Agile Cat — in the cloud

Cloud の調査:マイグレーションの期間は終わり、クラウドだからこそ実現できる ネイティブ・アプリの時代が始まる

Posted in On Monday, Research by Agile Cat on July 22, 2014

Cloud Computing: The Coming Second Cloud Front will Be Even More Transformative
http://wp.me/pwo1E-7GE
By Dick Weisinger – July 16th, 2014
http://formtek.com/blog/cloud-computing-the-coming-second-cloud-front-will-be-even-more-transformative/

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“The coming second cloud front will be transformative…   Applications, which are only possible in the cloud, will result in an order of magnitude greater value creation than the first cloud front,” said Michael Skok, general partner with North Bridge Venture Partners.

「 やがて登場する、クラウドの第二波により、ドラマチックな変革が達成される。 つまり、クラウドでのみで実現可能なアプリケーションが、クラウドの第一波のときよりも、はるかに大きな価値を、その結果としてもたらすからである」と、North Bridge Venture Partners の General Partner である Michael Skok述べている

Skok and team members at North Bridge Venture Partners recently released their fourth annual Future of Cloud Computing survey.  Many of the interesting highlights of the report are not so much about the future of the industry as they are about how the industry has grown to date so quickly. Some results from the survey include:

North Bridge Venture Partners において、Skok とチームメンバーたちは、4回目の年次調査レポートである Future of Cloud Computing を発行したところである。このレポートで、興味を引くハイライトの多くは、この業界の将来についてというより、すでに達成された、すばらしい成長に関するものとなる。 一連の調査における、面白い結果を、以下に抜粋する:

The top three drivers for cloud adoption are agility, cost and scalability

クラウドの採用における三大推進力は、Agility と Cost と Scalability である。

  • 49 percent say that they’ve already starting using the cloud to help create new products or revenues
  • 45 percent said that they plan to run their company from the cloud
  • 67 percent of organizations are planning to move their data into the cloud over the next two years
  • 49 percent have concerns about cloud security
  • 49% の回答者が、新しい製品や利益を生み出すために、すでにクラウドを使い始めている
  • 45% に回答者が、クラウドに基づいて、自身の会社を運営していく計画を持っている
  • 67% の回答者が、これからの2年の間に、クラウドへのデータの移行を組織的に行う
  • 49% の回答者が、クラウドでの心配事は、セキュリティであると答えている

Skok said that “with four years of data, we’re now really beginning to see some interesting trends, such as the five-fold increase in SaaS adoption to 74 percent and the nearly six-fold increase in PaaS adoption to 41 percent…  With over 11,000 cloud services and APIs, and developer adoption of IaaS at 56 percent and PaaS at 46 percent we are going to begin seeing the birth of new, re-imagined, cloud-native applications.”

Skok は、「 この4年間のデータを見ると、いくつかの興味深いトレンドが動き出していると分かる。たとえば、SaaS の採用は 74% に至っているが、それは 5倍にも増加した結果である。 また、PaaS は 41% である、ほぼ 6倍の増加となる。11,000種類を超えるクラウドのサービスや API を用いて、IaaS に取り組む開発者は 全体の 56% に至り、PaaS に関しては 46% となっている。 おそらく、私たちは、すべてのイメージを刷新する、クラウド・ネイティブ・アプリケーションの誕生を、目の当たりにし始めているのだろう」と述べている。

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いいですね! クラウド・ネイティブ・アプリケーション! とは言え、あまり具体的なイメージが湧かないのですが、Agile_Cat が常日頃利用しているサービスとしては、Evernote がクラウド・ネイティブの最先端という感じがします。 もちろん、Word も使うのですが、その役割はというと PDF のためのフォーマッターとジェネレーターであり、ドキュメントを作っていくプロセスの 90% 以上が、Evernote によりカバーされている感じがします。 それにより、マルチ・デバイスによるドキュメント作成環境と他者とのシェアが、クラウド・ネイティブに実現されているわけです。 次は、いったい何が便利になるのかと、そんなことを考えると、とてもワクワクしてきます :) 

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SaaS and ECM の調査:クラウドは何も失わず、メリットだけを提供する

Posted in Businesses, On Monday by Agile Cat on July 14, 2014

SaaS and ECM: The Benefits of Managing Content in the Cloud
http://wp.me/pwo1E-7EQ
By Dick Weisinger – July 11, 2014
http://formtek.com/blog/saas-and-ecm-the-benefits-of-managing-content-in-the-cloud/

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SaaS-based Enterprise Content Management (ECM) is predicted to grow at an average annual rate of 31 percent from 2013 to 2018, based on a report by TechNavio Research.  This compares to the total global ECM market which is expected to grow only 12 percent annually over the same period. 

SaaS ベースの Enterprise Content Management(ECM)だが、TechNavio Research のレポートによると、2013年から 2018年にかけての年間成長率が、平均で 31% に至るらしい。 それと同じ期間で、グローバルにおける全体的な ECM マーケットを比べると、そちらの方の年間平均成長率は、わずか 12% に留まっているのだ。

On-premise ECM still holds the bulk of the market share for the total ECM market space at 91 percent, but on-premise is expected to be slowly displaced by cloud-based solutions from now until 2018.

そして、オンプレミス ECM だが、すべての ECM マーケットの大部分と言える、91% というシェアを依然として維持している。 しかし、オンプレミスは、これから 2018年までの間に、クラウド・ベースのソリューションにより、ゆっくりと置き換えられていくと思われる。

The number of vendors with solutions in the cloud ECM space is growing.  Cloud ECM vendors include Alfresco, Nuxeo, SpringCM, OpenText and EMC.

この、クラウド ECM 領域では、ソリューションとベンダーの数が増え続けている。 そして、それらのクラウド ECM ベンダーには、AlfrescoNuxeoSpringCMOpenTextEMC などが含まれる。

Some reasons why Cloud ECM is so attractive compared to On-Premise ECM solutions include:

なお、Cloud ECM が On-Premise ECM に対して、それほどまでに魅力的な理由としては、以下の項目が挙げられる:

  • Faster Startup
  • Reliability
  • Scalability
  • Lifecycle Management. Systems are easier to support and improve
  • 迅速な立ち上げが可能
  • 信頼性が高い
  • スケーラビリティに優れる
  • ライフサイクルが管理される(システムのサポートとアップデートが容易)

Faisal Ghaus, TechNavio Research Vice President, said that ”SaaS-based ECM provides all the benefits of on-premise ECM systems in a trouble-free environment so that customers can focus on their core business activities while achieving a significant reduction in the total cost of ownership,” said in the report.

TechNavio Research の VP である Faisal Ghaus は、「 SaaS ベースの ECM は、オンプレミス ECM システムが持つすべての利点を、トラブルの無い環境で提供する。それにより、顧客たちは自身のコア・ビジネス・アクティビティに集中できるようになるが、それを所有するトータル・コストも大幅に削減される」と、そのレポートで述べている。

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似ていて違う話なのかもしれませんが、この抄訳をポストしている WordPress も、巨大な SaaS 型クラウドです。 そして、エンタープライズを対象とはしていませんが、Content Management の最先端を走っている、誰もが認めるサービスです。 ちなみに、その VIP アカウントは、かなり高額なサービスですが、Gigaom や TechCrunch といった、イケてるメディアが利用しているというのも周知の事実です。 Agile_Cat の場合は、スタンダードの無償サービスを使っているわけですが、それでも $40/年も支払えば、独自ドメインの利用と AdSense の停止などが可能となります。 そして、まったくの無償ユーザーであっても、サイバー・アタックからの保護や、各種ソーシャル・メディアとの API 連携、Google Authencator による二段認証などで、大きなメリットが提供されます。 おそらく、クラウド ECM も、それと似たような状況にあり、それが、素晴らしい成長の推進力になっていると思えるのです。

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Posted in Bare-Metal, DevOps, Linux, On Monday by Agile Cat on July 7, 2014

Cloud Computing: The Containerization of Apps
http://wp.me/pwo1E-7DY

By Dick Weisinger – July 1st, 2014
http://formtek.com/blog/cloud-computing-the-containerization-of-apps/

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Docker, the ‘Linux Container Engine’, is open-source Linux technology that can package all components needed by an application into a single container which can then be easily moved between cloud platforms, virtual machines, or physical bare-metal servers. 

Docker は Linux Container Engine であり、また、Linux オープンソース・テクノロジーであり、アプリケーションが必要とするすべてのコンポーネントを、シングル・コンテナ内にパッケージ化することを可能にする。さらに言えば、このコンテナは、クラウド・プラットフォームや、仮想マシン、物理ベアメタル・サーバー間を、簡単に移動できるのだ。

Docker allows software to be deployable across a wide range of environments yet doesn’t require platform vendors to conform to specific cloud or VM requirements.  Docker runs on all major Linux distributions, including Red Hat, Debian, Ubuntu, Fedora, Gentoo, Suse and Arch.

つまり、Docker により、幅広い環境におけるソフトウェアのデプロイメント実現されるのだが、そこで要求される移行先が、特定のクラウドや VM であっても、プラットフォーム・ベンダーによる準拠は不要となるのだ。そして Docker は、Red Hat/Debian/Ubuntu/Fedora/Gentoo/Suse/Arch といった、すべての主要 Linux ディストリビューション上で動作する。

Despite Docker being only first released 15 months ago and still only at version ’1.0′, it is already widely used by many internet companies which include eBay, Yelp, Spotify, and Baidu. Additional stats for Docker’s popularity include:

Docker の最初のリリースからは、まだ 15ヶ月しか経っておらず、いまでも Version 1.0 なのだが、たとえば eBay/Yelp/Spotify/Baidu などを含む、数多くのインターネット企業ですでに使用されている。 なお、Docker の人気については、以下のような状況からも判断して欲しい:

  • 2.75+ million downloads
  • 12,000+ stars on GitHub
  • 450+ contributors – 95 percent of whom do not work for Docker, Inc.
  • 14,000+ “Dockerized” applications published on Docker Hub
  • 90+ community-established user groups in more than 30 countries
  • 6,500+ Docker related projects found on GitHub

Ben Golub, Docker CEO, said that ”there’s a groundswell of excitement from the Fortune 10 on down for what Docker can mean for how they build, ship and run applications.  If Docker is successful, we will have enabled the separation of application creation and management from infrastructure management.”

Docker の CEO である Ben Golub は、「 Fortune 10 から中小にいたるまで、Docker が実現するアプリケーションの構築/出荷/実行という方式について、とても大きな興奮の高まりが起こっている。このまま、Docker が成功するなら、アプリケーションの開発と管理を、インフラストラクチャの管理から分離するという、新たな方式が確立するだろう 」と述べている

Scott Johnson, senior Vice President at Docker, said that “we’re from the school of container technology which we simplified along with the packaging and shipping of the container.  There’s been 15 months of rapid innovation. There’s over 440 contributors to the project, including lots of contributions from Red Hat, Google. A lot of rapid change is going on.”

Docker の Senior VP である Scott Johnson は、「私たちは、コンテナ・テクノロジーの学校から生み出されたようなものであり、コンテナによるパッケージングとシッピングにより、ものごとを簡略化していきたいと考えている。そして、この 15ヶ月の間に、とても迅速なイノベーションが生じている。すでに、このプロジェクトには 440人以上のコントリビューターがいるが、Red Hat や Google からも、たくさんのコントリビューションを受けている。つまり、急激な変化が、あちらこちらで、現在進行形で起こっている状況にある」と発言している。

Jay Lyman, senior analyst at 451 Research, said that “enterprise organizations are seeking and sometimes struggling to make applications and workloads more portable and distributed in an effective, standardized and repeatable way.  Just as GitHub stimulated collaboration and innovation by making source code shareable, Docker Hub, Official Repos and commercial support are helping enterprises to answer this challenge by improving the way they package, deploy and manage applications.”

451 Research の Senior Analyst である Jay Lyman は、「 エンタープライズたちは、アプリケーションやワークロードの移植性を高め、また、効果的かつ標準的な方法で繰り返して配布したいと考えているが、とても苦労しているという側面もある。GitHub でソースコードを共有することで、コラボレーションとイノベーションが刺激されたように、Docker Hub および、Official Repos、商用サポートにより、アプリケーションの Package/Deploy/Manage の方式が改善され、この課題に取り組むエンタープライスの支援が促進されている 」と述べている

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絶好調の Docker ですが、これ程の実績を、すでに残しているとは知りませんでした。 そして Docker の良いところは、VM だけではなく Bare-Metal にも対応している点であり、すでに、その方向へと舵を切り始めている SoftLayer  RackSpace などを、側面から強力にサポートしていくはずです。 AWS の大きな功績により、マーケットが開拓され、ビジネス・モデルが確立してきたクラウドですが、そろそろ第二幕が始まりそうで、とてもワクワクしています。

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Posted in Hybrid, On Monday by Agile Cat on June 30, 2014

Public, Private and Hybrid Cloud Computing: There can only be One
http://wp.me/pwo1E-7CV

By Dick Weisinger – June 24, 2014
http://formtek.com/blog/public-private-and-hybrid-cloud-computing-there-can-only-be-one/

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‘There can only be one’, said Scott Sanchez, Lead Cloud Evangelist at Rackspace, invoking the cult fantasy film The Highlander, when explaining the direction of cloud computing.  Sanchez notes that while there are many cloud vendor brands, creating a landscape of differing cloud platforms and capabilities is ultimately counter-productive.  Sanchez said that “when you look at how to build a Cloud strategy, you should just have one Cloud strategy.”  Sanchez is a proponent for the creation of cloud standards, like OpenStack.

Rackspace の Lead Cloud Evangelist である Scott Sanchez は、クラウド・コンピューティングの方向性を説明するとき、カルト・ファンタジー映画である The Highlander を引き合いに出しながら、生存できるのは 1つだけだと述べた。Sanchez は、数多くのクラウド·ベンダー・ブランドが存在するが、それらのプラットフォームや機能で、1つの世界観を形成していくことは、最終的には非生産的な結果につながると指摘している。そして「クラウド戦略を構築するための方法を見出すとき、1つのクラウド戦略を持つはずである」と、述べている。Sanchez は、OpenStack のようなかたちで、クラウドの標準を作成することを支持している。

 Kerry Bailey, HP senior VP of sales, said that ”the first phase that enterprise did was a bit of lifting and shifting of existing workloads… These customers are looking at cloud and saying ‘I don’t know what’s going to happen in the next two years.”  Developers are now writing applications that take advantage of the cloud infrastructure.  Bailey argues that these businesses can ensure an easier future migration path either to or from both public and in-house data centers by basing their development on an open-source platform like OpenStack.

HP の Senior VP of Sales である Kerry Bailey は、「 エンタープライズたちが実施した最初のフェーズは、既存のワークロードに、少しだけ働きかけ、それを移行することであった。そして、それらの顧客たちはクラウドを見ながら、これからの 2年間に、何が起こるのか、分からないと言う」と、述べている。しかし、いまの開発者たちは、クラウド·インフラを活用するアプリケーションを開発している。そして、Baily の主張は、それらの企業においては、これからの容易な移行を実現するための、マイグレーション・パスが確保されているというものだ。それは、OpenStack のようなオープン·ソース·プラットフォーム上で開発してきた基盤により、パブリックおよびインハウスという、双方のデータセンターからの移行を実現するものとなる。

Mark Shuttleworth, the founder of Canonical Ltd., said that the “hybrid cloud is central to the conversation about cloud computing.  Some large organizations are native to the cloud or moved all of their computing to the cloud, but they are rare.  Most companies are committed to public and private clouds, and getting data to the right cloud. Hybrid cloud is without a doubt central to the conversation and thought about the cloud.”

Canonical Ltd. の Founder である Mark Shuttleworth は、「クラウド・コンピューティングについて会話するとき、その中心に座っているのはハイブリッド・クラウドだ。いくつかの大規模な組織は、クラウドとの相性が良く、また、すべてのコンピューティングを移行するだろうが、そのようなケースは稀である。また、ほとんどの企業は、パブリックとプライベートのクラウドに依存しており、データの内容に応じて、適切なクラウドを選んでいる。つまり、ハイブリッド·クラウドが、クラウド全般において、話題の中心になることに、なんの疑念も生じない」と述べている

Wide acceptance of standards like OpenStack would allow more fluid movement by businesses of their data to and from public and private clouds.  More than 50 percent of large businesses are expected to have hybrid cloud deployments by 2017 according to Gartner.  Reasons for why the hybrid cloud is appealing to businesses include:

OpenStack のような、広く受け入れられているスタンダードが、パブリックとプライベートのクラウドの間で、データを行き来させるエンタープライズの、より円滑な業務の流れを実現していく。Gartner の予測によると、エンタープライズの 50% 以上が、2017年までにハイブリッド・クラウド環境を有することになるという。ハイブリッド・クラウドが、エンタープライズに受け入れられる理由は、以下のとおりである:

  • Data security can be more easily controlled by classifying which data and which applications are sensitive or which need to comply with strict government regulations. Sensitive data can remain within the firewall while less sensitive data can be moved to a public cloud.
  • Hybrid architectures mean that businesses can tap into public cloud infrastructure when demand peaks and exceeds what private clouds can deliver.
  • Hybrid clouds also allow businesses to score some of the much-hyped cost-saving benefits of the public cloud.
  • 機密性の高さや、法的な規制に応じて、データおよびアプリケーションを分類することで、データに関するセキュリティ対策が、容易にコントロールできるようになる。つまり、機密性の高いデータはファイアウォール内に留まり、それほどセンシティブではないデータは、パブリック・クラウドへと移行することになる。
  • ハイブリッドのアーキテクチャであれば、需要のピークなどがプライベート・クラウドの能力を超えたときに、パブリック·クラウド·インフラを活用するという方式を、エンタープライズは実現できる。
  • ハイブリッド・クラウドを活用するエンタープライズであれば、パブリック・クラウドの大きなメリットである、コスト削減を享受することも可能になる。

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このところ、「Hybrid がクラウド・チャンプになるという、TechNavio の分析とは?」と、「SingTel と TelecityGroup は、インターネットに依存することなく Azure 接続を実現する」という、ハイブリッドに関する抄訳をポストしてきました。 それらを読んていて感じるのは、まずはプライベート(オンプレミス)有りきで、そこに対極としてのパブリックが登場し、それらを統合するハイブリッドが主役になっていくという、とても自然な流れが生じてきたことです。 そんなこんなで、ネットワークに投資し続けてきた、Equinix や Level 3、そして、各テレコムや Google の動向が気になる、今日 この頃です。

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Posted in Big Data, Hadoop, On Monday by Agile Cat on June 23, 2014

Big Data and Hadoop: Will Hadoop Continue to Dominate?
http://wp.me/pwo1E-7Ba

By Dick Weisinger – June 19, 2014
http://formtek.com/blog/big-data-and-hadoop-will-hadoop-continue-to-dominate/

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When people talk Big Data today, often they’re talking about Hadoop, a technology first created by Doug Cutting in 2005.  Forrester Research says that “Hadoop is unstoppable as its open source roots grow wildly and deeply into enterprises.”

現時点において、人々が Big Data について語るとき、大半の場合、Hadoop の話になる。そのテクノロジーは2005年に Doug Cutting により作り出されたものである。Forrester Research は、「 オープンソースをルーツに持つものが成長し、エンタープライズにも強引に入り込んでくるにつれて、Hadoop も止められないものになる」と発言している

The following are just some of the vendors have built solutions around Hadoop: Amazon Web Services (AWS), Cloudera, Hortonworks, IBM, Intel, MapR Technologies, Microsoft, Pivotal Software, and Teradata.

この流れに従う形で、いくつかのベンダーが、Hadoop に関連するソリューションを構築している。 具体的には、Amazon Web Services (AWS)/Cloudera/Hortonworks/IBM/Intel/MapR Technologies/Microsoft/Pivotal Software/Teradata などの名前が挙げられる。

Analysts like Allied Market Research estimate that the Hadoop market will grow from $2.0 billion in 2013 to $50 billion in 2020.  The forecast includes software, hardware and services.  Today services represent about half of the Hadoop market.  But how realistic are estimates for a product market-size five-years out?

Allied Market Research などのアナリストたちは、Hadoop のマーケットが、2013年の $2.0 billion から、2020年は $50 billion にまで成長すると推定している。

そして、この予測には、ソフトウェア/ハードウェア/サービスが含まれる。 今日の Hadoop マーケットにおいては、サービスの割合が、全体の約半分を占めている。しかし、このマーケットの規模に関する、5年の推定値はというと、どの程度まで現実的なのだろうか?

Forrester ticks off the following four reasons as to why Hadoop is so hot today:

Forrester は、いまの Hadoop がホットな理由として、以下の 4つの理由を挙げている:

  • Provides lower cost storage
  • Based on open source innovation
  • Scales well
  • Provides businesses a way to squeeze profits from their data

Allied Market Research attributes the growth in Hadoop to a strong interest in managing structured and unstructured data and big data analytics.

また、Allied Market Research は、構造化/非構造化データと Big Data 分析の運用において、Hadoop が強い関心を引き寄せているとしている。

But Hadoop is a platform and forecasts about how Hadoop will grow don’t or can’t factor in the appearance of new competing technologies.  Estimates for how technologies will play out six years hence are very difficult to predict.  Consider the effect of the iPad and the fact that the first iPad was sold less than five years ago.   Things can change quickly.  When Big Data is considered as an umbrella category of technologies, it is almost certain to see huge growth between now and 2020, but whether Hadoop will continue to be the center of Big Data in 2020 is less clear.

しかし、Hadoop はプラットフォームであり、また、Hadoop の成長を予測するにあたり、それと競合する新しいテクノロジーを、考慮することは困難である。つまり、これから 6年の間に、どのようなテクノロジーが登場するかと予測することは、きわめて難しいことなのだ。考えて欲しいのは、iPad の出現による変化と、最初に iPad が販売されてから、まだ 5年も経ていないという事実である。すべては、素早く変化していく。Big Data が、テクノロジーの傘下にあると考えた場合、いまから 2020年までの間に、ほぼ確実に大きな成長が見られるだろう。しかし、2020年においても、Hadoop が Big Data の中心に居続けるかというと、明確な根拠があるわけでもない。

James Kobelius, IBM Big Data evangelist, says that “Hadoop’s footprint will continue to grow for some time in the big data arena, especially as the core open-source technologies evolve and enterprises invest more heavily in the technology.  However, Hadoop will be neither the dominant platform nor the architectural centerpiece of most enterprise big data deployments. But that also applies to any other big data platforms, current or emerging, that you might name.”

IBM の Big Data evangelist である James Kobelius は、「 Hadoop の実績は、Big Data という分野において、しばらくの間は成長していくだろう。 とりわけ、コア・オープンソース・テクノロジーが進化し、エンタープライズがテクノロジーに多額の投資を行う世界で、それは顕著になる。しかし、大半のエンタープライズが Big Data をディプロイしていくとき、Hadoop は支配的なプラットフォームではなく、アーキテクチャ上の中心に座ることもないだろう。つまり、いまは名前もない、新しい Big Data プラットフォームの適用もありえるのだ」と、発言している

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Hadoop といえば、その大元は Google の MapReduce になるのですが、Agile_Cat が敬愛する High Scalability の Todd Hoff さんが、「Google Instant では、リアルタイム検索のために MapReduce を排除!」という記事を、2010年 9月の時点で書いていました。 これは、Google がインクリメント・サーチを開始した時期と同じころの話であり、すでに違う世界でチャレンジしているのだなぁ・・・ と関心した記憶が蘇ってきました。 いまの Google 先生はというと、BigQuery というサービスを提供していますが、それと GCE 上の Hadoop の関係など、いったい、どうなっているのでしょうか? いろいろと、興味の尽きないフィールドですね。

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Posted in IoT, On Monday, Privacy, Security by Agile Cat on June 16, 2014

Internet of Things (IoT): Balancing Security and Privacy with the Technology Benefits
http://wp.me/pwo1E-7A8

By Dick Weisinger – June 10th, 2014
http://formtek.com/blog/internet-of-things-iot-balancing-security-and-privacy-with-the-technology-benefits/

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By 2020, the total world of interconnected devices, the Internet of Things, will reach 212 billion, according to IDC.  This year alone, 1.7 billion PCs, tablets and smartphones are expected to be shipped.  This growing base of interconnected devices causes many to worry about safety, security, privacy and vulnerability issues.

2020年までに、この世界における相互接続されたデバイスの合計は、つまり Internet of Things の数は、212 Billion に達するだろうと、IDC は言っている。なんせ、今年だけで、PC/Tablet/Smartphone が出荷数は、1.7 Billion になると予想されているのだ。そして、これらの相互接続されたデバイスの成長ベースに応じて、安全性/セキュリティ/プライバシー/脆弱性の問題が発生すると、数多くの人々が心配している。

 Paul Roberts, founder of IT security news site Security Ledger, reported by  Chris Gonsalves of CRN, said that ”I really believe that the combination of technologies that we refer to as the IoT is going to be transformative in ways that are profound…  I see the net effect of this next phase of the internet as a leap forward, rather than incremental change. But I also think that IoT will create significant challenges in areas like privacy and security.”

CRN の Chris Gonsalves のレポートによると、「 私たちが IoT と呼ぶテクノロジーの組み合わせは、深層からの変革になると、本気で考えている。そして、その実質的な効果は、インターネットにおける次のフェーズを飛躍的に推し進めるものとなり、また、漸進的な変化と異なるものになると捉えている。しかし、IoT がもたらすものには、プライバシーやセキュリティといった分野における、大きな課題も含まれると思っている」と、IT セキュリティ・ニュース・サイトである Security Ledger の設立者 Paul Roberts は述べている。

Earl Perkins, Gartner analyst on IoT security, said that “we are at the early stages of a major inflection point in security…  Every time we have a major infection point, we seem to make the same mistakes. We allow it to get away from us and end up playing catch up for the next five to 10 years.  Just like every new generation of technology, we’ve got to be sanguine about how to approach it.”

Gartner の IT Security アナリストである Earl Perkins は、「 私たちは、セキュリティが変化する、大きな節目の初期段階にある。これまで、このように大きな影響が生じるポイントを通過するごとに、私たちは同じ間違いを繰り返してきたと思える。私たちの手元からセキュリティが離れて行くことを許容し、5年〜10年後に取り戻すという形を繰り返してきた。まさに、新しい世代のテクノロジーという観点で、それにアプローチする方法について、楽観的であり続けている」と述べている

Vint Cerf, vice president and chief Internet evangelist for Google, said that smart interconnected devices will increasingly “improve our daily lives. [But] the risk is that inimical forces may gain control and create serious problems.”

Google の VP and Chief Internet Evangelist である Vint Cerf は、このスマート・インターコネクト・デバイスの成長について、「 それは、私たちの日常を進化させるものになる。しかし、有害と思われるパワーが、深刻な問題を生み出し、それを増幅していくという、リスクが残される」と述べている

Joshua Corman, Sonatype of CTO, said that  ”our dependence on these systems [interconnected devices] is growing faster than our ability to secure them.  That’s how I know we’re not getting better.  As we bring more of this software and connectivity into our homes, we’re inviting the devil into our homes.  The very things you use to keep bad guys out of your house can be converted to let them in.”

Sonatype の CTO である Joshua Corman は、「 これらのシステムへの、つまり、相互接続されたデバイスへの依存性は、それらを安全に保つという意味で、私たちの能力を上回るスピードで成長している。それが示すのは、より良い方式を得るための術を、私たちが手にしていないという現実である。このようなソフトウェアやコネクティビティを家庭に持ち込むことは、悪魔を招き入れることと同じである。それは、害悪をなすものを家庭から遠ざけるという考え方を、取り入れるという考え方に、切り替えることに他ならない 」と述べている。

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この、Android の Location Service は、とても便利なのですが、つねに自分の居場所を配信し続けるという側面も持っています。ON にしておけば、自分の居場所を特定できるので、Maps などを使う意味が増してくるのですが、「ほんとうに、それで良いの」という疑問が付きまとっていることも確かです。 そんなわけで、もっとセンシティブになろうと心に決めて、普段は OFF にしているのですが、なにかのときに ON にして、そのまま切り忘れているというケースが多々あります。 だいたいは、あまりにも便利になっている自分のスマホに、「あれ?」と思って気づくわけですが、こんな重要なモードの選択が、奥の方に有るのも問題なので、先ほどですが GPS のトグル・ウィジェットをインストールしたところです。 正直な話、スマホひとつを取っても、こんな状況なのに、IP を背負った家電が大量に家庭の中に入り込んできたら、いったい、どうなるのだろうと心配になってしまいます。文中にもあるように、私たちの日常は、IoT により大きく変化するはずです。 しかし、大きなリスクを抱えていることも確かなので、くれぐれも慎重に進めて欲しいと思いますね。

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Posted in IoT, On Monday, Web Scale by Agile Cat on June 9, 2014

Digital Universe: The Speed of Data Creation is Rapidly Accelerating
http://wp.me/pwo1E-7yU
By Dick Weisinger – June 6, 2014
http://formtek.com/blog/digital-universe-the-speed-of-data-creation-is-rapidly-accelerating/

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The amount of digital data in the world has been doubling every two years, and is expected to increase by a factor of ten between now and 2020.  That’s an increase from 4.4 trillion gigabytes of information available today to more than 44 trillion gigabytes in 2012.  That’s the prediction of this year’s report from IDC and EMC on the size of the ‘digital universe’.

この世界におけるデジタル・データの総量は、2年間で 2倍というペースで成長しており、また、いまから 2020年までの間に、10倍も増加すると予想されている。つまり、今日における 4.4 Trillion GB の情報量が、2020年の時点では 44 Trillion GB に到達すると予測されている。この予測値は、IDC および EMC によるDigital Universe の規模に関する、今年のレポートから抽出したものである。

To better conceptualize how massive these numbers are, IDC illustrates with an analogy using iPad Air tablets.  If all of today’s data were stored on tablets and then stacked, they would reach to two-thirds of the way to the moon.  And by 2020 we would have 6.6 stacks between the moon and the earth.

この数字が、どれだけの規模になるのか、より分かりやすくするために、IDC は iPad Air を用いて示している。現時点の全データを、このタブレットにストアし、積み上げた場合だが、その高さは 月までの距離の 2/3 に達するという。そして 2020年には、地球と月を隔てる距離の、6.6 倍に至るという。

A limiting factor to the volume of data that can be stored is the size of the all available storage media capacity.  IDC estimates that in 2013 we only had enough space to store 33 percent of all data produced on digital media, and that by 2020 we’ll only be capable of storing less than 15 percent of all data that gets produced.

これらのデータをストアする上で、それを制限する要因は、利用可能なメディア・ストレージの容量となる。IDC の推定によると、私たちが 2013年の時点で有しているのは、生成された全データの 33% のみをストアできる、ディジタル・メディア・スペースとなる。そして 2020年の時点では、そのパーセンテージが 15% 以下に落ち込むことになる。

The report finds along with the growth in the volume of data stored, the nature of data being collected will change dramatically between now and 2020.  In 2014, two-thirds of all data is generated by people, like email, documents, and interactions with web sites.  Increasingly, data is being generated by machines as the Internet of Things is expected to take off.

このレポートから見いだせるのは、ストアされるデータの量だけではなく、その性質が 2020年までに劇的に変化することである。2014年の時点で生成されるデータの 2/3 は、たとえば、電子メール/ドキュメント/Web サイト・インタラクションといった、人間によりもたらさせるものである。しかし、予想されているように、IoT(Internet of Things)が離陸すると、マシンから生成されるデータが増大していく。

While the majority of information (60 percent) available on the Internet today is created in the US, Japan and Germany, that is expected to change soon.  IDC predicts that by 2020, information produced by emerging-market countries like India, Brazil, China, Mexico and Russia will make up the bulk of all data.

また、今日のインターネット上で利用できる情報の大半は(60%)、US/Japan/Germany などの国々で生成されるが、これも早晩に変化していく。IDC の予測によると、2020年 の時点では、India/Brazil/China/Mexico/Russia といった、新興国マーケットで生成される情報が、すべてのデータの大部分を占めるようになる。

Rajesh Janey, EMC President in India, said that “China already accounts for 14 per cent of the digital universe. Though US’ share has declined as the other emerging markets have grown, it is still 26 per cent. India’s share is also growing from 3 per cent in 2010 to 6 per cent in 2020.”

EMC India の President である Rajesh Janey は、「 すでに China は、この Digital Universe の 14% を占めている。新興国マーケットが成長するにつれて、US のシェアは減少しているが、依然として 26% を占めている。India の場合は、2010年における 3% から、2020年は 6% へと成長していく」と述べている

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この Agile_Cat のサイトですが、WordPress の Media Storage を 1.5GB ほど使っているに過ぎません。 毎日のように、これだけの時間を費やしてポストを積み重ねていっても、人間が作るデータを量的に見ると、ほんとうに僅かなものだと実感します。 それと、月までの距離と iPad を用いた説明ですが、このデバイスを平らに積み重ねるのか、タテに継ぎ足していくか、その辺りが不明です。 また、そのストレージ容量も、何 GB のものを想定しているのか、よく分かりません。 でも、まぁ、たいへんな量だということが分かりますので、細かいことは、どうでも良いのかもしれませんね :) 

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Posted in Data Center Trends, On Monday by Agile Cat on June 2, 2014

Future Data Centers: Smaller and Embedded in Neighborhoods
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By Dick Weisinger
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What will Data Centers look like 10 years from now?  Emerson Network Power recently surveyed Data Center professionals to get an idea about how they think that their industry will change.

いまから 10年後に、データセンターには、どのような変化が生じているのだろうか? 先日に Emerson Network Power が実施した調査から、Data Center プロフェッショナルたちが、この産業が、どのように変化していくのかという、いくつかの考え方が得られている。

Steve Hassell, President, Data Center Solutions at Emerson, summarized the results of the survey.  “We didn’t know what to expect… There were expected results such as increased utilization of the cloud, and some ambitious predictions, such as largely solar-powered data centers and power densities exceeding 50kW per rack.  But the common denominator was that most believe that we’ll undergo a massive change to parallel the change that occurred the 11 years prior.  The pace of change is only going to increase.”

Emerson の President, Data Center Solutions である Steve Hassell は、「 私たちは、期待されていることを知らずにいた。もちろん、クラウド利用の増加が前提となっており、また、太陽電池式のデータセンターや、ラックあたり 50kW 超の電力密度といった、いくつかの予測どおりの積極的な期待値も得られた。しかし、全体を占める共通点は、11年前に発生した変化を、並行したかたちで、さらに大規模に推進していくというものであった。 そして、変化のペースは、速くなる一方だとされる」と、この調査の結果を概説している

 Scott Barbour, executive vice president at Emerson Network Power, said that ”as consumers continue to rely on 24/7 mobile access, network boundaries as they are known today will evolve.  Shifting storage and compute requirements will lead the industry to adopt a more flexible data center ecosystem and simplify the way we access business data on the go.”

Emerson Network Power の Executive VP である Scott Barbour は、「コンシューマたちが常にモバイル・アクセスに依存し続けることで、現時点で認識されているとおりに、ネットワークの境界は進化していく。ストレージおよびコンピューティングへの要求が変化していくことで、データセンターのエコシステムをさらに柔軟にし、外出先でビジネス・データにアクセスする方式を簡素化するという方向へ、この業界は導かれていく」と述べている

A major finding of the Emerson report is that data centers of the future are likely to be much smaller and located more closely to their primary users.  That finding seems to run counter to the rush by to build massive data centers in locations with cheap electricity and local taxes.

この Emerson レポートで最も注目すべきは、未来のデータセンターはきわめてコンパクトなものになり、また、主たるユーザーに近いロケーションに置かれる可能性が高いという点である。つまり、電気料金や税制が優遇される地域に、大規模データセンターが構築されることで、それに対応する小型データセンターが、急速に伸びていくだろうという見方である。

Andy Lawrence, vice president at 451 Research, said that “the data center of 2025 certainly won’t be one data center. The analogy I like to use is to transport.  On the road, we see sports cars and family cars; we see buses and we see trucks. They have different kinds of engines, different types of seating and different characteristics in terms of energy consumption and reliability. We are going to see something similar to that in the data center world. In fact that is already happening, and I expect it to continue.”

451 Research の VP である Andy Lawrence は、「2025年には、1つののデータセンターのみを使用するという考えかたが、確実に消え去っていくだろう。交通になぞらえて、私の持論を説明したい。道路を見れは、スポーツカーやファミリーカーだけではなく、バスもトラックも走っている。それぞれの車種は、エネルギー消費と信頼性という面で、それぞれに適合するエンジンを持ち、そこに設置されるシートなども異なるものとなる。私たちは、それと同じことが、データセンターの世界にも現れると思っている。実際に、それは、すでに生じている現象であり、これからも継続していくと、私たちは予測している」と、述べている。

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10年後に、すべてが変化するのかどうかは別にして、プライマリー・ユーザーの側に、小型のデータセンターが配置されるという考え方に賛成です。 Agile_Cat の周りには、それぞれのスマホが、未来においてデータセンターの役割を担うというような、もっと過激な発言をする人がたくさん居ます ^^;  たとえば、いまの Mac Pro レベルのコンピューティングとストレージの能力が、10年後にはスマホ・サイズに収まるとすると、そして、柔軟なネットワークが実演されるとすると、そのような可能性も充分にありえるわけで、とてもワクワクな未来が想像できるのです。

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