Agile Cat — in the cloud

Cloud の調査:エンタープライズがクラウドを導入する5つの大きな理由

Posted in Amazon, Google, Microsoft, On Monday, Salesforce, Storage by Agile Cat on March 31, 2014

Cloud Computing: Reasons for Why Businesses are Adopting the Cloud
http://wp.me/pwo1E-7ms

By Dick Weisinger – March 18, 2014
http://formtek.com/blog/cloud-computing-reasons-for-why-businesses-are-adopting-the-cloud/

_ formtek

Global businesses are on track to spend $174.2 billion this year on cloud infrastructure and services.  That’s up 20% from the $145.2 billion of spending in 2013, according to IHS Technology.   Based on their report, spending is expected to increase by a factor of three from 2011 to 2017.

グローバル企業の群れは、クラウド上のインフラストラクチャやサービスに対して、今年は $174.2 Billion を費やすというペースで突き進んでいる。IHS Technology によると、2013年の支出である $145.2 Billion に対して 20% 増となる。また、同社のレポートをベースにすると、この種の支出は、2011年から 2017年にかけて、3倍に増大するとされる。

The IHS report identifies current leaders in the cloud market space as Amazon.com, Google and Microsoft, specialty vendors like Dropbox and Carbonite in the cloud storage space, and Salesforce.com and Workday in the software application space.

この IHS レポートは、Amazon.com および、Google、Microsoft を、現時点のクラウド市場におけるリーダーだとしている。また、特定の領域として、クラウド・ストレージでは Dropbox や Carbonite を、SaaS では Salesforce.com や Workday といったベンダーを、それぞれのリーダーだとしている。

Jagdish Rebello, analyst at IHS, said that ”with the cloud touching nearly every consumer and enterprise around the globe, spending for cloud-related storage, servers, applications and content will be dedicated toward building a framework that is rapidly scalable, highly dynamic, available on-demand and requiring minimal management…  Cloud services, applications, security and data analytics will account for an ever-growing portion of total information technology spending by enterprises, valued at about $2 trillion at present.”

「 クラウドが、世界中の、ほぼすべての消費者と企業に広まったことで、クラウド上のストレージ/サーバー/アプリケーション/コンテンツに関連する支出は、何らかのフレームワークの構築へ向けて集約されるようになってきた、それにより、スケールを動的かつ迅速に、オンデマンドで調整する機能が実現され、そのためのマネージメントも最小化されてきた。クラウドにおけるサービス/アプリケーション/セキュリティ/データ分析は、現時点で約 $2 Trillion と言われるエンタープライズ IT 総支出の中で、成長し続ける部分を押さえていることになる 」と、IHS のアナリストである Jagdish Rebello は述べている。

Five reasons why the cloud is rapidly being adopted by businesses as identified by Oxford Economics in a report written for IBM are as follows:

Oxford Economics が IBM に対して、エンタープライズにおいてクラウドが、急速に採用されている 5つの理由を、以下のようにレポートしている:

  1. Better insights and visibility.  The cloud provides better services at lower cost with flexible scalability.
  2. Better Collaboration.  More easily links employees with partners and customers
  3. Provides a Framework.  The cloud enables businesses to build an integrated and dynamic service chain
  4. Innovation.  Greater efficiency and productivity of workers nurtures an environment of innovation.
  5. Reduced Risk.  A more responsive IT infrastructure enables better controls on costs and risks.
  1. 洞察と可視化の改善.  クラウドは、すぐれたサービスを安価に提供し、柔軟性も備える。
  2. コラボレーションの改善.  パートナーやカスタマーに対する、従業員からの接触が容易になる。
  3. フレームワークの構築.  クラウドにより、サービス・チェーンを動的に統合できるようになる。
  4. イノベーション.  環境が進化することで、作業の効率と、従業員の生産性が、自動的に向上する。
  5. リスクの低減.  IT インフラの信頼性が高まることで、コストとリスクの管理が容易になる。

ーーーーー

クラウドは、テクノロジーの変化というより、ビジネス・スタイルの変化なのですね。もちろん、クラウドを実現するために、さまざまなテクノロジーが生み出されているので、その存在を否定するわけではありませんが、ユーザーが信頼することで、そのパワーが指数関数的に増大していくものなのだと思えてきます。 現時点では、IT 総支出の 10% にも満たないようですが、やがては、その大半を占めるようになるのでしょう。__AC Stamp 2

ーーーーー

<関連>

IoT の調査:テック・ベンダーたちは、一般顧客へのアプローチを模索する
Hybrid File の調査:エンタープライズに必須なのは、パブリックとオンプレミスのブレンドだ!
Web Programming の調査:Google の Dart は Javascript をリプレースできるのか?
Mobile Security の調査:エンタープライズ と Android と フリー・アプリ
Big Data の調査:企業ユーザーが指摘する問題点は、信頼性/使い易さ/ソリューションの欠落

2014 展望:Amazon CTO が語る 4つのトレンド

Posted in .Selected, Amazon, On Monday, Strategy by Agile Cat on January 14, 2014

Cloud Computing: Four Trends for 2014
http://wp.me/pwo1E-77c

By Dick Weisinger
http://formtek.com/blog/cloud-computing-four-trends-for-2014/

_ formtek

Werner Vogels, Vice President & Chief Technology Officer at Amazon.com, recently described to the Guardian the top four trends that he sees for Cloud Computing in 2014.

Amazon.com の Vice President & Chief Technology Officer である Werner Vogels が、2014年のクラウド・コンピューティング・トレンドに関して、先日の Guardian で述べている。

ーーーーー

Cloud content will follow you wherever you go.  Data in the  cloud means that content is device independent and available anywhere, whether from desktops and laptops, smartphones and tablets.  ”Regardless of which device we use, or the location, we have will access to our content and subscriptions.”

あなたが何処に居ようが、その隣にはクラウド・コンテントが居る. クラウド上のデータとは、デバイス(デスクトップ/ラップトップ/スマートフォン/タブレット)から切り離されたものであり、また、何処からでも利用できるものである。つまり、「 私たちが使用するデバイスや、私たちの居場所に関係なく、自身のコンテンツやサブスクリプションにアクセスできる」ものとなる。

Cloud analytics will increasingly measure and interact with the offline world.  Vogels alludes to a world that is slowly realizing the concept of the “Internet of Things”.  Machine-generated data, originating from scientific projects like the Mars rover and DNA sequencing are happening, but there’s also closer-to-home data feeds coming from things like transportation vehicles and  industrial and home-based sensors which are changing the way we live and perceive our lives.

クラウドでの分析が進化したことで、オフラインだった世界がつながり、その測定が進んでいく. Vogels は、この世界における “Internet of Things” の概念が、ゆっくりと実現されていくと示唆している。マシンが生成するデータは、火星探査や DNA 配列といったサイエンス・プロジェクトに起源があるが、交通や産業や住宅などのためのセンサーから得られるデータも同様に、私たちの生活を変えているという実感が生じてくる。

Everyone will be able to publish to the cloud.  “In 2014 expect a great rise in organizations that are adding media capabilities to their offerings…  Cloud based services for pre and post production, as well as distribution, are readily available such that anyone can become an internet broadcaster operating worldwide without any capital investment.”  Vogels gives just a few examples of the many industries and organizations that have been able to broaden public exposure to their offerings by developing cloud-based content.  Vogels mentions performing arts organizations, like the Berlin Philharmonic, and sports clubs, like LiverpoolTV.

誰もがクラウド・パブリッシャーになれる.Vogels は、「2014年には、自社のプロダクトやサービスに対して、メディア的な機能を付加する組織が、そのプレゼンスを高めると予測される… つまり、クラウドベースのサービスは、プロダクトの生産工程だけではなく、その供給プロセスに対しても適切に機能し、なんの設備投資も要求することなく、誰もがワールドワイドなインターネット放送局になるという状況をもたらす」と述べている。 さらに Vogels は、クラウド・ベースのコンテントを作成することにより、自社の提供物を広く知らしめてきた組織について、いくつかの事例を提供している。そこには、Berlin Philharmonic のような芸術団体や、LiverpoolTV のようなスポーツクラブも含まれている。

Cloud data processing will increasingly reflect real-time information.  ”We see almost every industry taking advantage of the cloud to radically improve the speed at which they can process their data…  There has always been a close relationship between big data and cloud computing as it requires no limits in terms of compute and storage but by adding real-time processing capabilities, we will see a rise in data analytics that are able to produce results in real-time, radically changing the products companies can build.”

クラウドにおけるデータ処理により、情報のリアルタイムな活用が拡大する.「 私たちは、大半の産業がクラウドを活用し、そのデータ処理速度を根本から改善している状況を、目の当たりにしている … そこには常に、ビッグ・データとクラウド·コンピューティングの密接な関係が存在し、また、コンピューティングとストレージの両面において、あらゆる制約を取り除かれてきた。しかし、リアルタイム処理を加えることで、瞬時にデータを分析するという手法が実現されてくる。それにより、プロダクトの製造工程が、根本から変革される」

ーーーーー

Werner Vogels に関しては、これまでにも、「Elastic Beanstalk とは?」と「クラウド・エコシステムを語る」というコンテントを訳したことがありますが、どちらの場合も、要点を適切かつ完結に語る人という印象でした。 そして、今回も、さすがオピニオン・リーダーだと、感心してしまう内容です。時間があったら、Guardian の原文も、読んでみたいなぁと思っています。__AC Stamp 2

ーーーーー

<関連>

Gartner の 2014 クラウド・トレンド Top-10
Cloud の 調査 : OpenStack における大きな推進力と、依然として荒削りな細部
PaaS の 調査: もたらすものは、インフラ・コストの削減と、アプリ開発の加速?
Data Centers の調査 : データセンターの効率を多角的に考える
Hybrid の調査 : ベスト・クラウド は Private と Public のブレンドから
Data Center の調査 : DC 内 IP トラフィックが 2017年には 3倍に増大する
VPC の調査 : プライベート・クラウドの仮想化は、新しいトレンドになり得るのか?

四強 の 2013年 : Amazon の マトメ

Posted in .Chronicle, .Selected, Amazon by Agile Cat on December 12, 2013

ブッチギリの強さを見せつけました・・・
http://wp.me/pwo1E-71a

Agile_Cat_Loupe

 

IaaS の王者として君臨する Amazon にとって、この 2013年は順風満帆の年だったと言えるでしょう。 以下のリストにもある、『 Amazon の レモネード哲学 : こうすれば 新聞社くらい買収できる!』というポストを読んで頂ければ分かると思いますが、Amazon はすべての利潤を顧客に還元することで、他の参入を許さないという徹底した戦略を展開しています。しかし、リテール・ビジネスを収益源とする Amazon のように、まったく異なる分野で大きな利益を上げ、また、クラウドのリテラシとインフラを有している企業となると、話は別です。 その最右翼は Google であり、これまでの GAE(Google App Engine)に加えて、GCE(Google Compute Engine)という IaaS プラットフォームを投入してきました。 また、オープンソース・クラウドである OpenStack と CloudStack も、徐々に浸透し始めています。 こちらの強みは、ユーザーとして利用する側が、その全体をデザインしている点です。 とは言え、こうしたコンペティターたちが成長してきたのも、クラウドの原型を生み出し、磨き上げてきた、Amazon があってこその話です。その意味において、Amazon AWS の 2013年は、素晴らしい進化を遂げ、また、大きな成果をもたらしてきた年だったのです。

 _  space

1/15: Gartner の IaaS マーケット論評 : その 15 社とは?
1/22: PaaS をリードする : Top-10 プロバイダー とは?
2/06: Kindle Fire 8.9 の Retina は、iPad より $200 も 安い – Youtube
2/18: Amazon の Redshift がスタート! 警戒する HP、IBM、Teradata、Oracle
2/20:
Amazon AWS のビジネス規模は、あなたの推測を遥かに上回る
3/12: Amazon の Kindle Phone だが、その量産が 6月以降に ズレ込むらしい
3/17: Google Compute Engine 対 Amazon EC2 : 性能をチャートで比較する
3/21: $99 の Kindle Fire HD という ウワサ は、どうなっているの?
4/09: Amazon AWS も、ついに モバイル BaaS に参入か?
4/10: Salesforce も Rackspace も、目指すは モバイル BaaS なのだ!
4/15: Amazon は Storage Gateway で オンプレミス を吸い上げる
4/16: Apple vs. Amazon : リテールの収益をチャートで比較
4/19: Amazon S3 の Object が、あっという間に2兆を超えた!
4/23: Amazon も Siri を追いかける : 音声認識の会社を買収
6/01: 2013 Q1 のクラウド売上は $2B : 順位は AM>SF>MS>IBM>GO
6/12: Amazon AWS には、リージョン間で 200倍もの速度差があるって?
6/19: Telcom の持論 と Amazon の実践 : クラウド・バトルは どうなる?
7/01: Amazon のモバイル・ビジネス : その潜在能力を分析する
7/21: App Store の名称をめぐる、Apple と Amazon の係争が収束した
7/31: Amazon の 従業員数は 97,000 人 : ついに Microsoft に迫ってきた
8/20: 今度は Amazon.com がダウン : US リージョンで 約 45分間
9/07: Amazon スマホ 戦略: 無償の Kindle Phone と衛星ワイヤレス
11/08: Amazon の レモネード哲学 : こうすれば 新聞社くらい買収できる!
11/18: AWS re:Invent を、Kinvey の ワン・ストップ Hub から俯瞰する

 _  space

amazon-55aもう1つ、どのように Amazon が考えているのか、気になるところがあります。それは、AWS 上でのモバイル・アプリ開発を促進するための、Mibile BaaS(Backend as a Services)プロバイダーとの連携に関することです。ちょうど、昨年の今ごろは、Parse との間に蜜月感が漂っていたのですが、その Parse を買収したのは Facebook でした。また、それと同時に Google は、やはり BaaS の実力者である、Kinvery との提携を発表しています。もともと、ビジネスとしての水平分散を目指している、Parse や Kinvey といった BaaS プロバイダーたちは、特定の大手クラウド・プロバイダーとは馴染まない、彼ら独自のビジネス・モデルを持っています。したがって、Google と Kinvey の関係も、垂直統合には至りませんでした。この、モバイルバック・エンドという領域で、Amazon は、どのような方針を打ち出すのか? それも、2014年の見どころの 1つです。

AWS re:Invent を、Kinvey の ワン・ストップ Hub から俯瞰する

Posted in Amazon, Events by Agile Cat on November 18, 2013

The Hub for All AWS re:Invent Related Content
http://wp.me/pwo1E-6UX
Tuesday Nov 12, 2013 –
Kelly Rice
http://www.kinvey.com/blog/3441/the-hub-for-all-aws-reinvent-related-content

_ Kinvey

We’re excited to share with you our “AWS re:Invent Hub,” a one-stop-shop for all things re:Invent 2013.

ワン・ストップで re:Invent 2013 のすべてを紹介する、“AWS re:Invent Hub” が出来上がったので共有したい。

AWS re:Invent has quickly become a must-attend event for those interested in cloud computing, devops and web/mobile infrastructure. In just its second year running, it’s the talk of tech communities big and small. And with a lineup of speakers including the engineering teams at Netflix, Adobe, NASA and more, this year’s event is sure to be a big hit.

この AWS re:Invent だが、Cloud Computing/DevOps/Web/Mobile などのインフラに興味がある人々にとって、あっという間に欠かすことのできないイベントに成長した。 始まって、まだ 2年目であるが、あらゆるテック・コミュニティの話が満載だ。 そして、今年のスピーカーには、Netflix/Adobe/NASA などのエンジニアリング・チームも含まれ、大ヒット間違いなしというイベントになっている。

Seeing as there will be 175+ sessions, various keynotes, and an insane amount of tweets, videos and blog posts surrounding the event, it may be overwhelming for some to keep up with. That’s why we’ve decided to consolidate much of this content into one central location for all things re:Invent. Head on over to our “AWS re:Invent Hub,” powered by UberFlip, to stay on top of the most interesting and critical information from and about the popular event.

このイベントでは、さまざまなキーノートと、175 以上のセッションが提供され、また、ツイート/ビデオ/プログ・ポストといった膨大な情報が溢れているので、追いつくことができないと、諦めてしまいそうになる。 それこそ、一連のコンテントを一ヶ所に集める、この all things re:Invent を作ろうと思った理由である。 そして、UberFlip の力を借りて、この “AWS re:Invent Hub” を前面に押し出すことで、この人気のイベントにおける、最も興味深く、また、重要な情報を俯瞰できるようにしてみた。

↓ クリックで Facebook ページヘ ↓

_  space

If you’re lucky enough to be a re:Invent attendee, our Hub is chock-full of tips and tricks for navigating and making the most of it. If you’re missing out, our Hub can keep you informed on all the great stuff happening — so it will (almost) be like you’re there in person.

あなたが、ラッキーにも re:Invent に参加できたなら、そこで得られたヒントやトリックを最大限に活用するための情報の固まりとして、この Hub を利用できるだろう。また、参加できなかったなら、そこで生じた一連の事象を得るための Hub として利用できる。そして、その場にいたのと、ほとんど変わらないだけの、情報を引き出せるはずだ。

Head on over to our AWS re:Invent Hub for all the content you could want about Amazon’s event of the year.

さぁ、私たちの  AWS re:Invent Hub を利用して、今年の Amazon にイベントで、あなたが知りたいと思う情報にアクセスして欲しい。

ーーーーー

amazon-55aさすがは Kinvey さん! なんというか、至れり尽くせりの AWS re:Invent Hub です。 実は、ソウルで開催された Open Compute の Engineering Workshop に参加していたので、この re:Invent は気になりながらも、まったく追いかけきれないという状況でした。 ほんと、本文中でも指摘されているように、情報量も膨大であり、どこから見ればよいのかと、途方にくれていたので、この Kinvey Hub は大助かりなのです :) image

ーーーーー

<関連>

なんと! 2013 Q1 のクラウド売上は $2B : 順位は AM>SF>MS>IBM>GO
Telcom の持論 と Amazon の実践 : クラウド・バトルは どうなる?
Amazon AWS には、リージョン間で 200倍もの速度差があるって?
Amazon S3 の Object が、あっという間に2兆を超えた!
Amazon は Storage Gateway で オンプレミス を吸い上げる

Amazon の レモネード哲学 : こうすれば 新聞社くらい買収できる!

Posted in .Selected, Amazon, Businesses by Agile Cat on November 8, 2013

Former Amazon Employee Explains How The Company’s Business Model Really Works
http://wp.me/pwo1E-6SF

Jay Yarow – Oct. 28, 2013
http://www.businessinsider.com/amazons-profits-what-people-dont-understand-2013-10

_ Business Insider

Former Amazon employee Eugene Wei has a thorough analysis of Amazon’s business model, and why everyone seems to misunderstand the company.

元 Amazon 社員である Eugene Wei が、Amazon のビジネス・モデルと、この会社を誰もが誤解している理由を、徹底的に分析している

Last week, Amazon reported its second straight quarterly loss. Instead of dumping the stock, investors bought more pushing Amazon to new heights and prompting analysts to slap $400+ price targets on it.

先週のことだが、Amazon は四半期における収支が、二期連続で赤字だったとレポートしている。 しかし、投資家たちは Amazon 株を売り抜けるのではなく、新たな高値にまで押し上げ、400$+ をターゲット株価にするようアナリストたちに促した。

REUTERS/Richard Brian

This oddity — Amazon getting rewarded for not making money — led to the usual jokes on Twitter about Amazon being a charitable organization, as well as skepticism that it can ever make money.

この、稼がなくても報われるという奇妙な状況により、慈善団体になった Amazon というジョークが Twitter を賑わし、そもそも金を稼げるのかという疑念も生み出した。

Wei explains that both the jokes and the skepticism are wrong. Amazon is profitable in its retail operations, but it’s losing money overall because it’s investing in big opportunities to expand globally and crank up sales.

Wei は、これらのジョークや懐疑論について、どちらも間違っていると説明する。Amazon は小売り事業で利益を得ているが、全体的には損失を出している。なぜなら、グローバルな展開を促進し、売上高を加速するための、大きなチャンスに投資しているからだ。

He has a great analogy for explaining how Amazon works:

どのように Amazon が機能しているのかを説明するために、彼は素晴らしいの例えを提供してくれた:

To me, a profitless business model is one in which it costs you $2 to make a glass of lemonade but you have to sell it for $1 a glass at your lemonade stand. But if you sell a glass of lemonade for $2 and it only costs you $1 to make it, and you decide business is so great you’re going to build a lemonade stand on every street corner in the world so you can eventually afford to move humanity into outer space or buy a newspaper in your spare time, and that requires you to invest all your profits in buying up some lemon fields and timber to set up lemonade franchises on every street corner, that sounds like many things to me, but it doesn’t sound like a charitable organization.

私にとって、利益の上がらないビジネス・モデルというものは、一杯のレモネードを売るのに $2 のコストがかかるが、あなたのレモネード・スタンドでは $1 でしか売れない、という類のものである。しかし、$2 でレモネードが売れて、そのコストが $1 なら、素晴らしいビジネスだと判断できるだろう。 そして、世界中のすべての街角にレモネード・スタンドを構築しようとするだろう。さらに言えば、最終的には、その哲学を他の世界へと向けることもできるし、新聞社を買うくらいの余裕もできるだろう。しかし、そのためには、いくつかのレモン畑を購入し、すべての街角にレモネード・スタンドを建てるための材木も買わなければならない。 したがって、利益を出すための投資が必要になるのだ。いろいろな事があるようだが、慈善団体を作る話とは違うと思う。

Catch that? Amazon has a profitable business. It has figured out how to make money. Now, it’s investing in expensive stuff like fulfillment centers to create a more profitable, global business.

納得できただろうか? Amazon は、有益なビジネスを持っている。つまり、稼ぎだすための方法を。自ら考え出している。 そして、いまは、たとえば配送センターのような、より多くの収益を生み出し、グローバルなビジネス展開を実現するための、高額なコストを要するものに投資している。

His full analysis is worth a read, but if you’re short on time, here are the key points:

彼の全体的な分析を、読むことに価値があると思うが、忙しいなら、以下の要点を参照して欲しい:

  • His two-sentence explanation of Amazon’s business: "Amazon is a classic fixed cost business model, it uses the Internet to get maximum leverage out of its fixed assets, and once it achieves enough volume of sales, the sum total of profits from all those sales exceed its fixed cost base, and it turns a profit. It already has exceeded this hurdle in its past."
  • Amazon loses money on a few retail items, but when that’s happening it tries to correct the reasons it’s losing money. There are a few loss-leading items, but for the most part its retail operations are profitable.
  • Amazon as a platform is incredibly profitable. Lots of people and companies sell through Amazon, which has very little cost for Amazon.
  • Amazon is losing money because it’s investing like crazy in fulfillment centers, and other expensive things to stay 100 steps ahead of the competition. Amazon has found that cheap, fast shipping leads to a big jump in sales, so it’s investing in making that possible.
  • Amazon could turn a profit today if it stopped investing. Wei says Amazon turns a profit on almost all transactions. It posts quarterly losses because of its massive investments. A lot of people think Amazon will eventually be profitable when it has a monopoly on e-commerce and starts raising prices. That’s wrong, it just has to stop investing.

  • Amazon のビジネスを説明する、2つの視点: Amazon は、古典的な固定費によるビジネス・モデルに立脚している。ただし、その固定資産を最大限に利用するために、インターネットを活用している。そして、充分なセールス・ボリュームに達すると、すべてのセールスから得られる粗利が、その固定費を上回り、利益がもたらされることになる。さらに言えば、このハードルは、すでに超えている。
  • Amazon の赤字要因となるプロダクトもあるが、それが発見されると、損失の要因が修正される. たしかに、いくつかの損失をもたらすアイテムがあるが、その小売事業における大半のアイテムは高い収益を生み出している。
  • Amazon はプラットフォームとして、信じられないほどの利益を生み出す. 数多くの人々や企業が、Amazon を介して売買を行い、また、そのために Amazon に生じるコストは、きわめて少ない。
  • Amazon は、気違いじみた配送センターへの等して、財政を悪化させている。そして、競争を勝ち抜くためには、同じような投資に、次々と対応しなければならない. Amazon は、安価で迅速な発送が、セールスを大きく飛躍させることを知っているので、それを実現するために投資を続ける。
  • Amazon が投資を止めれば、すぐにでも利益が得られる. Wei によると、Amazon は得られた利益を、大半の取引に充当すると言っても過言ではない。そして、四半期の収支で損失を計上するのは、大規模な投資を継続しているからだ。Amazon が、電子商取引を独占し、価格の引き上げ始めたとき、最終的な収益構造が完成すると、数多くの人々が予測している。このような投資を止めるべきだという発言は、間違っている。

Disclosure: Jeff Bezos is an investor in Business Insider through hispersonal investment company Bezos Expeditions.

ーーーーー

amazon-55a素晴らしいというか、恐ろしいというか、とにかく徹底した合理化と、顧客への還元というのが、Amazon のコアを支えるポリシーということですね。 これに対抗できるのは、たとえば Pinterest などが取り組んでいる、ソーシャルとリアル店舗の組み合わせだと思うのですが、それ以外に勝ち目を見いだせるビジネス・モデルはあるのでしょうか? それと、Amazon が商品の価格を引き上げた時が、勝利宣言の時だと、文中に書かれていますが、そうなっても、値上げは少しだけにして欲しいですね。image

ーーーーー

<関連>

Apple vs. Amazon : リテールの収益をチャートで比較
Amazon のモバイル・ビジネス : その潜在能力を分析する
今度は Amazon.com がダウン : US リージョンで 約 45分間
Amazon AWS には、リージョン間で 200倍もの速度差があるって?
Amazon の 従業員数は 97,000 人 : ついに Microsoft に迫ってきた

 

Amazon スマホ 戦略: 無償の Kindle Phone と、衛星ワイヤレスって ホント?

Posted in .Selected, Amazon, Mobile, Post-PC by Agile Cat on September 7, 2013

Amazon planning to launch a free (Kindle?) smartphone, report says
http://wp.me/pwo1E-6Bn

Tom Cheredar - September 6, 2013 1:38 PM
http://venturebeat.com/2013/09/06/amazon-free-smartphone/

_ VB Mobile

Amazon is apparently working on a plan that would see the company build its own smartphone that it would offer to customers for free.

Amazon は、そのスマートフォンを、顧客に対して無償で提供するという計画に、明らかに取り組んでいるようだ。

Amazon’s Jeff Bezos
with the original Kindle

The information comes from a report by former Wall Street Journal reporter Jessica Lessin, who spoke with anonymous sources familiar with the plans. However, speculation about Amazon developing a low-cost, branded smartphone has been around for a while, as VentureBeat’s Devindra Hardwar pointed out previously.

この情報は、以前に Wall Street Journal のリポーターを務めていた、Jessica Lessin から提供されたものであり、この計画に詳しい匿名の情報筋からのものとされている。しかし、以前に VentureBeat の Devindra Hardwar が指摘したように、Amazon ブランドの低コスト・スマホについては、このところ推測が飛び交っている状況にある

Amazon also doesn’t want customers to be required to sign up for a wireless service plan when they purchase the smartphone, according to Lessin’s sources. That could mean that the phone will be positioned as a pre-paid smartphone product that potentially uses its own wireless network. Amazon was previously rumored to be testing a wireless service using spectrum from satellite company Globalstar.

Lessin の情報筋によると、Amazon は顧客に対して、そのスマホが購入されたときに、ワイヤレス・プランにサイン・アップするような状況を望んでいないようだ。つまり、それらは、プリ・ペイド・スマホとして位置づけされ、同社のワイヤレス・ネットワークを使用する可能性があるのだ。以前に Amazon は、衛星会社である Globalstar が提供する、ワイヤレス・サービス帯域をテストしているとウワサされていた。

At this point, none of the information has been confirmed by Amazon. We’re reaching out to the company and other sources for more information, and will update the post with any new info.

この点について、いかなる情報に、Amazon からは確認されていない。 私たちは、あらゆる情報を得るために、Amazon および他の情報源に接触しているところだ。そして、新しい情報が見つかれば、このポストを更新していく。

ーーーーー

amazon-55aAmazon が Kindle Fire でタブレット戦線に躍り出たときと比べて、そのスマホ戦略は入念に練り上げられているはずです。 Android と iPhone が、すでに強固なポジションを築いており、ここで成功するには、狭き門を通り抜けなければなりません。 また、Amazon から見ると、モバイル・キャリアは厄介な存在になるはずです。でも、このポストでお伝えしたウワサが本当なら、それらの前提条件を根底からひっくり返す、ゲーム・チェンジャーに成り得ますよね。 これは、面白い話です!image

ーーーーー

<関連>

Amazon のモバイル・ビジネス : その潜在能力を分析する
Amazon も Siri を追いかける : 音声認識の会社を買収
Amazon の Kindle Phone だが、その量産が 6月以降に ズレ込むらしい
Amazon AWS も、ついに モバイル BaaS に参入か?
Salesforce も Rackspace も、目指すは モバイル BaaS なのだ!
App Store の名称をめぐる、Apple と Amazon の係争が収束した

 

今度は Amazon.com がダウン : US リージョンで 約 45分間

Posted in .Selected, Amazon, Data Center Trends by Agile Cat on August 20, 2013

Amazon’s U.S. front end web site went down (and is now back up)
http://wp.me/pwo1E-6vR

By
Stacey Higginbotham
http://gigaom.com/2013/08/19/amazons-u-s-front-end-web-site-is-down/

_ Gigaom

photo: Flickr / William Christiansen

Summary: Amazon’s home page went down Tuesday. There’s no word on the cause, but this is the second big site outage in the last few days, given Google’s outage on Friday.

Summary: Amazon のホームページが、火曜日にダウンした。その原因について説明はないが、金曜日にサービを停止した Google に続いて、この数日間で生じた。大規模なサイトの停止となる。

Update: This story was updated through at 12:45 to reflect to new information and culmination of the outage.

Update: このストーリーは、サービス停止に関する新しい情報と状況を反映させるために、12:45 までアップデートされている。

Amazon.com, the front end of the Seattle-based retailing giant, went down on Monday afternoon for about 45 minutes, although the company’s cloud computing services stayed up and running. It’s unclear what was behind the company’s problems, although Google, another giant internet company has experienced a major, and rare, outage on Friday, just a few days before Amazon’s.

Seattle ベースのリテール・ジャイアントである Amazon.com だが、そのフロント・エンドが月曜日(8/19)の午後に、約45分間にわたってダウンした。 ただし、同社のクラウド・コンピューティング・サービスはダウンすることなく、走り続けている。 同社における問題の背後に、何があったのかは不明だ。もう一方の、インターネット・ジャイアントである Google も、Amazon の数日にあたる先週の金曜日に、とても珍しい、大規模なサービス停止を引き起こしている。

During, the outage regional Amazon sites were running, as were sites of Amazon-owned companies including Zappos and Diapers.com. The incomplete nature of the outage and some basic testing led Matthew Prince, the CEO of CloudFlare to note that, “The network routes are up and running for amazon.com. This appears to be a problem somewhere in the application or internal network and just for Amazon.com.”

このサービス停止が起こったとき、対象となるリージョンで稼働していたいのは、Amazon.com が所有するいくつかのサイトであり、その中には Zappos と Diapers.com も含まれる。 この障害がもたらした結果と、いくつかの基本的なテストにおける、不完全な性質(不一致?)を、CloudFlare の CEO である Matthew Prince は指摘している。 そして、具体的には、「 ネットワーク・ルーターは稼働しており、Amazon.com のために動いている。つまり、何処に問題があるかといえば、アプリケーションもしくはインターナル・ネットワークであり、また、Amazon.com であると思われる 」と、発言している。

The outage did take down the Kindle store, and some people reported trouble accessing and logging into Amazon’s Web Services.

この停止により、Kindle ストアが落ちている。 また、何人かの人々は、Amazon の Web Services へのアクセスとログインにおいて、問題が生じたとレポートしている。

The AWS management console experienced some hiccups beginning at 12:14pm PT and customers had some trouble logging until 12:32pm PT, although that may have been partly due to panicked AWS customers trying to ensure their instances and services were still working.

以下の、AWS マネージメント・コンソールによると、12:14 PT から、ちょっとした中断が始まっている。 そして、カスタマーのトラブル・ログは 12:32 PT まで続いている。しかし、その原因は、依然として動作しているインスタンスやサービスを確保しようとする、AWS カスタマーのパニックにあったようだ。

While Amazon’s web site outage likely resulted in a few lost sales, (and some freaked out resellers) its overall effect shouldn’t be too big. This is a far cry from an AWS outage in 2011 that took down the web sites of dozens of small and large companies for the better part of a day. And it certainly won’t be as large as Google’s outage when it comes to the internet as a whole. Google’s outage diminished global web traffic by roughly 40 percent.

Amazon の Web サイトが停止したことで、いくばくかの売上が失われたが、全体的な被害が甚大というわけではない(リセーラーたちは焦っただろうが)。この日における救いは、中小から大手にいたる、数十の Web サイトをダウンさせた、2011年における AWS のサービス停止とは、大きく異なったことである。また、インターネット全体におよぼす影響も、Google のサービス停止と比べると微々たるものである。先週の、Google におけるサービス停止により、グローバル Web トラフィックが、なんと 40% も減少したのだ

Related research

ーーーーー

TAG indexそれにしても、続くときには続くものです。Agile_Cat としても、頑張って訳しましたが、もう、ダウンタイムに関する記事はコリゴリです :) まぁ、それほど大きな被害にならなかったのが、不幸中の幸いですね。 Google も Microsoft もしかりですが、この規模のサービスになると、データセンター間での冗長性の持ち方が、被害を最小に押しとどめるポイントになるのかもしれませんね。今年の初めに、HighScalability に、『 Building Redundant Datacenter Networks is Not For Sissies – Use an Outside WAN Backbone 』というゲスト・ポストがありましたが、冗長性と言っても、とても多岐にわたるようです。 これからの、大きなテーマの1つなのだと思います。  image

ーーーーー

<関連>

Google が 5分ほど落ちた : そしたら 5千万円ほど 吹っ飛んだらしい
Google のダウンは数分で収まったが、Microsoft の Outlook は数日を要してしまった
Amazon AWS の障害を総括すると、クラウドの勝利が見えてくる_1
Amazon AWS の障害を総括すると、クラウドの勝利が見えてくる_2

OpenStack に必要なのは有力ベンダーであり、インターオペラビリティではないのだ!

Posted in .Selected, Amazon, Hybrid, IBM, OpenStack by Agile Cat on August 20, 2013

OpenStack Needs A Dominant Vendor, Not Interoperability
http://wp.me/pwo1E-6vC
Matt Asay – July 25, 2013
http://readwrite.com/2013/07/25/openstack-needs-a-dominant-vendor-not-interoperability

_ Read Write (2)

While the OpenStack community pines for interoperability, what it really needs is a dominant vendor.

The OpenStack community is infighting. Again. This time, as ever, some of OpenStack’s most prominent advocates are arguing over what interoperability means, and just who measures up. Ironically, what OpenStack needs to succeed has less to do with interoperable implementations of the OpenStack reference architecture and more to do with a single vendor imposing standardization on the community.

再び、OpenStack コミュニティに内紛が生じている。いつものように、いくつかの突出した OpenStack  支持者たちが、インターオペラビリティの意味するものについて、また、それを誰が測定すべきかという点について主張しているのだ。 皮肉なことに、OpenStack が成功するために必要なことは、OpenStack リファレンス·アーキテクチャにおけるインターオペラビリティ実装を最小に留めることであり、また、このコミュニティに標準化を課すシングル・ベンダーが、より多くの事柄に対応するようになることだ。

That’s right. OpenStack needs a hegemon.

正しく言えば、OpenStack は覇権者を必要としているのだ。

Every Community Needs A Leader

Red Hat Executive VP and President, Products and Technologies Paul Cormier

After all, no one talks about Amazon Web Services interoperability. Or, rather, we don’t ask Amazon to sit in committee rooms and conform its API to OpenStack, Cloudstack and other cloud offerings. Amazon dominates public clouds. It sets the standard and others either conform to its API or not. (At present, the OpenStack community continues to vote for "not," which leads industry pundits like Simon Wardley to dismiss it as a "dead duck.")

結局のところ、Amazon Web Services とのインターオペラビリティについては、誰も話題にしていない。 だからと言って、私たちは Amazon に対して、このコミッティの会合に参加し、OpenStack や CloudStack などのクラウド・サービスに対して、その API を準拠させたらどうかと、尋ねているわけでもない。Amazon は、パブリック・クラウドを支配している。 つまり、Amazon が標準を設定し、その API に、他者が準拠するか、しないかという状況にある。(現時点の OpenStack コミュニティは、" No" と投票している。 それは、Simon Wardley のような業界の専門家が、"Dead Duck" として、却下するような状況へと導く)

This is why Cloudscaling CTO and OpenStack luminary Randy Bias is spot on to deride OpenStack interoperability as key to its success:

以下は、Cloudscaling の CTO であり、OpenStack の指導者でもある Randy Bias が、その成功のカギとしての、OpenStack インターオペラビリティを冷笑する理由である:

The very idea that OpenStack requires interoperability to succeed is completely laughable. Interop doesn’t guarantee success.

OpenStack の成功において、インターオペラビリティが不可欠という発想は、きわめてバカバカしいものである。インターオペラビリティが、成功を保証するということはあり得ない。

— Randy Bias (@randybias) July 23, 2013

Far too often in the open-source community, we ascribe magical powers to committee-fostered interoperabilty, when the industry actually displays a remarkable tendency toward de facto standardization.

これまで、業界がデファクト・スタンダードへ向けて顕著な方向性を示すたびに、このオープンソース・コミュニティのコミッティが魔法のようなパワーを発揮し、インターオペラビリティを促進していくという期待が、あまりにも頻繁に生じてきた。

Linux, for example, really took off when the industry was able to rally around a single vendor, Red Hat, as its standard bearer. Perhaps it’s not surprising, then, that Red Hat executive vice president Paul Cormier declares that "OpenStack is Linux all over again," with a need for OpenStack’s disparate elements to cohere into a distribution that makes it consummable by the masses.

Linux の場合は、RedHat というシングル・ベンダーを、スタンダードの旗手として業界が認識したときに、ほんとうの意味で離陸している。おそらく、それは驚くべきことではない。 その後、Red Hat の Executive Vice President である Paul Cormier は、「OpenStack は Linux を再現するものだ」と宣言している。 それは、OpenStack における本質的に異なる各要素を、一貫性のあるディストリビューションに仕立て上げ、大衆が消費できるかたちにしていくという、ニーズを伴うものになる。

Red Hat At The Helm?

It’s not surprising that Cormier sees his company as the unifying center of the OpenStack universe. While there still is a long way to go in establishing OpenStack leadership, Red Hat currently sits in prime position to lead OpenStack just as it led Linux. Why? Because it contributes the most to the project:

Cormier が、OpenStack の宇宙を統一する中心として、自身の会社を認識しているに驚くべきではない。OpenStack がリーダーシップを確立するまでには、まだ、長い道のりが残っているが、いまの Red Hat は、Linux のときと同様に、OpenStack をリードするという重要なポジションを得ている。その理由は、このプロジェクトに、最も貢献しているからである:

クリックで拡大 ⇒
Source: OpenStack (Data compiled by Bitergia)

In open source, being the source of code matters more than source code. She who contributes most, controls (or influences) most.

オープンソースでは、コードのソースであることが、ソースコード自体よりも重要となる。 つまり、最大のコントリビューションを行なっている者が、最大のコントロール(影響力)を行使することになる。

Hence, even as the OpenStack community mulls over the introduction of RefStack, a proposed conformance testing system to help evaluate just how "pure" an OpenStack implementation is, OpenStack’s members are already jockeying to be RefStack. If Red Hat or another vendor establishes primacy in the community, its implementation will essentially become "RefStack."

したがって、OpenStack コミュニティが RefStack の導入を検討するのと同時に、そこで提案されるコンフォーマンス・テスト・システムが、"ピュア" な OpenStack 実装の評価を促進していくことになる。 そして、OpenStack のメンバーはたちは、RefStack なるための、主導権争いの中にある。 Red Hat などのベンダーが、コミュニティにおける優位性を確立した場合、その実装が、本質的な意味で "RefStack" になっていく。

Again, Linux illustrates how this will happen. As Red Hat established the lead in the early 2000s, the rest of the Linux vendors, led by Caldera, attempted to band together as United Linux. I was involved in these discussions and can report with some accuracy that they completely, totally failed. It turns out the market didn’t want a common Linux distribution created by committee. They wanted the industry standard, which happened to be Red Hat.

繰り返しになるが、こうした事象が起こることを、Linux が例証している。 2000年代の初めに、Red Hat が主導権を確立したとき、その他の Linux ベンダーは、Caldera が率いる United Linux として団結しようとした。私は、一連の議論に関与していたので、彼らが完全に失敗したことを、いくつかの正確性をもってレポートできる。そこで分かったことは、マーケットが欲したものが、コミッティにより作成された、 Common Linux ディストリビューションではないという事実であった。 マーケットが求めるものは、業界のスタンダードであり、たまたま Red Hat が、それになったということだ。

Choose Your Hegemon

There’s still a long way to go to determine who will lead OpenStack, though Red Hat currently occupies pole position. But whether Red Hat or Rackspace (which used to dominate) or IBM or another vendor, OpenStack’s success depends upon a single large vendor assuming leadership. Interoperability will follow, but it won’t be designed by committee. Rather, it will be imposed by a dominant OpenStack vendor, with the community necessarily conforming to its distribution.

現在のポール・ポジションは、Red Hat により占められているが、OpenStack のリードする者を決定するには、まだ長い道のりが残されている。それが、Red Hat もしくは、Rackspace(支配のために利用される)、IBM といったベンダーになるにしろ、OpenStack の成功は、大規模シングル・ベンダーが発揮するだろう、リーダーシップに依存することになる。そして、インターオペラビリティは、それに従うものであり、コミッティがデザインするものではない。むしろ、それは、支配的な OpenStack ベンダーにより課されるものであり、コミュニティとディストリビューションの間に、適合性が必ずしも存在するというものでもない。

ーーーーー

TAG index以下の事例にあるように、ユーザーとして Sony や、CERN、PayPal などが揃い、この 4月の Summit では、Bloomberg や、Comcast、HubSpot、Best Buy などがキーノートに登壇した OpenStack に、力強さを感じますね。 そして、最近は、AWS とのインターオペラビリティの、必要性に関する議論が盛んなようですが、そんなものは不要だと、バッサリ切り捨てているのが、この記事の言いたいところだと思います。その一方で、『 あなたは、Amazon から恩義を受けているが、それは一時的なものである。 その市場をとりまくエコシステムが、Amazon のエコシステム以上に成長するにつれて、現実には AWS クローンの市場が、AWS API をコントロールするようになり、その方向性を定めることになる 』という推測を、提供しているブログもあります。この戦い、ほんと、興味シンシンですね。__AC Stamp 2

ーーーーー

<関連>

OpenStack が3歳になった : 素晴らしく成長したが、まだまだ頑張らねば!
Rackspace が Sony を支援 : PlayStation 用の OpenStack プライベート・クラウド?
Rackspace と CERN が推進する OpenStack ハイブリッド戦略とは?
OpenStack Summit から学ぶべき、5つのポイントとは?
VMware から OpenStack へ : PayPal が 8万台のサーバーを移行させる

%d bloggers like this: