’s continued commitment to the mainframe and mid-range Power platforms, both of which remain critical to many of its largest customers.

一連の戦略における唯一の問題点は、メインフレームとミッドレンジの Power プラットフォームを、IBM が継続的にコミットメントしている点にある。つまり、同社にとって重要かつ大規模な顧客にとって、それらが必要とされているのだ。

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なんというか、すごい展開です!  A7 チップによるセキュアなデバイスで、エンタープライス向けのビジネスというのは、Aplle にとってベターな選択肢のように思えます。 そして、IBM ですが、Power プラットフォームに関しては、Google と提携しているところが、なんというか、上手いバランス感覚だと感心してしまいます。 この数年における、IBM の大変革が、明らかになりつつありますね!

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日本と世界のインターネット・トラフィック – 2014年/6月

Posted in Mobile, Post-PC, Stat Counter by Agile Cat on July 15, 2014

Stat Counter で見た、2014年 6月までのデータです ・・・ 
http://wp.me/pwo1E-7Fo
http://gs.statcounter.com/

Agile_Cat_Loupe

2014年の 5月に続いて、Stat Counter のトラフィック分析結果をクリッピングしました。先月と同じく、プラットフォームごとの分析は止めにして、モバイルも、タブレットも、そして Mac も Windows も、すべてが混在の分析です。 具体的には、1:Browser/2:Browser Version/3:Operating System/4:Search Engine/5:Search Site/6:Social Media/7: Platform の順となります。

まず、項目1の Browser ですが、日本での IE の反攻が目立ちます。 しかし、同じ項目を、世界で見てみると、IE のシェアは依然として落ち続けています。 そして、Chrome も、Firefox も、落ちていることから、全体に占めるモバイル・デバイスの比率が、上昇し続けていると推測されます。このチャートからも、PC 系のシェアが落ちている分だけ、iPhone と Android のブラウザが伸びているという状況が読み取れます。

そして、こうした傾向は、項目3 の OS を見ると明らかになります。 日本でも世界でも、Windows 7 に代表される PC 系 OS がシェアを下げ、iOS と Andorid が力強く伸び続けています。 右のチャートは、項目 7 の Platform に該当するものであり、それと同じデータ項目をインドに限って抽出したものです。 時間軸は、普段の倍の 2年間にしていますが、その理由は、そこまで遡らないと、どの時期に PC と モバイルが逆転していたのかが、分からなかったからです。

先週に、「2014年は合わせて5億台:Android One が狙う中国とインドの市場を1枚のチャートで! 」という抄訳をポストしましたが、世界の IT マーケットにおける、この両国の影響力の大きさをヒシヒシと感じられる内容になっています。 そして、インドに限って言えば、すでにモバイルのトラフィックが、圧倒的な量に達しているというわけです。しかし、正直なところ、2年も前に逆転しているとは思ってもみませんでした。 __AC Stamp 2

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Stat Counter

1

Browser 日本

Browser 世界

2

Browser Version 日本

Browser Version 世界

3

Operating System 日本

Operating System 世界

4

Search Engine 日本

Search Engine 世界

5

Search Host 日本

Search Host 世界

6

Social Media 日本

Social Media 世界

7

Platform 日本

Platform 世界

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世界の方の、Search Engine と Social Media を見ると、Google と Facebook の強さをマザマザと見せつけられます。 そして、そのトラフィックから、両社は膨大な広告掲載料を稼ぎだしているわけです。 日本における Yahoo Japan と Twitter のトラフィックは、世界で見ると かなり特殊な事例となるのでしょう。 検索もソーシャルも、あまりにも寡占化が進んでしまうと面白くないので、強力なコンペティタの登場が待たれるところです。 その意味で、Line や WhatsApp や WeChat といった、メッセージング・サービスのトラフィックを知りたいのですが、P2P だと StatCounter もお手上げなのでしょうかね?  __AC Stamp 2

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日本と世界のインターネット・トラフィック – 2013年/12月

アメリカの iOS は Android を寄せ付けない:その Web トラフィックを1枚のチャートで!

Posted in Apple, Google, Mobile, Post-PC, Research by Agile Cat on July 11, 2014

CHART OF THE DAY: iOS Continues To Dominate Android In Web Traffic
http://wp.me/pwo1E-7Ey

Dave Smith – Jul. 8, 2014
http://www.businessinsider.com/chart-of-the-day-ios-continues-to-dominate-android-in-web-traffic-2014-7

_ Business Insider

As has been the case for the last few years, Apple’s mobile operating system has remained dominant in the U.S., successfully fending off Android, Windows 8, and others in terms of market share of mobile web traffic.

この数年の間において、Apple のモバイル・オペレーティング・システムは、U.S. のマーケットを支配し続けている。つまり、モバイル Web トラフィックという観点において、Android や Windows 8 などの追撃を、かわし続けているのだ。

_  space

Statista

According to the latest data from Quantcast and Wall Street firm Piper Jaffray — charted for us by Statista — iOS is still responsible for the lion’s share of mobile web traffic, accounting for 60%. Android, meanwhile, has increased its web traffic market share from a year ago from 29% to 33%, but it still has a long way to go before it can catch up to Apple.

Wall Street グループの Piper Jaffray および、Quantcast からの最新データを、Statista がチャートにしてくれた。それによると、依然として iOS のモバイル Web トラフィックは、全体の半数以上となる 60% を占めている。その一方で Android は、前年の 29% から 33% へと、Web トラフィックのシェアを増やしている。しかし、Apple に追い付けるかとなると、まだまだ長い道のりを残している。

It’s important to note, however, that Android is dominating iOS when it comes to market share of global sales, with Android owning north of 81% while iOS only accounts for about 13% of all smartphones sold around the world, according to IDC.

それは、きわめて重要な指摘であるが、IDC によると、グローバルにおけるモバイル・フォンに関しては、Android が販売量を支配している。つまり、Android の 81% に対して、iOS のシェアは 13% 程度に過ぎないのだ。

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これとは別の、デバイスの販売量を示すデータでは、アメリカ市場でも Android が優位に立っていますが、Web トラフィックとなると、iOS の支配が続いているようです。 従量制の課金へ移行してしまったアメリカのモバイル市場では、iPhone を所有する富裕層の人々が、使いたいだけトラフィックを消費し、その結果が、こうした数字に現れているとでも言うのでしょうかね?  3年ほど前のことですが、OCP Summit で NY に行ったときの地下鉄で、スマホを触っているヒスパニック系やアフリカ系の人たちの手元を覗いてみると、その大半が Android だったことを思い出しました。もちろん、複数の要因が絡み合った結果なのでしょうが、とても興味深い現象です。

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Apple が Google を攻める 米国スマホ市場 : それを示す1枚のチャート
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世界のメディアは モバイルのために存在する:それを示す1枚のチャート
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iOS と Android による 世界大戦 – 2014年/5月

2014年は合わせて5億台:Android One が狙う中国とインドの市場を1枚のチャートで!

Posted in Google, Mobile, Post-PC, Research, Telecom by Agile Cat on July 9, 2014

Android One Will Help Google Protect Against Forked Android Phones
http://wp.me/pwo1E-7Ec

Tony DanovaJun. 26, 2014
http://www.businessinsider.com/android-one-may-help-google-protect-its-platform-from-becoming-overrun-with-forks-in-emerging-markets-2014-6

_ Business Insider

At the Google I/O conference Wednesday afternoon, Sundar Pichai announced a new Android platform initiative to target users in emerging markets.

Google I/O カンファレンスの水曜日(6/25)の午後に、Sundar Pichai が発表した新たな Android プラットフォーム構想とは、新興国マーケットのユーザーをターゲットにするものであった。

With this project — dubbed Android One — Google will work hand-in-hand with low-cost smartphone manufacturers in emerging markets, providing them with a stock version of Google’s Android to run on their devices, as well as hardware specifications that manufacturers can use to build cheap Android phones.

Android One と呼ばれる、このプロジェクトにより Google は、途上国マーケットで低価格のスマホを製造するメーカーと、手を携えていくことになる。そして、Google Android の基本的なバージョンを、それらのデバイス上で走らせるだけではなく、安価な Android Phone を製造するために用いる、ハードウェアの仕様も提供することになる。

_  space

BII

The idea is to target mobile users in burgeoning mobile markets where the next billion smartphones will be sold — like India, where the Android One program will launch. Google already has Android One devices in development with Indian vendors Micromax, Karbonn Mobile, and Spice Mobile.

この発想は、次の 10億人を抱えることで急成長していく、新たなスマホ市場のユーザーをターゲットしたものであり、具体的にいうと、たとえばインドなどで、Android One プログラムを立ち上げていくことである。そして、すでに Google は、インドのベンダーである、Micromax/Karbonn Mobile/Spice Mobile などと、Android One デバイスを開発している最中である。

BI Intelligence finds that India alone will combine for over 200 million smartphone sales in 2014, followed by markets like Brazil and Indonesia.

BI Intelligence は、2014年の India では 200 Million のスマホが販売され、そこに Brazil や Indonesia が追随すると見ている。

In these countries, sales to people buying smartphones for the first time will absolutely overshadow sales in developed markets. And many of these first-time smartphone users will be buying from local manufacturers making cheap but serviceable smartphones. Google wants to make sure its Android platform is part of this movement. As much as possible, Google wants to move towards one software and hardware standard in the low-end market.

これらの国では、初めてスマホを購入する人々が圧倒的な多数を占めており、また、先進国のマーケットにおける販売量を希薄なものに変えてしまう。そして、これからスマホを手にするユーザーの多くは、安価であっても実用性のあるスマホを製造する、ローカルのメーカーから購入することになる。Google は Android プラットフォームで、このムーブメントの一部を担いたいと考えている。つまり Google は、ローエンド市場におけるソフトウェアとハードウェアの標準を、可能な限り一元化したいと思っているのだ。

Why?

Because these local manufacturers may otherwise turn to forked versions of Android — devices running on the Android Open Source Project (AOSP) — which essentially cut Google out of several of its key services and potential revenue streams.

そうしないと、ローカルのメーカーたちは、Android Open Source Project (AOSP) へと、つまりフォークされた Android のバージョンへと流れてしまい、Google が提供する基本的なサービスと、収益への道筋が絶たれてしまうからである。

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このポストですが、Android One の戦略もさることながら、中国とインドにおける凄まじいモバイルの成長の方に、自分自身の関心が引き寄せられてしまいます。 これまでにも、この両国で、2014年には 2億台のスマホが販売されるという情報は得てはいたのですが、チャートで表現してもらうと、あらためて状況を認識してしまいます。もちろん、モバイル・サブスクライバーの数といっても、それぞれの国々における経済指標の一つに過ぎないのですが、その未来を保証するものだとも想像できます。 そして、このチャートから、BRIC 4カ国 + Indonesia を消し去った空想の世界の中で、この国の立ち位置を捉えようとしている日本人が、まだまだ多数を占めているようにも思えるのです。さらに一言付け加えるなら、アジアの国々におけるドラスティックな IT の近代化を指摘したいです。 たとえば、中国では サーバーの経済性を高めるための、OCP にも似た Scorpio という動きがあり、Baibu や Tencent や Alibaba といった大手と、各種のテレコム系が相乗りすることで、データセンターのコストを大幅に削減しているのです。 また、インド政府は、100% 外資のモバイル・キャリアを受け入れ、モバイル・コミュニケーションの立ち上げ期間を、一瞬のうちに走り抜けようとしているのです。

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途上国の 10億人の モバイルとは ? iPhone や Galaxy ではないのだ!
Gartner が インドの Tata Communications を高く評価:決め手は途上国のサポート
Foxconn が Asia Pacific Telecom を合併:製造業からキャリアへの転身を図るのか?

モバイル・ユーザーが使用するアプリは、平均で 30タイトルを下回る:それを示す1枚のチャート

Posted in Mobile, Post-PC, Research by Agile Cat on July 6, 2014

CHART OF THE DAY: Most People Don’t Use More Than 30 Apps Each Month
http://wp.me/pwo1E-7DR

Dave Smith – July 2, 2014
http://www.businessinsider.com/chart-of-the-day-most-people-dont-use-more-than-30-apps-each-month-2014-7

_ Business Insider

There are literally millions of mobile apps out there for you to download, but according to new data from Nielsen charted for us by Statista, there seems to be an “upper limit” to how many apps people actually use each month.

何百万ものモバイル・アプリが提供され、それらを誰もがダウンロードしているが、Nielsen の最新調査の結果をまとめた、この Statista のチャートによると、実際に人々が使用するアプリを1ヶ月という期間で区切ってみると、そこには「上限」があるように思えてくる。

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Statista

On average, mobile users tend to use about 22 to 28 apps each month, with younger users spending more time using more apps on average.

その平均において、若年層のモバイル・ユーザーは、1ヶ月の間に 22〜28 種類のアプリを使用する傾向があり、また、それらのアプリを使用する時間も長いようだ。

Even more interesting: Though users are spending more time on mobile applications each year, the number of mobile apps actually used each month hasn’t changed much over the last few years.

さらに興味深いのは、人々がモバイル・アプリに費やす時間が、毎年のように伸びているのに対して、1ヶ月の間に使用されるタイトル数が、ここ数年において大きく変化していない点である。

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なるほどと思い、Agile_Cat も自分の Android デバイスを眺めてみましが(右のイメージをクリックで拡大)、たしかに、いつも使うアプリとなると、この画面に収まっているもの以外に、あと数本という感じです。おおまかなところで、メッセージ系、ソーシャル系、カレンダー系、メディア系、メモ・ドキュメント系で、あとは、迷子にならないためのマップ系と、写真や音楽という程度の使い方のようです。 そして、Nexus 7 になっても、用途として増えてくるのはリモート・デスクトップ系くらいであり、さらに言えば Mac のデスクトップを見ても、それほどの変化はありません。モバイルの使い方って限定されている感じがしますが、データの大半がクラウド上で整理され、コンピュータの使い方が、それくらいの範囲に上手く集約されてきたと捉えることも可能です。 自分なりの結論ですが、数年前までの PC だけに依存する環境と比べてみると、とても効率が良くなっていることを実感します。モバイル+クラウドは素晴らしい!

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ファブレットが絶好調になってきた:スマホとタブレットを上回る成長を1枚のチャートで
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Android L の狙いは バッテリー・ライフ : KitKat に対して 36% 増の実行時間が計測された!

Posted in Google, Mobile, Post-PC, Research by Agile Cat on July 3, 2014

It Looks Like Google’s Plan To Improve Your Android Phone’s Battery Life Is Working
http://wp.me/pwo1E-7Do

Lisa Eadicicco – Jul. 1, 2014
http://www.businessinsider.com/android-l-features-and-battery-life-2014-7

_ Business Insider

Google just launched the developer preview for its upcoming version of Android last week, and some tinkerers have already put the new software to the test.

Android 次期バージョンのデベロッパー・プレビューを、Google が開始したのは先週のことであるが、すでに何人かのイジリ屋たちが、この新しいソフトウェアを試し始めている。

Dan Frommer
Business Insider

Ron Amadeo at Ars Technica ran the website’s battery test on a phone running Android L  to see just how well Google’s new battery saver initiative works in practice. Android L comes with a host of new features, mostly backend enhancements, aimed at extending general battery life across Android devices called Project Volta.

Ars Technica の Ron Amadeo も、Google が新たに提供する Battery Saver Initiative が、どの程度まで機能するのかを確認するために、このサイトのバッテリー・テストで Android L を実際に測定してみた。 Android L は、主としてバックエンドを拡張する機能を携えて登場するが、それらは、バッテリー・ライフの改善を目的とした Project Volta と呼ばれるものであり、各種の Android デバイスを横断的に網羅していくという。

An improved battery stat tracker called Battery Historian and new application programming interfaces designed to cut down on wasted effort are part of Google’s plan to boost battery life.

Battery Historian と呼ばれるバッテリー・トラッカーを改善し、また、無駄な処理を削減するための API を新たにデザインすることで、バッテリー・ライフを高めていくことが、この Google の計画の一部を構成するようだ。

To run a battery test that was as accurate as possible, Amadao flashed a Nexus 5 to Android 4.4.4, the latest version of KitKat, and ran Ars Technica’s battery test. To ensure consistency, he also flashed the same device to run Android L and ran the exact same test. Think of flashing as a sort of reprogramming the phone’s software.

このバッテリー・テストを、可能な限り正確に実施するために、Amadao は KitKat の最新バージョンである Android 4.4.4 を、Nexus 5 にインストールした後に、Ars Technica のバッテリー・テストを実行した。 そして彼は、整合性を確保するために、同じデバイスに Android L をインストールし、同じテストを実行した。 こうして、ソフトウェアを再構成し、デバイスを新たな状態に保つことが重要である。

Amadao found that the Nexus 5 lasted for 471 minutes running Android L compared to 345 minutes while running KitKat.

そして Amadao が Nexus 5 のテストから見出したものは、KitKat における 345分の実行時間に対して、Android L では 471分も実行できるという結果であった。

That equals about 7.8 hours on L versus 5.7 hours running KitKat. According to Amadao, that’s about a 36% increase in general battery life. The battery test involved keeping the screen on while connected to Wi-Fi and refreshing web pages every 15 seconds until the battery completely drained.

Amadao によると、KitKat では 5.7時間の実行であったのに対して、Android L では 7.8時間に伸びたことに成る。つまり、全般的なバッテリー・ライフが 36% も増加したことになる。ちなみに、このバッテリー・テストは、バッテリーが完全に放電するまで、スクリーンを ON に保ち、Wi-Fi に接続しながら、Web ページを 15秒ごとにリフレッシュするものである。

We expect to learn more about Android L when it officially rolls out to consumers later this year.

今年の後半に Android L が、カスタマーたちにオフィシャルに提供された後に、その詳細を調べたいと思っている。

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KitKat でレスポンスを改善した後に、Andorid L でバッテリー・ライフを改善するというのは、ユーザーから見ると、とても嬉しいアップデートになります。 おそらく、一定の範囲までとなるはずですが、すでにユーザーが使用しているデバイスにも対応するのでしょう。 こうした方針は、新しいデバイスの販売という観点でマイナス要因になるはずですが、Google から見ると広告を売るための OS なので、そんなことは関係ない・・・ というロジックなのです。 その一方で、Apple は、ハードウェア・レベルで実装したセキュリティを前面に押し出したマーケティングを展開しています。この両社の戦略は、コスト面でも大きな違いを見せ、マーケットの二極化を生み出しています。 そして、急成長するアジアのマーケットですが、Apple が方針を変えない限り、廉価な Android の優勢が続くように思えます。

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