Agile Cat — in the cloud

OpenStack のデベロッパーたちに、ひじ鉄を食らってしまった Microsoft Hyper-V

Posted in Microsoft, OpenStack by Agile Cat on February 9, 2012

OpenStack Developers Ditch ‘Buggy’ Microsoft Hyper-V Support
http://wp.me/pwo1E-3TV
On February 2, 2012 by Eric Doyle
http://www.techweekeurope.co.uk/news/openstack-developers-ditch-buggy-microsoft-hyper-v-support-57951

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The OpenStack open source cloud project has ditched “unmaintained” Microsoft Hyper-V code from its core module

OpenStack(オープンソース・クラウド・プロジェクト)は、Microsoft Hyper-V のコードが保守されていないとして、そのコア・モジュールから排除した。

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The OpenStack open source cloud project will push Microsoft’s Hyper-V out of its infrastructure as a service (IaaS) framework, blaming poor support from Microsoft.  OpenStack Cloud-building software.

オープンソース・クラウド・プロジェクトである OpenStack は、Microsoft がサポートを怠っているという理由により、その IaaS フレームワークから Microsoft Hyper-V を排除しようとしている。  OpenStack は、言うまでもなく、クラウドを構築するソフトウェアである。

OpenStack, launched in 2010, aims to offer open surce cloud services. Its code review team decided to drop Hyper-V yesterday and a patch has already been developed and approved to remove existing code.  Hyper-V can now only be available within OpenStack as a plug-in – if Microsoft chooses to commit resources to developing it.

OpenStack は、オープンソースによるクラウド・サービスの提供を目指して、2010年に立ち上げられている。 そして、昨日(2/1)のことだが、そのコード・レビュー・チームが、Hyper-V を排除すると決定した。また、すでにパッチが作成され、既存の Hyper-V コードを削除することが承認された。  今後のことだが、もし Microsoft が、開発のためのリソースをコミットするなら、Hyper-V はプラグインとしてのみ、OpenStack の中で利用が可能になる。

Borderline functional

The issue blew up last Friday in a forum comment by Thierry Carrez, an OpenStack release manager, who suggested that Hyper-V support code should be removed from the next release of the framework. On the OpenStack Launchpad developer forum , Carrez described the Hyper-V support as being “broken and unmaintained”.

この問題が露呈したのは、先週の金曜日(1/27)である。OpenStack のリリース・マネージャーである Thierry Carrez が、そのフレームワークの次期リリースから、Hyper-V のサポートを取り除くべきというコメントを、フォーラムに提出したのだ。OpenStack Launchpad デベロッパー・フォーラムで、Hyper-V のサポートは「崩壊し維持されていない」と、Carrez は説明している。

Image(317)

OpenStack has three elements: Nova, the compute module; Glance, the image service; and Swift controlling object storage. All three modules have now been “feature frozen” ready for the final debugging and testing as part of Essex, the next release of OpenStack due in March.

OpenStack は、コンピューティング・モジュールである Nova/イメージ・サービスである Glance/オブジェクト・ストレージである Swift という、3つの要素により構成される。 それらの 3つのモジュールは、3月に予定される OpenStack の次期リリースである、Essex の一部として最終的なデバッグとテストを受けるために、「機能を固定」した状態で準備されている。

Carrez is overseeing the Essex project and suggested now was the time to remove the deadwood from the code.

Carrez は、この Essex プロジェクトを監督する立場にあり、また、そのコードから無用なものを取り除く、タイミングに差し掛かったと示唆している。

“Just as Nova enters feature freeze, it sounds like a good moment to consider removing deprecated, known-buggy-and-unmaintained or useless feature code from the Essex tree, “ he wrote.

「 Nove の機能が凍結されたことで、将来のサポートが保証されないコードや、バギーであり維持できないコード、そした不要な機能のコードを、Essex のツリーから取り除くことを検討する、良いタイミングになったと感じている」と、彼は記述している。

In reply, Ken Pepple, director of cloud development at Internap Network Services, wrote: “”Hyper-V support is missing support for even the most basic functions – volumes, Glance, several network managers, etc. We investigated it for our service, but found it only borderline functional.”

その回答として、Internap Network Services の Director of Cloud Development である Ken Pepple は、「 Hyper-V は、最も基本的な機能である、ボリューム/Glance/ネットワーク・マネージャーといった、最も基本的な部分のサポートを欠いている。 私たちは、このサービスについて調査したが、ボーダー・ラインの機能のみであることを見いだした」と記述している。

Having its code removed from OpenStack will be inconvenient for Microsoft. Several of its partners, notably Dell and HP, actively support the OpenStack project which is now in use at service providers including Internap.

そのコードを、OpenStack から排除されることは、Microsoft にとって不都合なことになるだろう。 Dell や HP に代表される、同社におけるパートナーの一部は、この OpenStack プロジェクトを積極的にサポートし、また、Internap などのサービス・プロバイダーたちは、すでに、それを使用する状況にある。

Windows servers are often a key part of a cloud infrastructure and several competing hypervisors are compatible with the operating system – the lack of connecting code could damage Microsoft’s contender, Hyper-V, which already faces massive competition from VMware, Citrix and others.

Windows Server は、大半のケースにおいて、クラウド・インフラストラクチャの重要パートとなり、また、このオペレーティング・システムとの互換性を持つ、いくつかの競合ハイパーバイザーが存在している。つまり、接続のためのコードの欠如は、VMware や Citrix といったライバルたちと競合している、Microsoft の Hyper-V にダメージを与える可能性がある。

It is also a time when the Openstack initiative is gathering momentum and is set to finally break its ties with founders NASA and Rackspace Hosting to become the OpenStack Foundation sometime this year.

そして、Openstack イニシアティブは勢いを増し、また、創設者である NASA や Rackspace Hosting に擁護される形態から、年内に OpenStack Foundation へと形を変える時期に差し掛かっている。

On hearing OpenStack’s intentions, Microsoft took notice and a company statement was issued: “Microsoft is committed to working with the community to resolve the current issues with Hyper-V and OpenStack.”

この OpenStack の意図に対して、Microsoft は自覚しているようだ。 そして、「Microsoft は、Hyper-V と OpenStack における現在の問題を解決するために、同コミュニティと協調し、作業を進めていくことを約束する」という、ステートメントを公表した。

The only way into Essex

With under two months to the release date, Microsoft would have had little time to update the code and the open source development team were concerned that any changes Microsoft made would break other systems and delay the release. The only way into Essex would have meant some serious V-jazzling of the code.

2ヶ月以内に迫っているリリース日という状況において、Microsoft がコードをアップデートする時間は、きわめて限られたものとなる。そして、OpenStack の開発チームは、Microsoft が施す変更により、他のシステムが影響を受け、また、リリースが遅れることを心配している。 Essex へと取り込む唯一の方法は、対象となるコードに対して、シリアスな V-jazzling を施すことになるだろう。

imageIn Carrez’s thread on the forum, he later revealed stronger feelings about Microsoft support, “Note that Hyper-V support, if fixed, can still reappear as an externally-maintained plugin or branch… This is not a technology choice, this is about maintainability in the core project. Since random developers can’t fix it, I don’t think it belongs to core code, especially as history proved that nobody really maintains it and keeps it up to date with new features. “

そのフォーラムにおける Carrez のスレッドでは、Microsoft のサポートについて、「Hyper-V のサポートが、もし完了するなら、外部的に保守されるプラグインもしくはブランチとして、最提出される可能性がある。それは、テクノロジーの選択ではなく、コア・プロジェクトにおけるメンテナンス性を考慮したものである。 それを、任意のデベロッパーが修正することは不可能なため、私はコア・コードに取り込みたいとは思わない。 とりわけ、保守を必要としないと証明され、最新の状態に常に保たれる、ヒストリーに含むことはできない」と、彼が強く感じている事が明らかにされている

He is referring to the fact that initial enthusiasm from Microsoft to support the project in October 2010, three or four months after its launch, appears to have waned. Microsoft appointed Cloud.com to supply and maintain the code but apparently little or nothing has been done to maintain or improve the code since the OpenStack Bexar release in April, 2011.

そして、2010年10月のころには、このプロジェクトをサポートしたいという、Microsoft からの熱意が存在したが、その立ち上がりから 3~4ヶ月後に弱まったという、彼の視点からの事実が述べられている。 Microsoft は、そのコードの供給と保守に関して、Cloud.com を指名したが、2011年 4月の OpenStack Bexar リリース以来、コードの保守を改善は、ほとんど成されていなかった

“I prefer to remove [Hyper-V support] rather than shipping it broken (or in an unknown state),” Carrez said.

「私は、OpenStack の出荷に影響が生じるなら、もしくは、その状況が把握できなくなるなら、[Hyper-V support] の削除を望みたい」と、Carrez は発言している。

Why Microsoft became so distracted possibly has to do with Citrix’s acquisition of Cloud .com in July, 2011. Citrix XenServer hypervisor is a direct competitor of Hyper-V so perhaps the ownership change of Cloud.com was seen as a threat.

Microsoft が、それほどまでに注意散漫となったのは、2011年7月の、Citrix による Cloud.com の買収に関係するのかもしれない。 Citrix XenServer ハイパーバイザーは、おそらく、Hyper-V の直接的な競争相手となるため、Cloud.com のオーナーシップの変更が、脅威として映ったのだろう。

As the developers were writing the removal code, Microsoft made a last-ditch attempt to buy time. The change documentation covering the approval process records core reviewer Joshua McKenty issuing a “do not submit” message to the developers. The reason was given as: “I’m on the phone with Microsoft right now, can we hold for a week and give them a chance to commit some resources for E4 [OpenStack Release 4 (Essex)]?”

デベロッパーたちが、撤去のためのコードを書いているとき、Microsoft は時間をかせごうという、最後の試みに邁進している。 その承認プロセスをカバーするドキュメト更新には、コア・レビューワーである Joshua McKenty がデベロッパーに発信した、「do not submit」というメッセージが記録されている。 その理由として、「1週間の猶予を与えることが可能なのか? また、E4 [OpenStack Release 4 (Essex)] に対して、リソースをコミットするチャンスを与えることができるか?」と、Microsoft と電話で協議している状況を挙げている。

A little later he approved the submitted code, commenting, “Ah, never mind. They really don’t care.”

少し時間が経って、彼はサブミットされたコードを承認したが、「ああ、彼らは本当に気にかけていないから、気にしないで」と、コメントしている。

<その他の報道>

OpenStack developers consider dropping Microsoft Hyper-V support
OpenStack and Hyper-V Interoperability Said To Be ‘Broken’
Microsoft pledges support for Hyper-V OpenStack
OpenStack Removes Hyper-V Support in Next Release
Microsoft: "committed to resolve current issues" with Hyper-V & OpenStack
OpenStack removes Hyper-V support in next release

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TAG indexMicrosoft から OpenStack へのコミットが始まった、2010年 10月という時期からすると、その判断は Ray Ozzie や Bob Muglia によるものと推測できます。 そして、オープンソースに対する Microsoft のスタンスですが、昨日 (2/8) にポストされた日本語版 Wired の記事を、以下に引用します。

clip_image001Ramji 氏と Ozzie 氏は、Microsoft でもオープンソースを積極的に受け入れるべきと主張、また Gutierrez 氏はそれを実現するための法的な枠組みを示した。しかし、他の幹部らはこの考えに強く異を唱えた。Bill Gates 氏が立ち上がったのはその時だった。

Bill Gates 氏は Microsoft を退社する一週間ほど前、社内ミーティングに出席した。議題はオープンソース・ソフトウェアだった。それは 2008年の夏のことだった。それまで何年もの間、Microsoft はオープンソースのコミュニティから、もっとも憎むべき敵とみなされていた。7年前の 2001年には、CEO を務める Steve Ballmer 氏が Linux を「たちの悪いガン」と呼んだことがあった。

このような、Wired に書かれた経緯と、一連の OpenStack サイドからのコメント合せて考えると、Microsoft のオープンソースに対する考え方が、依然として固まっていないように思えてしまいます。 以下の関連リンクは、2010年秋から2011年初頭にかけての、Microsoft における一連の人事を記録したものです。 また、最近の Hadoop に対するコミットや、オープンソースへの対応もピックアップしています。よろしければ、合せて お読みください。ーーー __AC Stamp 2

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<関連>

Microsoft が OpenStack に参加する背景
Microsoft を去る Ray Ozzie へ、Steveb からのメール
PDC と Silverlight について – Bob Muglia
Bob Muglia の辞任は、Windows Azure にとって悲運の呪文に?
Microsoft から Windows Azure アーキテクトが辞任する
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Linux を Azure に! OSS のエキスパートを求める Microsoft
Microsoft が発表した、OSS ベースのクラウド・サービスとは?

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