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HTML5 の普及には、センタライズされたフリーミアムが不可欠?

Posted in .Selected, Freemium, HTML5 by Agile Cat on June 7, 2012

HTML5 Slow Adoption Due to Cost, Fragmentation
http://wp.me/pwo1E-4ih
May 31, 2012 – By
Kevin Parrish
http://www.tomsguide.com/us/HTML5-Fragmentation-Chrome-iOS-Android,news-15416.html

_ toms guide

HTML5 development faces issues with cost and fragmentation says YouTube boss Andrey Doronichev.

HTML5 の開発は、コストとフラグメンテーションの問題に直面している、と YouTube のボスである Andrey Doronichev は言う。

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This week during a panel discussion at the Open Mobile Summit in London, Andrey Doronichev, Google’s executive in charge of YouTube, recently explained why the popular video sharing site has been slow in fully adopting HTML5. There are several factors involved, the biggest of which is the cost of building apps using the new markup language.

今週 London で開催された Open Mobile Summit のパネル・ディスカッションで、Google の YouTube 担当役員である Andrey Doronichev は、この人気のビデオ・サイトにおける、HTML5 の完全なアダプションが、このところ遅れている理由について説明した。 そこには、いくつかの要因があるが、最大のものは、この新しいマークアップ言語を用いた、アプリケーション構築のコストに関連するものである。

"Building apps with HTML5 is its own skill, it’s harder than iOS," he said. "The app has to work across websites on different browsers, so browser fragmentation is an issue."

「HTML5 を用いるアプリケーション構築には、そのためのスキルが必要であり、それは、iOS 以上に難しい。アプリケーションは、それぞれのブラウザ上で、複数の Web サイトをまたいで機能しなければならない。 したがって、ブラウザのフラグメンテーションが問題となる」と、彼は発言している。

clip_image001There’s also a problem of distribution. Unlike native apps developed for Android and iOS, there’s no central location where users can purchase and install HTML5 apps. "Distribution is another major problem, where to find it," he said. "Consumers don’t get HTML apps as there is no single place to go for the apps."

さらに、ディストリビューションの問題もある。 Android や iOS のために開発されたネイティブ・アプリケーションと異なり、HTML5 アプリケーションを購入/インストールするための、中心となる場所が存在しない。「ディストリビューションは、アプリケーションを探す際の、もう 1つの大きな問題である。 そのための単一の場所がないため、消費者は HTML アプリケーションを得ることができない」と、彼は言う。

Just recently Facebook began rolling out its HTML5 app catalog, and Mozilla’s own HTML5 marketplace is slated to be launched later this year. Google offers HTML5 apps via the Chrome Web Store, but as the title states, it’s only for the Chrome browser which is limited to the desktop and Android 4.0 "Ice Cream Sandwich." Based on these examples, there’s currently no single multi-platform storefront for HTML5 apps.

つい先日のことだが、Facebook が HTML5 アプリ・カタログを導入し始めた。 そして、今年の終わり頃には、Mozilla による HTML5 Market Place の立ち上げが予定されている。 Google は Chrome Web Store を介して、HTML5 アプリケーションを提供する。 しかし、タイトルから分かるように、それは Chrome ブラウザのための場所であり、そのデスクトップと Android 4 "Ice Cream Sandwich" に限定されたものとなる。こうした実例からして、現時点では、マルチ・プラットフォームに対応する、HTML5 アプリケーションのためのストアが存在しない。

Doronichev pointed out that there’s also an issue with payment. As it stands right now, there’s no clear stance. Plus Apple’s App Store holds the majority of the market share. "I don’t know who will win the majority payment market share," he said. "At the moment its Apple but in the future I don’t know, it could be something new."

Doronichev は、ペイメントに関する問題も指摘している。 現状においては、明確なスタンスが存在しない。 それに加えて、Apple の App Store が、マーケット・シェアの大半を支配している。 「ペイメント・マーケットのシェア争いで、誰が勝者になるのかは分からない。いまのところは Appleが強いが 、将来においては新しい展開があるかもしれない」と、彼は言う。

Still, with the release of Chrome for Android, there’s hope that Google’s mobile operating system will be key in helping HTML5 app adoption. Chrome could provide a more stable base for developers, he said.

依然として、Chrome for Android のリリースにより、HTML5 アプリの促進において、Google のモバイル OS が要になるという希望がある。 Chrome は開発者に対して、さらに安定した基盤を提供できると、彼は言う。

App developers new to the space should also consider the freemium model which essentially allows the consumer to use the app but purchase additional functionality from within. Amazon App Store director Aaron Rubenson made this revelation in a separate panel discussion, reporting that based on Amazon statistics, new apps using the freemium model tend to perform better for new development houses.

このスペースに新規参入するアプリ・デベロッパーたちは、消費者によるアプリの使用を本質的に妨げず、また、追加の機能に応じて購入が発生する、フリーミアム・モデルを考慮すべきである。 Amazon App Store の Director である Aaron Rubenson も、別のパネル・ディスカッションで関連する情報を発表した。それは、Amazon の統計に基づくものであり、フリーミアム・モデルを用いた新規のアプリケーションが、新規の開発会社に適しているという傾向を、レポートするものである。

"It’s important to remember downloading the app is only the first step. The pay-up-front model does still work for the right type of app with brand awareness. But there’s a shift towards freemium," Rubenson said. "Apps with more of a story that engage consumers in the long term tend to do very well. Monetization is significantly downstream, revenue doesn’t tend to come in on the day of download, or even in the week of download."

「アプリのダウンロードは、最初のステップに過ぎないことを肝に銘ずるべきである。 代金を先に支払うモデルは、ブランドが認識されているアプリにとって、依然として正しい方式である。 しかし、フリーミアムに向かって変化し始めている。 消費者を長期間にわたって惹きつけるストーリーを持つアプリケーションは、とても順調にいく傾向にある。 マネタイズは、明らかに下流に存在する。 ダウンロードされた日に、さらに言えば、ダウンロードされた週に、収入を得るという傾向にはない」と、Rubenson は発言する。

Still, there needs to be some kind of payment system in place for both new and experienced app developers for the freemium model to even work. As it stands now, consumers are dependent on Google Play, Amazon Appstore, Microsoft Marketplace and Apple iTunes to get their native app fill. Until there’s a widespread platform (like Chrome) and a centralized HTML5 marketplace, consumers will likely stick with what’s familiar.

そして、フリーミアム・モデルを上手く機能させるためには、新規/既存のアプリケーション・デベロッパーに対して、何らかの適切なペイメント・システムが必要である。 現状において、消費者たちはネイティブ・アプリを得るために、Google Play や、Amazon Appstore、Microsoft Marketplace、Apple iTunesなどに依存している。広範囲におよぶプラットフォーム(Chrome など)と、センタライズされた HTML5 マーケットが登場するまで、これまでどおりの方式に、消費者たちは縛り付けられたままとなる。

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TAG indexトレンドではあるのですが、それほど簡単に HTML5 が普及するとも思えません。Youtube あたりが率先して HTML5 シフトを推し進めてくれたらとも思うのですが、ここに書かれているように、そのコストは膨大なものになるのでしょう。そのための、HTML5 マーケットをという意見のようですが、そんな展開になったら、理想に近づけるはずです。 そしてフリーミアムですが、このモデルは素晴らしいと思います。 HTML5 にかぎらず、あらゆるソフトウェア製品や、各種のサービスとコンテンツが、このモデルを採用していくはずだと、最近は、そんな風に考えています。ちょっと地味で、かなり Google 寄りの書き方ですが、視点を与えてくれる良記事だと思います。 ーーー __AC Stamp 2

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